つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

花萌し、春兆す。

2025年03月02日 18時35分35秒 | 草花
                        
まるで一週間前が嘘のようだ。
かれこれ一ヶ月近く行く手を阻み忍従を強いていた雪が、わずか数日で消えた。
気温が上がれば融けるのは道理と分かっていて、
何度も経験していても劇的に映るのである。
まだ肌寒くはあるが、ようやく春の兆しが垣間見えてきた。





それを象徴するのが、道端の寒桜だ。
春爛漫の桜花には比べる程のこともない寂しげな桜は、
あたり一面冬枯れの中に灯がともったような感慨を与えてくれる。
濡れそぼり風に揺れる小さく可憐な花が、逞しく思えた。
                       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする