実態を裏帳簿で 古屋議員にパーティー収入過少申告の疑い
古屋圭司氏(C)日刊ゲンダイ
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第2次安倍内閣で拉致問題相や国家公安委員長などを務めた“アベ友”の古屋圭司・自民党衆院議院運営委員長(65)の事務所が、裏帳簿を使って政治資金パーティー券の売り上げをゴマカし、政治資金収支報告書で収入を過少申告していた疑いが発覚した。政治資金規正法違反(虚偽記載)にあたる恐れがある。17日の朝日新聞が報じた。 朝日新聞は、古屋氏が代表を務める資金管理団体「政圭会」が2016年7月に都内で開いたパーティー「政経フォーラム」に関する手書きのノートのコピーを入手。ノートには、1枚2万円のパーティー券の番号、企業・団体などの名称、購入を依頼した枚数などが列記されており、実際に入金があった枚数が○印で囲まれていた。 ノートによれば、このパーティーには311企業・団体などに計800枚のパーティー券購入を依頼。実際には218企業・団体から計594枚(1188万円)の入金があった。しかし、政圭会の16年分の収支報告書に記載されたこのパーティーの収入はおよそ半額の642万円だった。 朝日新聞の取材に複数の事務所関係者は、このノートを「パーティー券の販売実態を記した事実上の裏帳簿」と認めた。また、1回の収入が1000万円以上になると、報告書に購入者数を記載する義務が生じるため、「たとえば収入20万円のうち10万円だけ申告し、残りは裏金とするといった手法で、記載額が1000万円を超えないように調整している」と説明したという。 古屋氏は取材に対し「秘書に任せているので分からない」と答え、経理担当の秘書はノートは古屋事務所のものと認めたが、「発送リストであり、入金帳簿ではない」としている。古屋氏は衆院岐阜5区選出で当選10回。これまでに一体いくらゴマカしてきたのか。(秘書の責任とすれば、許されるのか!古屋氏は、以前、小沢氏を根拠もなく徹底批判してた政治資金規正法違反問題(虚偽記載)を忘れたのか?)