【2014年8月19日】鈴木克昌代表代行・幹事長 記者会見
9月に夏季研修会をソウルで開催
9月に夏季研修会をソウルで開催
【 冒頭挨拶 】
しばらくぶりでこうして記者会見を開かせていただいたわけだが、あらためてカレンダーを見ると、今年もいよいよ残り少なくなってきたなと思う。
果たして12月までの中で、どんな政治的なドラマが含まれてくるのか、評論家的に見れば楽しみな部分もあるが、政局的に見ると国民の期待にどう応えていくかということで、我々に課せられた使命は本当に大きなものであると、そんなことを残り少ないカレンダーを見ながら改めて感じているところである。
まず私の方からは9月の3、4、5日の3日間、党としての夏季研修会をソウルで行うことになった。もうすでに各社にその旨は連絡がいっていると思うが、今日は少しその目的と内容について、まだ完全に煮詰まっているわけではないがご報告をさせていただきたいと思う。
今回の目的は3つあり、1つはいわゆる研修。それから2つ目は議員外交。そして3つ目は、あえて言うなら友情となろうかと思う。
まず研修について。9月4日の14時30分に国民大学訪問というのがある。国民大学には、2009年に小沢代表がここで講演をされており、当時は非常に大きな反響を呼んだ講演だったようだが、そこで総長が出迎えていただき、その後我々は研修をするという予定で考えている。
そこで名誉博士学位が小沢さんに渡されるということも聞いている。詳しいことは事務局から聞いていただきたい。
それから、いわゆる議員外交としては、4日の午前中が中心になるけれども、与党のセヌリ党や野党第一党の新政治民主連合を訪問し、色々と現状の韓国情勢等々勉強させてもらうということを考えている。
それから、同じく9月4日、昼食に約2時間ほど時間を設け、韓国側から大変多くの国会議員が出席いただけるということで、今伺っているだけでも与野党併せて最低20名程度ということだが、一緒に昼食を取りながらかなり突っ込んだ話し合いが出来るのではないかと思っている。
最後の友情だけれども、先ほど申し上げたように2009年の小沢代表の国民大学での講演を踏まえて、大学側が懇親の場を作っていただけるということであり、そういう意味でも非常に、研修・議員外交・友情という3つで、大変中身のある研修になるのではないのかと思っている。
それぞれのコーナーで頭撮りや代表のぶら下がり等色々と出来うる限り対応させていただこうと思う。
それから、昨日私の地元に近い豊橋市で小沢代表が講演された。これはあるマスコミ関係の記念講演ということなのだが、ご案内のように政治家の集会等で挨拶されるということはあっても、正式な形での時間を設けての講演というのは非常に珍しいことで、相当地元でも盛り上がったわけだが、その話の内容はともかくとして、講演後に小沢代表が記者のぶら下がり取材に対して、非常に政界再編の必要性を訴えられたという一幕があった。
その再編について、報道によると海江田代表から生活の党、社民党と統一会派をというような話も出ているように伺っているが、恐らく皆さんの関心はそこにあると思うけれども、現在のところ、小沢代表のところにも私のところにも、正式な形での会合のセットとか呼びかけというのはない。
ただ、私も今日、明日、明後日の3日間東京にいるということは、民主党の方にも連絡してあるし他党も承知をされているので、何らかの形でその間に連絡があるのか分からないけれども、うちとしてどうこうということは今思っていないが、そんな状況で冒頭に申しあげた12月末に向かってどんな風な動きが出てくるのか、私どももある意味では期待をしているが、国民の皆さんも野党がどのような形で与党に対する対抗勢力となっていくことができるのか。そこに非常に関心があるのではないか、そのように思っている。やはり一番大事なのは国家・国民ということが大事であり、その次が党の考えということになると思う。それ以外は、個人的な事というのは我党では一切考えずに、あくまでも国家にとって、国民の皆さんにとってということを中心に、これから諸判断をさせていただきたいと思っている。
【 質疑要旨 】•民主海江田代表の発言の受け止めと党首会談について
•消費税増税に対する考え方について
•民主党との統一会派に向けた問題について
•夏季研修会について
民主海江田代表の発言の受け止めと党首会談について
Q.
