私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シマイサキ   「はよ! しまい!」のサキは・・・      釣査27種目

2016-11-24 19:00:02 | 周縁魚
 2016年11月24日 木曜日

 シマイサキの幼魚である。


 正直に書くしかない。かみさんが釣った体長5cmほどの幼魚である。
このサイズでもタナゴ竿を大きく曲げてくれるから楽しくてたまらんかったろうなあ・・・・・・。
私はタモ網ですくったことは何度もある。が、釣ったことはない。悔しいのなんの・・・・・・

 こいつ、釣った時はこうだったのだ。


 夕暮れが近づき、「はよ竿しまい!先に撮影もせんといけんのんじゃろっ!」みたいに言われ、
しぶしぶ撮影にかかったために、シマイサキが夕焼けに染まってしまったんだねえ。
そのとき、私の頬も赤く膨らんだのだが、それは夕日と無関係である。

 結局、釣れなんだ。

 さて、私は「淡水」にこだわっている。私たちも淡水なしに生きられないし・・・・・・。
これまでの釣査26種もほぼすべて「人(魚)生のどこかで淡水の影響を大きく受けてる連中」なのである。

 このシマイサキもそうだ。
春の終わりごろ産まれた稚魚は、ある程度砂浜海岸近くで育った後に、河口などの汽水域や川の下流域へとやってくる。


 タモ網ガサの経験でいうと、小さな流木や落ち葉が底にある緩い流れの深みに多い。

 
 一回のタモ網で「うじゃうじゃ」採れたこともあった。
成長とともに黒っぽい体色から縦じま模様へと、それぞれの居場所と個性を大切にしつつ変わっていくような気がするね。
撮影ケースに入れ、観察してると、しばらくはひきつったように体をよじるようすが分かる。
まるで枯れ落ちた葉のように。

 おそらくシマイサキの幼魚は、
川から流れ積み重なった枯葉や流木の擬態(なったふり)をしているのではないかと思う。
成長とともにはっきり見えてくるたて縞も小さく黒ずんだ流木の真似なのかもしれない。
いじらしいもんだ。

 と言いつつ、これで4連敗。

 ま、負けているうちは「機嫌よく釣りにつきあってくれる」ので、良しとするか!


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