私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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アケボノソウ Swertia bimaculata とイヌセンブリ Swertia tosaensis

2022-10-28 09:38:29 | 植物
2022年10月28日(金)

アケボノソウ Swertia bimaculata

20221008 花径10mmほど

湿地帯周りを散歩していたら咲いていた。
リンドウ科の深く5裂した白色の小さな合弁花。
花弁に黄色い丸と紫色の小さな点をちりばめた模様を
命名者や昔の人は、「月」と「星」になぞらえたのかもしれない。

花も清楚で美しいが、名前も美しいと思った。

イヌセンブリ Swertia tosaensis

20221008 花径10mmほど

同じ日、湿地帯から少し離れた山道に咲いていた。
この花を知らなくて、アケボノソウに似ているなと思いつつ撮影。
帰宅後、イヌセンブリと知った。


白い花弁に紫色の筋が伸びている美しい花だ。
アケボノソウと比べても見劣りはしないと思った。

そして、どちらもセンブリ(Swertia) 属の花だと気付いて納得した。
納得したけれど、アケボノソウがその美しさでよく知られた花なのに対し、イヌセンブリはどうなのだろう?
センブリという別の花は、「千回抽出してもまだ苦い」という健胃薬として名を知られてきたけれど
イヌセンブリはその苦味もほぼないために、薬用にさえ使われない。
昔の人は、そんな相手にしていない植物に『イヌ~』と冠をかぶせてきているのでは・・・?

ただ、私にはどちらも負けず劣らず美しい花に映る。


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