2023年1月2日(月)
アオバト Treron sieboldii メス
20230102 30cm強
中国・台湾・日本など、東アジアに生息するハト科の留鳥。
羽に赤紫色っぽい部分がないからメスだ。
漢字では『緑鳩』、かつて日本は緑色を『アオ』と呼んでいた。
今日、人けの少ない近くの神社へ初詣に出かけた。
私は基本、1年間の感謝を込めた終詣を重視していて
願い事が主たる目的になっている初詣は、近場ですませたり、行かなかったり・・・
何となく「願い事ばかりなのは我がままで自分勝手だ」と思うから。
そのついでに貯水池へ立ち寄って散歩。
と、池の反対側のコンクリート壁で「バサバサッ」と音がして・・・
「キジバトかなんかがいるのか?」と見つめると・・・
「アオバトだ!」
土砂崩れ防止用のフェンスの中に落ち込み、身動きできなくなっていた。
見上げると、上のフェンスは開いていて
おそらく↓のような所から転落したのだろう。
かろうじて隙間の広い部分で向きを変えたりもできるのだが・・・
車が通る度に「バサバサバサッ」とあわてふためいて・・・
とうとうフェンスに挟まった。
「お願いします! 助けてください!」と目が訴えているように感じつつ・・・
ためらった。
フェンスが頑丈なこともある。
公共の構造物をいたずらにいじってはいけないとも思った。
アオバトに起きたアクシデントも「自然の摂理」と受け止めるべきなのかもしれないとも・・・
「助けようよ」と言うかみさんに「無理っぽいよ」と散歩を続けた帰り道
アオバトはとんでもなくからまっていた。
思わず駆け寄った。
2人ともフェンスの下側に手をかけて思い切り引っ張った。
(上の画像は救出後、かみさんの手で他の場所でヤラセ撮影)
「広がるぞ!」
アオバト、羽が傷んではいる。
が、とりあえず元の態勢に戻ってくれた。
ならばと、下側からコケをほじくっていった。
たまっていた落ち葉も落としていった。
もし、これでアオバトがフェンスから出てくればそれだけでいい。
ただ、弱り切っていたら「記録の撮影もしておこう」という邪心もあった。
「出た~!」
と、アオバト元気に飛び去って行ってしまった。
撮影する余裕など、まったく与えずに・・・
ま、地元で間近に野生のアオバトを見たのは初めてだったから、それだけでありがたい。
もちろん、良いことをしたとも悪いことをしたとも思っていない。
目の前でもがき苦しんでいたら、自然に体が反応するのが人間の本能なのだと思う。
なお、アオバトの軌跡は数年前からあって☟
アオバトはいたっ!:状況証拠だけど・・・
こうして、会えたのも「何かの縁かもしれない」とも思った。
アオバト Treron sieboldii メス
20230102 30cm強
中国・台湾・日本など、東アジアに生息するハト科の留鳥。
羽に赤紫色っぽい部分がないからメスだ。
漢字では『緑鳩』、かつて日本は緑色を『アオ』と呼んでいた。
今日、人けの少ない近くの神社へ初詣に出かけた。
私は基本、1年間の感謝を込めた終詣を重視していて
願い事が主たる目的になっている初詣は、近場ですませたり、行かなかったり・・・
何となく「願い事ばかりなのは我がままで自分勝手だ」と思うから。
そのついでに貯水池へ立ち寄って散歩。
と、池の反対側のコンクリート壁で「バサバサッ」と音がして・・・
「キジバトかなんかがいるのか?」と見つめると・・・
「アオバトだ!」
土砂崩れ防止用のフェンスの中に落ち込み、身動きできなくなっていた。
見上げると、上のフェンスは開いていて
おそらく↓のような所から転落したのだろう。
かろうじて隙間の広い部分で向きを変えたりもできるのだが・・・
車が通る度に「バサバサバサッ」とあわてふためいて・・・
とうとうフェンスに挟まった。
「お願いします! 助けてください!」と目が訴えているように感じつつ・・・
ためらった。
フェンスが頑丈なこともある。
公共の構造物をいたずらにいじってはいけないとも思った。
アオバトに起きたアクシデントも「自然の摂理」と受け止めるべきなのかもしれないとも・・・
「助けようよ」と言うかみさんに「無理っぽいよ」と散歩を続けた帰り道
アオバトはとんでもなくからまっていた。
思わず駆け寄った。
2人ともフェンスの下側に手をかけて思い切り引っ張った。
(上の画像は救出後、かみさんの手で他の場所でヤラセ撮影)
「広がるぞ!」
アオバト、羽が傷んではいる。
が、とりあえず元の態勢に戻ってくれた。
ならばと、下側からコケをほじくっていった。
たまっていた落ち葉も落としていった。
もし、これでアオバトがフェンスから出てくればそれだけでいい。
ただ、弱り切っていたら「記録の撮影もしておこう」という邪心もあった。
「出た~!」
と、アオバト元気に飛び去って行ってしまった。
撮影する余裕など、まったく与えずに・・・
ま、地元で間近に野生のアオバトを見たのは初めてだったから、それだけでありがたい。
もちろん、良いことをしたとも悪いことをしたとも思っていない。
目の前でもがき苦しんでいたら、自然に体が反応するのが人間の本能なのだと思う。
なお、アオバトの軌跡は数年前からあって☟
アオバトはいたっ!:状況証拠だけど・・・
こうして、会えたのも「何かの縁かもしれない」とも思った。
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