競艇界の年間チャンピオンを決める戦い「第35回 グランプリ」が終わった。
王座についたのは、佐賀支部所属の「峰 竜太」。
また併催の「第35回 グランプリシリーズ」を制したのは、
やはり佐賀支部所属の「深川 真二」。
お江戸の「平和島競艇場」に、肥前侍の勝ち鬨(かちどき)が轟いた。
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年間ランク19位以下の上位レーサー達の争い「グランプリシリーズ」。
優勝戦の組み合わせは、
1号艇:池田浩二(愛知)
2号艇:深川真二(佐賀)
3号艇:坂口 周(三重)
4号艇:前本泰和(広島)
5号艇:秦 英悟(大阪)
6号艇:石渡鉄兵(東京)
「深川」は2コースからコンマ12のトップスタート。
インコースの「池田」にプレッシャーをかけて内側へ差し込み、
先に回った「池田」と、3コースから捲り差した「坂口」と、
三つ巴のデッドヒートに持ち込む。
内懐に舳先をねじ込んだ「深川」が競り合いを制し、
2度目のSG戴冠となった。
続く年間ランク18位以上のレーサー達の争い「グランプリ」。
優勝戦の組み合わせは、
1号艇:峰 竜太(佐賀)
2号艇:西山貴浩(福岡)
3号艇:寺田 祥(山口)
4号艇:新田雄史(三重)
5号艇:平本真之(愛知)
6号艇:松井 繁(大阪)
進入隊形は「松井」の前付けにより、スロー水域1236、ダッシュ水域45。
「峰」が、コンマ01のタッチスタートを決めて勝負アリ。
2度目のグランプリ制覇を達成した。
この優勝により、史上初の快挙が濃厚となった。
年間最高勝率・最多賞金タイトル・最優秀選手・年間最多勝・年間最多優勝、
タイトル総なめ、全部かっさらう事になるだろう。
僕は峰のファンではない。
しかし、ぐうの音も出ない。
このリアルが全て。
「まいりました」