私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クダヤガラ:アマモ場ガサに誘われて①

2020-08-18 21:45:15 | 海水魚
2020年8月18日(火)

クダヤガラ


成魚になっても大きさは15cmどまり。
コイツは、10cmほどの若魚クラスかな?

背面を見せる瞬間もあって


夜、群れをつくって、エサをとるそうだ。

口の形を見ると、小エビ・アミ類も含めたプランクトン食っぽい。


福山大学の阪本先生が、学生たちと定期的に実施してる藻場の採集に誘ってくださったのである。

この春に、セトウチサンショウウオの生息地を案内し、下駄をあずけたんである。

そのお礼という訳でもないだろうが、干潮になる夕刻にあわせ
「一度、藻場の採集に来られませんか?」とのメール。
因島にある福山大学マリンバイオセンターへ、いそいそと出かけたということ。
お、いそいそではない。(磯ではないからね)
もばもばと出かけたんである。(どうでもええわい!)

クダヤガラは初見の魚、うれしゅうてうれしゅうて・・・・・・続く

ゴギ:備北漫遊記④

2020-08-17 18:12:14 | 純淡水魚
2020年8月17日(月)

ゴギ




イワナ4亜種のうち、中国山脈の源流域に生息してる。
イワナ4亜種のアメマス(エゾイワナ)・ニッコウイワナ・ヤマトイワナ・ゴギ
それぞれの特徴については、ここでは言わない。(イワナじゃけえな)

ゴギは、小ぶりで頭部に白い点や斑模様が広がるのが特徴。

7月19日、Tさんに備北の自然を案内してもらい
ヤマメを釣り上げたTさん、一人下流の極秘ポイントへ。
何せこの渓流の遊魚券はTさんだけが持っているし
もとより私のタナゴ竿では歯がたつ訳もなく
友は一人フラフラ上流へガサに行ってるしね。

「待っててください。ゴギ釣ってきますから」と・・・

ものの10分もたたないうちに
「釣れました!」と、平然と戻ってこられた。

魚体を傷めぬよう、タモ網は常に水中に


流石だねえ。

「ちょい側面も見せてくれる?」


「できたら腹面も撮影したいなあ」


Tさん、私のわがままに即座に応じてくれる。

「フラフラ出かけたヤツが帰ってくる前に撮影済ませて、釣れんかったことにしよか?」
「いえいえ、それは面白い提案ですが、却下します」

流石である。紳士である。

記念に、Tさんの釣り道具と撮影ケースを撮っといて


再度、くもりをしっかり落として撮影。


ゴギという少し変わった呼び名は、朝鮮半島から日本へ「たたら製鉄」「焼き物」などの文化とともに広がったとも言われてる。
韓国では肉全般をコギと呼んでることと関係してるのかもしれない。(例えば焼肉をプルコギとかね)

さておき、ゴギは広島県では地域指定の天然記念物。
その地域では、釣りももちろん捕獲は一切許されていない。

Tさんが案内してくれた渓流は、その範囲外の無名のポイント。

では、範囲外の有名なポイントではどんなことが起きてるかというと
・やたらと釣りまくり、持ち帰り、大漁自慢する釣り人による乱獲
・もっと釣れるようにと、他のイワナ亜種の放流

かくして、在来ゴギは減少の一途をたどり、交雑イワナとなり
ついでに、ヤマメもアマゴもごっちゃごちゃとなっていくのである。

ホント、節操ないなあ日本人。

亜種は、いわば地方の方言。
標準語ももちろん大切だが、だからといって方言を否定するする必要は全くないもんな。

と、そこへ友が嬉しそうにワラワラと戻ってきた。
「ええもん見つけたで~っ!すぐ見に行こ!行こ!」

親切心で言ってくれてるのであるが・・・

「ゴギ、撮影せんでええんな?」

「え~っ! ゴギ~だとぉ~っ!」

カウンターパンチは見事に友のテンプルにきまった。

私ら、天然在来のゴギを釣った場面に初めて出くわしたのだから・・・

もちろん言うまでもなく、キャッチ&テクピク&リリースしたよ。
※ テクピクとはテイクアピクチャーの省略形と、今決めた!


