世界最大の洋上風力発電、9月に稼働へ 1万6,000世帯分を供給(福島15/06/22)
2015/06/22 に公開
福島・いわき市で、世界最大の洋上風力発電がお披露目された。世界最大の風力発電の披露会には、国や自治体、企業などの関係者多くの人が集まり、注目度の高さがうかがえた。披露されたのは、浮体式洋上風力発電「ふくしま新風」。出力は7,000kW、一般家庭6,000世帯分の電力を供給する、世界最大の洋上風力発電。丸紅株式会社の福田知史国内電力プロジェクト部長は、「新たな分野を切り開いている姿を見せたい。復興の象徴になれるように育てたい」などと話した。
ふくしま新風は、6月30日に福島県沖に出港し、9月から稼働する計画となっている。海の上に浮かぶ風力発電、最終的には1万4,000kWもの電力を発電し、洋上風力発電としては、世界最大規模の施設になる。2013年11月には、2,000kWの風力発電が稼働した。それに加え、今回の7,000kWが9月から稼働予定、そしてもう1つ、2015年度中に、5,000kWが稼働する予定となっている。全てが順調に動けば、1万1,900世帯分の電力を発電することになる。また、この事業で4,000人の雇用と、年間500億円の経済効果が見込まれるという。日本の海の広さは、世界第6位と、資源に乏しい日本にとって、次世代のエネルギー供給の切り札となるか、注目されている。
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