2020年6月5日(金)
今日は、愛媛県松山市主催、夏井いつき選者「俳句ポスト365」の結果発表日。
兼題は『鰻』
エレキテル指先流る鰻の血
数句投句した中から、この句が唯一『並』に入選。
後は、全没。
『人』に選ばれるのは4連続でとまっちゃった。
素人なりに考えてみたら
上の句と下の句逆だったかな?
この句の形では、エレキテルが主役になってる気がするな。
そもそもニホンウナギ、六千kmも離れたマリアナ海溝で生まれ
レプトケファルス幼生という透明な柳の葉のような形で日本へとたどり着き
早春、針のように細く変身し
※ 当たり前のことですが、画像はすべて自前です。
4~6月頃、子ウナギとなり、川をさかのぼったり、河口干潟でとどまったりする。
4月:大きめの子ウナギ
成長のようすは各自バラバラ、出会えたエサの量によって変わる。
5月:さらに成長した子ウナギ
6月下旬:まだ小さいままの子ウナギ
11月:かなり成長した若魚のウナギ
12月:産卵または放精できるほどに成長した立派なウナギ
これから、産卵場のマリアナ海溝までの長旅が待っている。
コイツ、俗に瀬戸内名物『青うなぎ』と呼んでいいほど立派な個体だ。
もちろん採ったウナギは撮影後元の場所にすべて放流。
また、広島県では子ウナギの採取は禁止となってるから
遊びのガサではない過去記録であるとお断りしておく。
ここまでで、少し分かることがあるよね。
ニホンウナギの旬は夏ではないということだ。
産卵にそなえ、しっかり食べ栄養を蓄える晩秋から冬なのである。
「青うなぎ」とか「黄うなぎ」とか、いくらうんちくを言っても天然うなぎの旬は冬。
完全養殖までまだ数年はかかるから、育苗養殖で、現在の土用の鰻は成立してる。
季語としての鰻とは齟齬があるから、生き物屋として俳句作りはやりにくい。
エレキテルという人を驚かせる「静電気発生まやかし箱」で有名な平賀源内。
彼が、夏に売れなくなるウナギ屋さんの困窮と懇願にこたえて
「土用にはウナギ」というキャッチコピーを作り、流行ってしまった。
未だに、そのまま「土用ウナギ」なのである。
だから、もし私がウナギを食べるのであれば、初冬にする。(ずっと食べてないけどね)
また、ウナギの血液には微毒がある。
生で食べない理由の一つになっている。
もっとも生で食べれるよう調理できたとしても、さほど美味しくはない。
以上をふまえて、エレキテルの怪しさとウナギの血を重ねてみたんだけどなあ。
なお、ニホンウナギは環境省絶滅危惧ⅠB類。
シラスウナギをアジア諸国が獲り過ぎてるのが問題だ!という人もいる。
そう!
少し正解だけど、結局アジアのどの国が獲ろうと、殆どのウナギは日本人の腹に入ってる。
むしろ外国産のウナギの方が安く食えるから、私ら庶民としては助かる面もある。
つまり、どの国も獲り過ぎだ!が正解である。
そして、はっきり言えば『土用の鰻は美味しいねえ』なんてパクパク食ってる日本人が悪い。
喰わなきゃ売れない。
売れなきゃ獲らない。
そんだけのことだ。
だから、数年でいいから、資源回復のためにも
『ウナギかば焼き自粛要請』 できないもんかなあ。
ちなみに、日本にやってくるもう1種のオオウナギのことは
オオウナギ(鱸鰻)の子ウナギ :アヂアヂ台湾お魚旅㊿
に書いてるから、物好きな人はクリックしてみてね。
お~っ!
俳句の話であることをすっかり忘れてた。
私の周りもみんなそろって並ばかり。
並2つ喰った大喰らいの強者もいる。
確かに、はるか昔に『鰻重』並を喰って以来、食べてない。
鰻は並に限る!
そんな中、かみさんだけ『人』に入選!
俳句ポストで、初めて負けたあ~っ!
釣りと同じで、はじめだけ何回か勝たせておいて、途中から連敗連敗やもんな。
もう、俳句でも勝てる気がしなくなった、トホホホ・・・
なお、かみさんをはじめ、他者の俳句は一切載せない。
もちろん論評もしない。
そんなこた、句会とかラインとか内輪でやってればいいと思うから。
今日は、愛媛県松山市主催、夏井いつき選者「俳句ポスト365」の結果発表日。
兼題は『鰻』
エレキテル指先流る鰻の血
数句投句した中から、この句が唯一『並』に入選。
後は、全没。
『人』に選ばれるのは4連続でとまっちゃった。
素人なりに考えてみたら
上の句と下の句逆だったかな?