昨日、小沢代表は海江田代表がこのように動きだしたことは大変結構なことだという風な言い方をされたけれども、幹事長も今の民主党が野党をまとめていこうということは良いことだと受け止めているのかということと、以前話がでていた党首会談、その前段となる二幹二国、政調。その辺の話も全く進んでいないようだが進行状況を教えてほしい。(NHK)
A.
最初の民主党の海江田代表がそういう方向を出されたということについては、直接聞いたわけではないが、私は非常にいいことだと思っている。
ただ、問題は民主党の中にも色々お考えの方がいるようだから、その辺をきちんと方向を出してということでないと。
党として判断に誤りのないようにきちんとしたパイプ、きちんとした情報、そういうものを確認しながら事を進めていきたいと思う。
問題は2つあり、1つは民主党との問題ということになれば、我々が離党を余儀なくされた、離党したということに対する1つの考え方がある。2つ目は、党としての政策的な問題があると思う。
私は個人的には、小沢代表もそうだと思うけれども、離党したというのは一にかかって消費税だった。
消費税を絶対に認めないということではなく、あのタイミングで消費税増税と言うことは問題だと我々は主張したわけだから、そこのところに対してどのような、民主党として考え方を整理されるのかということである。
2つ目は当然のことながら、やはり政策の一致、不一致ということだけれども、これは小沢代表もそうだけれども、全て一から十まで全部政策が一致するということは有り得ないと思う。
極端に言えば、与党である自民党と公明党の中でもすべて一緒ということではない。しかしやはり連立可能というか、違いを含んでいるわけだから。
したがって、そういう観点からいけば私は根本的な問題が、政策の基本がお互いに了解しあえればすべてが合致しなくても、私は構わないのではないかと思っている。
したがって、今後の展開のポイントは、対民主党ということになれば、そこのところの、大きく言えば2つ3つの問題をどう考えるかということに尽きるのではないのかなと思っている。
それから、党首会談については、先ほども申し上げた通り、8月上旬ということで一旦は内々に双方準備をしていたわけだが、少し見送ろうということになっていてそのままである。
それも先ほど申し上げたように、何らかの形で呼びかけがあるかもしれないと思っているが、我々の方からとやかく申し上げる話ではないので、民主党からの声掛けを待っている。
消費税増税に対する考え方について
Q.
生活の党の消費税についてのスタンスを教えていただきたい。つまり、今8%に上がってしまい、景気の状況にもよるがさらに10%に上がることになっているけれども、これに対するスタンス考えを。(日本テレビ)
A.
いずれにしても我々が民主党から離党した時は、5%から8%へあの時期に上げるべきではないという基本的な考えでこういう結果になった。
現実には上がっているわけだから、この先については当然のことながら今後の経済の動向を見て、我々は賛否を決めていきたいと思っているが、今の見通しでいけば決してこの間言われているほど景気は回復していないと思っているので、そういう流れから言えば我々は10%に対して慎重な考え方であると思っている。
ただ、5%から8%へ上がった時とは多少流れは違うと思っている。5%から8%に上がった時と、それから8%から10%へ上がる時というのは、当然全く状況が一緒ではないわけで、上がったことを前提として景気をどう判断するかというのが、これからの我党としてのポイントになってくるのではないかと思う。
ただ、さっきも言ったように決して今の状況を景気が回復しているという判断を我々しているわけではないので、やはり10%に上げることについては慎重に考えていかざるを得ないのではないか。
Q.
全くもって否定するものではないけれども、今のところは慎重だということか。(日本テレビ)
A.
それは、景気状況を見ながらということだから、その状況を見るということについては、そんなのものは見ないでもいいと、最初からそんなのは全然だめだということではない。
あの時に上げるべきではないというのが我党のスタンスだったわけだが、それはなぜかと言えば2つ。1つは非常に景気が悪かったというのがある。もう1つは選挙で、シロアリ退治をしなければいけない、そしてまた我々が4年間解散までの間上げませんという約束をしたということから、我々はやはりそれは違うのだということだった。
民主党との統一会派に向けた問題について
Q.
民主党との統一会派ということだが、先ほど政策面で一致させることが大事だとおっしゃったが、もう一つ感情面というところで、民主党内にも小沢さんに対する警戒感があるかと思うし、国民も一回別れた党が、同じ党になるわけではないが一緒になるということに対して、なかなか理解できない部分があるかと思うが、その辺はどうクリアーにしていこうとお考えか。(テレビ朝日)
A.
