私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ニセクロホシフエダイ(釣査177種目)も漁港の隅で : アヂアヂ台湾お魚旅⑪

2018-09-04 08:24:19 | 夏の台湾の魚たち
2018年9月4日(火)

台湾2日目(7月31日) この日5ポイント目の漁港で
ロクセンスズメダイを釣って興奮のるつぼに。
撮影もそこそこにすぐに竿を出す。

まだまだ茶色いんや黒いんが見えちょる。

「竿出してちゃんと釣ってえや。2人で釣った方がいろんなん釣れるけえな」 友へ向けて檄を飛ばす。
まったく海の魚に興味関心をもとうとしない友が
わざわざ海の魚を釣るためにアチコチ運転して連れてきてくれたというのにね。

と、ウキ下1mくらいにしたとき、漁港の壁のすき間から黄色いんがシュッ・・・
ウキがドンドン沈んでいき、軽くアワセてヒット。

ニセクロホシフエダイだった。 ワーイ! 177種目じゃあ!


軟調のタナゴ竿だからこれくらいのサイズでも上げるのには苦労する。
ワクワクドキドキする。

ホント日本国内で絶滅の危機にあるタナゴ類を釣ってた頃よりはるかに楽しい。
タナゴ釣り師の皆さん、ぜひタナゴ竿での海釣りを体験してみてほしい。
世界が広がるよ、きっと。
もちろん竿が折れることを覚悟しながらだケド。

これまた海水が汲めないまま私の飲み水で撮影。


さすがに弱っていき、体が傾く。


ササッと撮影をすませ海へ戻すと、シュシューッ・・・一気に泳いでく。
弱ったフリをしてただけならむしろありがたいことだ。

昨年夏に日本の漁港で釣ったヨコスジフエダイ(113種目)にも似てるケド・・・


比べてみると黒点と黒い縦帯や黄色の縦線なんかが全然違うことがはっきりわかる。

さて、ヨコスジフエダイの時も標準和名のヨコスジにケチをつけた。(タテスジじゃもんっ!)
今回もケチをつけるのである。

「ニセ~」という命名の仕方はいかがなものか?
クロホシフエダイが見つけられた後に「似てるから、似せてるから」という理由で
ニセクロホシフエダイと名前をつけられるのは少々乱暴で、
下手をすると「魚権侵害」で訴えられてもおかしくない気がするのである。(ま、魚は訴えんケド)
何も似せてるわけではなく、それぞれ別の魚として生きてるんだもんね。

ちなみに、クロホシフエダイは 台湾名:黒星笛鯛 英語名 Russell's snapper
一方、ニセクロホシフエダイは 台湾名:火斑笛鯛 英語名 Dory snapper
おまけに、ヨコスジフエダイは 台湾名:奧氏笛鯛 英語名 Brownstripe red snapper

名前をつけるセンスは国によっても様々だと分かるし、ニセモノにされるのは嫌だよね。

私だって「ニセフクヤママサハル」なんて呼ばれた日にゃ・・・(誰も呼ばんわな)

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