この句の形では、エレキテルが主役になってる気がするな。
そもそもニホンウナギ、六千kmも離れたマリアナ海溝で生まれ
レプトケファルス幼生という透明な柳の葉のような形で日本へとたどり着き
早春、針のように細く変身し
※ 当たり前のことですが、画像はすべて自前です。
4~6月頃、子ウナギとなり、川をさかのぼったり、河口干潟でとどまったりする。
4月:大きめの子ウナギ
成長のようすは各自バラバラ、出会えたエサの量によって変わる。
5月:さらに成長した子ウナギ
6月下旬:まだ小さいままの子ウナギ
11月:かなり成長した若魚のウナギ
12月:産卵または放精できるほどに成長した立派なウナギ
これから、産卵場のマリアナ海溝までの長旅が待っている。
コイツ、俗に瀬戸内名物『青うなぎ』と呼んでいいほど立派な個体だ。
もちろん採ったウナギは撮影後元の場所にすべて放流。
また、広島県では子ウナギの採取は禁止となってるから
遊びのガサではない過去記録であるとお断りしておく。
ここまでで、少し分かることがあるよね。
ニホンウナギの旬は夏ではないということだ。
産卵にそなえ、しっかり食べ栄養を蓄える晩秋から冬なのである。
「青うなぎ」とか「黄うなぎ」とか、いくらうんちくを言っても天然うなぎの旬は冬。
完全養殖までまだ数年はかかるから、育苗養殖で、現在の土用の鰻は成立してる。
季語としての鰻とは齟齬があるから、生き物屋として俳句作りはやりにくい。
エレキテルという人を驚かせる「静電気発生まやかし箱」で有名な平賀源内。
彼が、夏に売れなくなるウナギ屋さんの困窮と懇願にこたえて
「土用にはウナギ」というキャッチコピーを作り、流行ってしまった。
未だに、そのまま「土用ウナギ」なのである。
だから、もし私がウナギを食べるのであれば、初冬にする。(ずっと食べてないけどね)
また、ウナギの血液には微毒がある。
生で食べない理由の一つになっている。
もっとも生で食べれるよう調理できたとしても、さほど美味しくはない。
以上をふまえて、エレキテルの怪しさとウナギの血を重ねてみたんだけどなあ。
なお、ニホンウナギは環境省絶滅危惧ⅠB類。
シラスウナギをアジア諸国が獲り過ぎてるのが問題だ!という人もいる。
そう!
少し正解だけど、結局アジアのどの国が獲ろうと、殆どのウナギは日本人の腹に入ってる。
むしろ外国産のウナギの方が安く食えるから、私ら庶民としては助かる面もある。
つまり、どの国も獲り過ぎだ!が正解である。
そして、はっきり言えば『土用の鰻は美味しいねえ』なんてパクパク食ってる日本人が悪い。
喰わなきゃ売れない。
売れなきゃ獲らない。
そんだけのことだ。
だから、数年でいいから、資源回復のためにも
『ウナギかば焼き自粛要請』 できないもんかなあ。
ちなみに、日本にやってくるもう1種のオオウナギのことは
オオウナギ(鱸鰻)の子ウナギ :アヂアヂ台湾お魚旅㊿
に書いてるから、物好きな人はクリックしてみてね。
お~っ!
俳句の話であることをすっかり忘れてた。
私の周りもみんなそろって並ばかり。
並2つ喰った大喰らいの強者もいる。
確かに、はるか昔に『鰻重』並を喰って以来、食べてない。
鰻は並に限る!
そんな中、かみさんだけ『人』に入選!
俳句ポストで、初めて負けたあ~っ!
釣りと同じで、はじめだけ何回か勝たせておいて、途中から連敗連敗やもんな。
もう、俳句でも勝てる気がしなくなった、トホホホ・・・
なお、かみさんをはじめ、他者の俳句は一切載せない。
もちろん論評もしない。
そんなこた、句会とかラインとか内輪でやってればいいと思うから。
余れば社員での買い取りとかもしたりしてるのかもしれません。
土用にはウナギを食うという習慣や流行を断つしかないと思うんです。
買う側・消費側の問題だと思うんですよね。
今、未曽有の感染流行を防ぐための様々な自粛が進められてますよね?
生活環境は縮小しつつも、それなりに踏ん張っている。
これをウナギやクロマグロに置き換えてみたとき、本気やればできないことはないと思うんです。
なに、数年の辛抱じゃありませんか。
私は、買わない・食わないを続けていきます。