もちろん、方向が出たわけでもないし、呼びかけがあった時に我々は真剣に判断をさせてもらう訳だが、ただ、過去を遡っていけば、そういうケースはいっぱいあった。離党するとか復党するとか、色んな形でまた元に戻るとか、完全に違う党で選挙に出てまた元に戻るとか。
冒頭申し上げたように、国家・国民にとってどういう判断が一番必要なのかということが私は大前提だと思う。政治はやはりそこにあるわけだから、我々の個人の感情や思惑、利害、得失で動くものではないとそう思っている。今大きく見れば与党に対して野党が結集をしていくということは、私は大きな国民の求める流れだと思っているから、そういうことから考えていくと、先ほど申し上げた2つの問題はクリアーをしていく必要があるのではないかと思っている。
Q.
小沢代表が、存在感が大きいだけにそこはなかなか。(テレビ朝日)
A.
我々の党を構成している代表が小沢さんだから、その小沢さんがどうのこうのと言われても、総合的にひっくるめて判断を進めていただかなければならないわけで、それ以外のことは全く考える余地もないし、私は考える必要がないと思うけれども。
Q.
そういう意味では、民主党内でそういう問題がクリアーされた上で、呼びかけがあった場合は、党内でも前向きに調整に入るお考えか。(読売新聞)
A.
それは、やはり今の世情からいって当然国民の皆さんはそれを望んでいるという風に我々は判断しているので、絶対にそんなことをやってはだめだという国民の声ではないと我々は判断している。
夏季研修会について
Q.
研修の件だけれども、与党と野党と党首に会われるのかということと、政権の幹部等と小沢代表が会う予定はあるのか。(NHK)
A.
今のところでは、向こうも夏休みに入っていてなかなかきちんとした連絡が取れない。今は与党に訪問する、野党に訪問するという大きな流れは出来ているが、では、そこで誰とというところまではまだ詰め切っていない。
訪問する側として誰々に会わせてくれなきゃいけないよとか言う話ではないわけで、ここは我々に対ししかるべき対応をしていただけるということを前提に進めているところ。
どなたというのは今の段階では分からないが、もう少し経てば分かると思う。
2014/08/19 に公開
8月19日、鈴木克昌代表代行・幹事長が記者会見を行いました。
しばらくぶりでこうして記者会見を開かせていただいたわけだが、あらためてカレンダーを見ると、今年もいよいよ残り少なくなってきたなと思う。
果たして12月までの中で、どんな政治的なドラマが含まれてくるのか、評論家的に見れば楽しみな部分もあるが、政局的に見ると国民の期待にどう応えていくかということで、我々に課せられた使命は本当に大きなものであると、そんなことを残り少ないカレンダーを見ながら改めて感じているところである。
まず私の方からは9月の3、4、5日の3日間、党としての夏季研修会をソウルで行うことになった。もうすでに各社にその旨は連絡がいっていると思うが、今日は少しその目的と内容について、まだ完全に煮詰まっているわけではないがご報告をさせていただきたいと思う。
今回の目的は3つあり、1つはいわゆる研修。それから2つ目は議員外交。そして3つ目は、あえて言うなら友情となろうかと思う。
まず研修について。9月4日の14時30分に国民大学訪問というのがある。国民大学には、2009年に小沢代表がここで講演をされており、当時は非常に大きな反響を呼んだ講演だったようだが、そこで総長が出迎えていただき、その後我々は研修をするという予定で考えている。
そこで名誉博士学位が小沢さんに渡されるということも聞いている。詳しいことは事務局から聞いていただきたい。
それから、いわゆる議員外交としては、4日の午前中が中心になるけれども、与党のセヌリ党や野党第一党の新政治民主連合を訪問し、色々と現状の韓国情勢等々勉強させてもらうということを考えている。
それから、同じく9月4日、昼食に約2時間ほど時間を設け、韓国側から大変多くの国会議員が出席いただけるということで、今伺っているだけでも与野党併せて最低20名程度ということだが、一緒に昼食を取りながらかなり突っ込んだ話し合いが出来るのではないかと思っている。
最後の友情だけれども、先ほど申し上げたように2009年の小沢代表の国民大学での講演を踏まえて、大学側が懇親の場を作っていただけるということであり、そういう意味でも非常に、研修・議員外交・友情という3つで、大変中身のある研修になるのではないのかと思っている。
