私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ガンテンイシヨウジ:夏の干潟の魚たち⑬

2017-07-06 07:11:54 | 夏の干潟の魚たち
ガンテンイシヨウジである。


もっとも川の近くで生活するヨウジウオである(私の暮らす地域では)。

「枯れ枝じゃんか!」という声に対しては「その通り!」と応じよう。
おそらく流木の小枝のフリして、スポイトでエサを吸い取っとるんであろう。

カメラの前でも寝そべった直立不動(?)のお姿でおられることが多いのである。
キリッと顔を上げるところなんかも凛々しいではないか!


さて、ヨウジウオ・タツノオトシゴはオスが育児袋で卵から孵化まで育てることで有名だ。
今頃でいうイクメンなのである。

ただ、私はこの常識となりつつあるイクメンについて一言ものが言いたい!

「オスが卵から孵化まで守り育てる魚は山ほどおるんじゃ!」と。  (ソッチかいっ!)

♬ カジカだって、アイナメだって、ヨシノボリだって~ ♫
みんなみんな育てているんだ!
イクメンなんだあ~! ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦ (メロディつけて読んでね)


魚たちは基本的に繁殖にかけるエネルギーが大きい。
産卵後に死んでしまう種類も多い。
子持ちシシャモを食べてみたことがある人は、一度は
「お前こんなに腹に子を抱えて産むのん大変じゃなあ~」と涙ぐんだはずだ。  (ぐむかいっ!)
魚のおかあさんは産むだけで十分仕事を果たしているのである。
オスが育児するのは魚の世界では割と当たり前なのである。

ヨウジウオ・タツノオトシゴは不幸にも卵を守る手段が見当たらずに腹の中で育てているだけじゃなかろうか?
一例だけど、ものも食わずに口の中で育てているテンジクダイのお父さんたちの方がツライと思うなあ。

と、スポットライトが当たってる魚には、ついツッコミを入れたくなるのであった。




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