経済産業省が、原発が立地する自治体を対象とした国の補助金を、2017年度から、原発の半径30キロ圏内の自治体にも支払う仕組みに変更していたことが13日、経産省への取材で分かった。17年度の予算額は16年度と同じ45億円で、対象自治体は150を超える。同省は仕組みの変更を報道発表していなかった。原発事故が起きた場合、広範囲の被害への懸念から、30キロ圏内には再稼働に慎重な自治体もある。立地自治体に限ってきた補助金の対象を拡大することは、再稼働への理解を得る狙いがあるとみられるが、経産省は「再稼働への同意を得る目的ではない」としている。(共同)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215384
22日投開票の衆院選。安倍首相は勝敗ラインを「与党で過半数(233議席)」なんて甘くみているが、既に自民党内からは「50議席前後減らせば、安倍退陣だ」との声も聞こえてくる。公示前勢力の284から50減なら、単独過半数を割り込む可能性もあり、党内がガタガタしてくるのは間違いない。そこで本紙は、自民が前回14年の選挙では小選挙区で勝利したものの、今回は苦戦を強いられている選挙区に注目。政党やメディアなどの情勢調査も参考にピックアップしてみたところ、現段階で実に48選挙区が大接戦になっており、自民が選挙区を失う可能性があることが分かった。
■新潟は全敗も
48選挙区は別表の通り。北海道は共産党が立憲民主との選挙協力で候補者を降ろしたことがテキメン。東北でも1区や2区で自民が厳しい戦い。関東圏でも自民の取りこぼしが多数出そう。小池希望が失速気味の東京は、逆に立憲民主が元気だ。新潟は全ての選挙区が接戦。共産との選挙協力の効果もあり、自民が6つ全て落とすこともあり得る。大阪は維新が自民の議席を多数奪いそう。意外なのは、前回、自民が圧勝だった四国や九州だ。横並びで戦っている選挙区がいくつもあり、閣僚経験者とて安泰とは言えない。政治評論家の野上忠興氏がこう言う。「昨年の参院選では、農業従事者を中心に『東北の乱』が起きた。地方が疲弊しているのは全国的な話で、西日本は自民党の金城湯池だから大丈夫と思っていると、取りこぼしが出て、驚く結果になるかもしれません。世論調査などを見ても、『安倍首相は嫌だ』という人は依然多い。当然、比例も減らすことになるでしょう」
民進党の分裂や小池希望の失速以上に、有権者の「反アベ」は根強い。安倍首相を退陣させられるなら一票……。まだまだあるゾ。◎頑張るぞ~い。アベ自民党打倒(^^)
安倍首相の嘘と強弁が止まらない!「籠池さんは詐欺をはたらく人だから、妻は騙された」
10月12日付「リテラ」記事、転載。
「安倍首相の嘘と強弁が止まらない!「籠池さんは詐欺をはたらく人だから、妻は騙された」国民を騙してるのは、おまえだ!」「妻は騙されてしまったのだろう」昨晩、『報道ステーション』(テレビ朝日)で最後のテレビ党首討論が放送されたが、そこで安倍首相がついに、こんなことを言い出した。森友学園問題について、昭恵夫人は籠池泰典前理事長に騙されたと主張したのだ。発言までの流れはこうだ。森友問題について問われた安倍首相は“籠池氏に会ったこともないし、妻も直接頼んだりしていない”と主張すると、いつもの如く「籠池さん自体が詐欺で逮捕され、起訴されました」と言い、疑惑の本丸である国有地値引き問題とはまったく関係のない補助金不正受給の話をもち出した。そして、こう言い放ったのだ。「こういう詐欺をはたらく人物のつくった学校でですね、妻が名誉校長を引き受けたことは、やっぱり問題があったと。こういう人だから騙されてしまったのだろうと」そもそも国の補助金不正受給に詐欺罪を適用することには法律関係者からも疑問の声があがっているが、安倍首相がここまで「詐欺、詐欺」と繰り返すとそのための「詐欺罪」だったのかと勘繰りたくなる。だいたい、騙されたも何も、安倍首相自身が籠池氏の教育を褒め、“同じ志をもった人”と言っていたではないか。2月17日の衆院予算委員会での安倍首相の発言はこうだ。