小石川植物園の森を歩いていると、5~7mほどの高木の黄葉の
蔭に赤い実が見えます。
ブドウのような房状の赤い実は間違いなくイイギリ (飯桐) 、
イイギリ科(Flacourtiaceae) Idesia polycarpa Maxim。
いつも、実だけを見ていたので、葉と一緒の状態は
初めてでした。
イイギリは雌雄異株で、実がついているのは雌株です。
なぜ飯桐なのかというと、昔その大きな葉がご飯を包む
のに使われたからだそうです。
ところで、ゴマノハグサ科に属するキリに対し、イイギリは
クロンキスト体系ではイイギリ科という独立した科とされています。
しかしWikipediaによると、最近の分子系統学研究の結果、
イイギリ科の一部は別系統のもので、しかも大部分のものは従来の
ヤナギ科と共通の系統であることが分かり、これに基づくAPG植物分類
体系ではこれらをヤナギ科に移しているということです(ダイフウシは
別のアカリア科)。
柳と同類とは、木も見かけによらないものですね。
(東京都文京区 小石川植物園 071208)
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