8月15日

2020-08-15 16:51:17 | 日常
2020年8月15日(土)

今日は、75年目となる終戦の日。
「終戦の日」、正しくは「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。

平和を祈念するには、諸外国との友好な関係が何より大切なのかも?と

日本の周りの国について少し調べて驚いた。

韓国は、この日を「光復節」と呼び、支配からの独立を祝う記念日にしてる。
確かに支配されてた側からみれば、そう思うのも当たり前かもしれない。

また、終戦の日は国によってさまざまなこと
5月4日 イタリア
5月8日 ドイツ
9月2日 米合衆国・イギリス・フランス・カナダ・ロシア
9月3日 中華人民共和国
(違ってたらごめんなさい)

なるほど、それぞれの事実・立場によって見方も日にちも変わるのだね。

韓国の光復節くらいは知ってたけど、同じ第二次世界大戦なのに知らんこと多いわ。


まるで、まどみちおさん作詞の「やぎさんゆうびん」みたいな気分。

(下手な絵でごめんなさい)

この詩が生まれたのも戦争真っただ中の1939年。

ご存知の通り、白やぎさんと黒やぎさんの終わりのみえない手紙のやりとり。
2匹のやぎ間での不条理なやりとりは、子ども心にやるせなかったことを覚えてる。

そして、今あらためて歴史的な背景を思うと、ついつい妄想がはじまる。

「ひょっとすると、対外国との外交での軋轢や誤解、立場の違いなんか暗示してるんかなあ?」
「故郷の恋しい人や仲間への手紙への検閲なんかも示してるのかも?」

「なぜ、白やぎさんは最初『食べることなく手紙を書けた』のか?」
「それは、最初、戦況が有利だった頃の日本国内の自由さの暗示なのか?」

なんてなことをね。

「怖いなあ、この詩!」と、勝手に震えてたりして・・・


そんなことはさておき、あらためて日本の「終戦の日」大切にせねばな、と思ったりして・・・


キツネノカミソリというアイテムで・・・

2020-08-14 18:05:30 | 植物
2020年8月14日(金)

お盆の中日
日頃からむやみな殺生もせず、生き物をそこそこ大切にしてるつもりだけど
なんとなく今日も野草の話。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)


ヒガンバナの仲間で、有毒だそうだ。
お盆の頃に咲くのも共通してる。

そんなこと知らんもんで、ユリの仲間と思い、ハムシなんぞを探し歩いたぞ!

よく考えれば・・・葉がどっこもかしこも出てないじゃん!


やっぱりヒガンバナの仲間なんやね。
しかも有毒となれば、寄りつく虫たち一匹もおらんかったのも納得!

あ~、探しまくったのにな。

と、キツネノカミソリの話を終らせるのはもったいない。

アイテムとして使えないか?

そう、今日は阪神vsカープ、BS1でのんびりと

『虎の威を借る狐』ということわざにちなんで
『トラの威を刈るキツネノカミソリ』

なんてな具合に赤い花弁でスパッとたたき切っちゃうなんてのはどうだ?

ついでに、7/31の巨人vsカープ(東京ドーム)5回表のこと。
カープ会澤翼への頭部死球の際に
『あ~っ!ジャイアンツにアクシデントです!』
と連呼した日テレの上重アナ。

そりゃあとちょっとで畠は勝ち投手のはずが退場だから、少しはわかるよ。
その巨人びいきは良しとして、頭部死球というアクシデントを受けた会澤への気遣いの言葉もなく
アクシデントを与えた側を何度も何度も憂慮する言葉なんてのは
人としていかがなもんだろうね?
人間として恥ずかしくないもんかね?

巨人ファンでさえ唖然とし、炎上してるというのに、日テレも一切反省の意も何もないまま・・・
社員が繰り返した不適切発言をとがめるということもなく。

いや、カープびいきで言ってるつもりじゃないよ。
ぶつけられた側の安否をまず心配するのが普通の人間でしょ?
死ぬかもしれない危険球だよ?

人として、会社としておかしいよね?

コイツらもたたき切っちゃらんといけん!

コピペ挨拶を広島・長崎でくり返したことも、その後の政府見解も・・・
(これ、皆さんきちんと文面と見解、目を通しておいた方がいいですよ)
人として、政府として何かおかしいよね?

広島も長崎も被爆による被害・惨状、後遺症・復興・・・抱えてる事情は個々に様々に違う!

コイツらも懲らしめてやらんといけんな!


いけっ! キツネノカミソリ!



え?
キツネノカミソリのカミソリって、葉の形がカミソリのように鋭いからだと?

葉なんてどこっちゃ出とらんかった・・・・・・
う~ん、たたき切っちゃるのは次、葉を見てからじゃ!

シシウド(猪独活)を代役に

2020-08-13 17:40:45 | 植物
2020年8月13日(木)

お盆だ。
帰省もままならぬまま、故郷の盆踊りも花火大会も中止のまま。

なんやかやと不便で不都合な事態が続いてるね。

虫や魚の話も、何となく殺生につながるから書きたくないしなあ・・・

そこで、そんな悩める私のために一花咲かせてくれてるのがシシウド


セリ科の植物だそうだが、まるで白い花火じゃん!

花火大会は中止になっても、シシウドの花は咲いてるぞっ!


「た~まや~っ!」と、まだ名を調べてないベニボタルに似た小さき虫も言ってるかも?

下から見上げられるほどに伸びてるのもあったりして


樹間の花火やんっ!

今夏の花火大会の代役として、納涼を楽しも!


猪独活や今年の小さき白花火