夏雪カズラとよく似た ツルドクダミの雪景色

川口市の埼玉県花と緑の振興センターでツルドクダミ が満開になっていました。
タデ科タデ属、学名 Polygonum multiflorum 。

この花は以前アップしたナツユキカズラ (夏雪蔓、Polygonum aubertii) とそっくり
で、去年あたりは見た見た！ と思ってやり過ごしていたのでした。あらためて
プレートを見てみると、ツルドクダミの塊根を生薬の強壮剤として何首烏 (かしゅう)
と呼ぶとあり、『何 (カ) という老人の頭が黒髪になった』 というので名づけられた
のだそうです。サツマイモのような硬い塊根で大きなものは重さ1kg以上になる
そうです。中国原産で、1720年 (享保5) に長崎に渡来しました。

どちらもツル性で繁殖力が強く、花や葉の様子は大変よく似ていて、花時も同じ
夏から秋と、ほとんど違いが分かりません。ナツユキカズラは花がつながった
感じになるような気がしますが、特徴と言えるかどうか。

ツルドクダミは塊根をもつ多年草、ナツユキカズラは木本というのが最大の違い
のようですが、地中がどうなっているか素人訪問者では掘り返すわけにもいきま
せん。花の様子がアップになっている写真が少ないのが残念です。
　　　　　　　(埼玉県川口市　埼玉県花と緑の振興センター　120929)


　　　　　　　　　　忍び寄るツルドクダミの雪景色　　rocky　　


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