それぞれのコーナーで頭撮りや代表のぶら下がり等色々と出来うる限り対応させていただこうと思う。
それから、昨日私の地元に近い豊橋市で小沢代表が講演された。これはあるマスコミ関係の記念講演ということなのだが、ご案内のように政治家の集会等で挨拶されるということはあっても、正式な形での時間を設けての講演というのは非常に珍しいことで、相当地元でも盛り上がったわけだが、その話の内容はともかくとして、講演後に小沢代表が記者のぶら下がり取材に対して、非常に政界再編の必要性を訴えられたという一幕があった。
その再編について、報道によると海江田代表から生活の党、社民党と統一会派をというような話も出ているように伺っているが、恐らく皆さんの関心はそこにあると思うけれども、現在のところ、小沢代表のところにも私のところにも、正式な形での会合のセットとか呼びかけというのはない。
ただ、私も今日、明日、明後日の3日間東京にいるということは、民主党の方にも連絡してあるし他党も承知をされているので、何らかの形でその間に連絡があるのか分からないけれども、うちとしてどうこうということは今思っていないが、そんな状況で冒頭に申しあげた12月末に向かってどんな風な動きが出てくるのか、私どももある意味では期待をしているが、国民の皆さんも野党がどのような形で与党に対する対抗勢力となっていくことができるのか。そこに非常に関心があるのではないか、そのように思っている。やはり一番大事なのは国家・国民ということが大事であり、その次が党の考えということになると思う。それ以外は、個人的な事というのは我党では一切考えずに、あくまでも国家にとって、国民の皆さんにとってということを中心に、これから諸判断をさせていただきたいと思っている。
【 質疑要旨 】•民主海江田代表の発言の受け止めと党首会談について
•消費税増税に対する考え方について
•民主党との統一会派に向けた問題について
•夏季研修会について
民主海江田代表の発言の受け止めと党首会談について
Q.
昨日、小沢代表は海江田代表がこのように動きだしたことは大変結構なことだという風な言い方をされたけれども、幹事長も今の民主党が野党をまとめていこうということは良いことだと受け止めているのかということと、以前話がでていた党首会談、その前段となる二幹二国、政調。その辺の話も全く進んでいないようだが進行状況を教えてほしい。(NHK)
A.
最初の民主党の海江田代表がそういう方向を出されたということについては、直接聞いたわけではないが、私は非常にいいことだと思っている。
ただ、問題は民主党の中にも色々お考えの方がいるようだから、その辺をきちんと方向を出してということでないと。
党として判断に誤りのないようにきちんとしたパイプ、きちんとした情報、そういうものを確認しながら事を進めていきたいと思う。
問題は2つあり、1つは民主党との問題ということになれば、我々が離党を余儀なくされた、離党したということに対する1つの考え方がある。2つ目は、党としての政策的な問題があると思う。
私は個人的には、小沢代表もそうだと思うけれども、離党したというのは一にかかって消費税だった。
消費税を絶対に認めないということではなく、あのタイミングで消費税増税と言うことは問題だと我々は主張したわけだから、そこのところに対してどのような、民主党として考え方を整理されるのかということである。
2つ目は当然のことながら、やはり政策の一致、不一致ということだけれども、これは小沢代表もそうだけれども、全て一から十まで全部政策が一致するということは有り得ないと思う。
極端に言えば、与党である自民党と公明党の中でもすべて一緒ということではない。しかしやはり連立可能というか、違いを含んでいるわけだから。
したがって、そういう観点からいけば私は根本的な問題が、政策の基本がお互いに了解しあえればすべてが合致しなくても、私は構わないのではないかと思っている。
したがって、今後の展開のポイントは、対民主党ということになれば、そこのところの、大きく言えば2つ3つの問題をどう考えるかということに尽きるのではないのかなと思っている。
それから、党首会談については、先ほども申し上げた通り、8月上旬ということで一旦は内々に双方準備をしていたわけだが、少し見送ろうということになっていてそのままである。
それも先ほど申し上げたように、何らかの形で呼びかけがあるかもしれないと思っているが、我々の方からとやかく申し上げる話ではないので、民主党からの声掛けを待っている。
消費税増税に対する考え方について
Q.