「うちの妻が名誉校長になっていることは承知をしておりますし、妻からこの森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いております」「いわば私の考え方に非常に共鳴している方」さらに、2015年9月におこなわれた塚本幼稚園での講演で、昭恵夫人ははっきりこう話していた。「こちら(森友学園)の教育方針はたいへん主人も素晴らしいというふうに思っていて」「時間があればぜひこちらにも寄らせていただきたいと言っていた」つまり、安倍首相自身も、教育勅語を園児に暗唱させるなどの籠池氏の軍国教育を称賛していた。そうした経緯もあって、昭恵夫人はこの講演会で「籠池園長、副園長の本当に熱い熱い思いを何度も聞かせていただいて、この瑞穂の國記念小學院で何か私もお役に立てればいいなと思って」と話し、名誉校長に就任したのだ。自分たちから惚れ込んで肩入れしていたのに、これを「騙された」と言うのか。ここまでわかりやすく自己保身のために人を裏切り手のひら返しをすること自体が人として信用ならないが、その上、安倍首相はお得意の「嘘」も連発した。森友でも、加計でも、安倍首相は嘘とスリカエのオンパレード そのひとつが、共産党の志位和夫委員長が話題にした、総理夫人付き職員だった谷査恵子氏のFAX問題だ。あらためて振り返ると、籠池前理事長は2015年10月、小学校建設地の土地取引について昭恵夫人に電話をし、留守電にメッセージを残した。すると谷氏が財務省の国有財産審理室長である田村嘉啓氏に問い合わせ、回答を引き出した上で籠池前理事長にFAXで報告をおこなった。そこには〈引き続き、当方としても見守ってまいりたい〉〈本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております〉と記されている。このFAXで財務省に伝えられた籠池前理事長の「要望」について、志位委員長は「満額回答だった」と述べたのだが、安倍首相は「反論させて」と言い出し、「夫人付きの人がFAXで訊いたことについては『満額』と仰ったが、ひとつも実現されてません」「満額ではないです」「まったく違います」と主張したのだ。何を言うか。籠池氏がこのとき要望していたことは、その後すべて「実現」している。これは明確な事実だ。FAXで示されている「50年定借への変更の可能性」については籠池氏がもっとも切望していた土地の買い上げというかたちで翌年6月に実現しているし、「土壌汚染を理由にした賃料半額」の要望も月額換算でその通りに、さらに「工事費の立て替え払い」も年度が変わってすぐの4月6日に支払われている。どこからどうみても「満額回答」だ。いや、「満額回答」になっていることも大問題だが、そもそも総理夫人付きという肩書きの職員が財務省から回答を引き出す、そうやって口利きしていたことも根本の問題なのだ。それを菅義偉官房長官などは「谷氏が個人でやったこと」などと責任をなすりつけ、いまでは谷氏をイタリアに“栄転”させてしまった。疑惑のオンパレードではないか。しかし、安倍首相の嘘は、加計学園問題の話題でも飛び出した。『報ステ』の富川悠太キャスターは、安倍首相が加計学園の獣医学部新設計画を「今年の1月20日まで知らなかった」という国民が仰天した、あの発言に言及。しかも、安倍首相が「テレビが報じない」と連呼する加戸守行・前愛媛県知事の「声をかけてくれたのは加計学園だけ。愛媛県にとっては12年間、加計ありきで参りました」という証言を引き、「『12年間加計ありきで来た』と加戸さんはおっしゃっていますが、それでも総理は(加計学園の獣医学部新設計画を)知らなかった?」と尋ねたのだ。すると、安倍首相は“それは加戸証言の一部だけ取り出している”などと非難を口にし、「それ以外にも重要な証言を加戸さんはされている」と反論。なぜか、加戸氏が“鳥インフルエンザや口蹄疫の問題を対応する獣医師の公務員や産業獣医師がいなかったが応じてくれたのは加計学園だけだった”と証言したことを強調しはじめた。
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