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★<東京新聞社説>米大統領選 うそや差別は許さない

2024年08月08日 10時34分25秒 | ●YAMACHANの雑記帳
 米民主党は11月の大統領選に向けて、ハリス副大統領(59)を候補者に正式指名。ハリス氏はミネソタ州のワルツ知事(60)を副大統領候補に選んだ。これに対し共和党候補のトランプ前大統領(78)はハリス氏を中傷し、憎悪に火を付ける手法で攻撃している。
 うそや差別は、分断を煽(あお)る危険な刃(やいば)となる。民主主義国家を守るには、うそや差別を許さず、中傷合戦から脱する必要がある。
 選挙情勢はバイデン大統領(81)の選挙戦からの撤退で一変。ブルームバーグ通信などが7月30日に公表した世論調査結果では、選挙の行方を左右する東部ペンシルベニアなど激戦7州全体の支持率はハリス氏48%、トランプ氏47%と競り合う展開になっている。
 こうした状況に危機感を抱いたのか、トランプ氏は7月31日、インド系の母とジャマイカ系黒人の父を持つハリス氏を「これまでインド系だとアピールしていたが、急に黒人(とのアピール)になった」と攻撃した。
 しかし、ハリス氏は以前から黒人の血を引くことを公言しており、トランプ氏の発言は人種差別だとの批判を招いた。
 トランプ氏を支持する実業家マスク氏は、保有するX(旧ツイッター)でハリス氏をおとしめる偽動画を拡散。誤解を招く合成画像の共有を禁じたXの規約に自ら違反した疑いがある。共和党副大統領候補バンス氏(40)は3年前、夫の子どもの継母であるハリス氏らを「子どものいない女性」で「みじめ」と発言していた。
 政敵への中傷は共和党に限らない。民主党支持者の間でも、トランプ氏への銃撃は、同氏が求心力を高めるためのでっち上げだったとの偽情報が出回った。
 米国は民主主義国家であり、主権者たる国民が政策の是非を議論し、判断する。前提となる情報が虚偽であれば判断を誤り、差別は分断を煽り、対話を阻む。
 独裁的な国家が広がる中、米国が引き続き民主主義国家群の指導的役割を果たし続けられるのか。世界中が注目していることを、米国民には忘れてほしくない。

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