生活の党の消費税についてのスタンスを教えていただきたい。つまり、今8%に上がってしまい、景気の状況にもよるがさらに10%に上がることになっているけれども、これに対するスタンス考えを。(日本テレビ)
A.
いずれにしても我々が民主党から離党した時は、5%から8%へあの時期に上げるべきではないという基本的な考えでこういう結果になった。
現実には上がっているわけだから、この先については当然のことながら今後の経済の動向を見て、我々は賛否を決めていきたいと思っているが、今の見通しでいけば決してこの間言われているほど景気は回復していないと思っているので、そういう流れから言えば我々は10%に対して慎重な考え方であると思っている。
ただ、5%から8%へ上がった時とは多少流れは違うと思っている。5%から8%に上がった時と、それから8%から10%へ上がる時というのは、当然全く状況が一緒ではないわけで、上がったことを前提として景気をどう判断するかというのが、これからの我党としてのポイントになってくるのではないかと思う。
ただ、さっきも言ったように決して今の状況を景気が回復しているという判断を我々しているわけではないので、やはり10%に上げることについては慎重に考えていかざるを得ないのではないか。
Q.
全くもって否定するものではないけれども、今のところは慎重だということか。(日本テレビ)
A.
それは、景気状況を見ながらということだから、その状況を見るということについては、そんなのものは見ないでもいいと、最初からそんなのは全然だめだということではない。
あの時に上げるべきではないというのが我党のスタンスだったわけだが、それはなぜかと言えば2つ。1つは非常に景気が悪かったというのがある。もう1つは選挙で、シロアリ退治をしなければいけない、そしてまた我々が4年間解散までの間上げませんという約束をしたということから、我々はやはりそれは違うのだということだった。
民主党との統一会派に向けた問題について
Q.
民主党との統一会派ということだが、先ほど政策面で一致させることが大事だとおっしゃったが、もう一つ感情面というところで、民主党内にも小沢さんに対する警戒感があるかと思うし、国民も一回別れた党が、同じ党になるわけではないが一緒になるということに対して、なかなか理解できない部分があるかと思うが、その辺はどうクリアーにしていこうとお考えか。(テレビ朝日)
A.
もちろん、方向が出たわけでもないし、呼びかけがあった時に我々は真剣に判断をさせてもらう訳だが、ただ、過去を遡っていけば、そういうケースはいっぱいあった。離党するとか復党するとか、色んな形でまた元に戻るとか、完全に違う党で選挙に出てまた元に戻るとか。
冒頭申し上げたように、国家・国民にとってどういう判断が一番必要なのかということが私は大前提だと思う。政治はやはりそこにあるわけだから、我々の個人の感情や思惑、利害、得失で動くものではないとそう思っている。今大きく見れば与党に対して野党が結集をしていくということは、私は大きな国民の求める流れだと思っているから、そういうことから考えていくと、先ほど申し上げた2つの問題はクリアーをしていく必要があるのではないかと思っている。
Q.
小沢代表が、存在感が大きいだけにそこはなかなか。(テレビ朝日)
A.
我々の党を構成している代表が小沢さんだから、その小沢さんがどうのこうのと言われても、総合的にひっくるめて判断を進めていただかなければならないわけで、それ以外のことは全く考える余地もないし、私は考える必要がないと思うけれども。
Q.
そういう意味では、民主党内でそういう問題がクリアーされた上で、呼びかけがあった場合は、党内でも前向きに調整に入るお考えか。(読売新聞)
A.
それは、やはり今の世情からいって当然国民の皆さんはそれを望んでいるという風に我々は判断しているので、絶対にそんなことをやってはだめだという国民の声ではないと我々は判断している。
夏季研修会について
Q.
研修の件だけれども、与党と野党と党首に会われるのかということと、政権の幹部等と小沢代表が会う予定はあるのか。(NHK)
A.
今のところでは、向こうも夏休みに入っていてなかなかきちんとした連絡が取れない。今は与党に訪問する、野党に訪問するという大きな流れは出来ているが、では、そこで誰とというところまではまだ詰め切っていない。
訪問する側として誰々に会わせてくれなきゃいけないよとか言う話ではないわけで、ここは我々に対ししかるべき対応をしていただけるということを前提に進めているところ。
どなたというのは今の段階では分からないが、もう少し経てば分かると思う。
2014/08/19 に公開
8月19日、鈴木克昌代表代行・幹事長が記者会見を行いました。