穴にハマったアリスたち

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Yahoo!ニュース:「やなせたかし氏 日本人の正義とは困った人にパン差し出すこと」

2011年05月03日 | 王様の耳はロバの耳
Yahoo!ニュースより。

やなせたかし氏 日本人の正義とは困った人にパン差し出すこと

[引用]

 「アンパンマン」を創作する際の僕の強い動機が、「正義とはなにか」ということです。正義とは実は簡単なことなのです。困っている人を助けること。ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです。

(中略)

 つまり、正義を行う人は自分が傷つくことも覚悟しなくてはいけない。今で喩えると、原発事故に防護服を着て立ち向かっている人々がいます。自分たちが被爆する恐れがあるのに、事故をなんとかしなくてはという想いで放射能が満ちた施設に向かっていく。あれをもって、「正義」というのです。怪獣を倒すスーパーヒーローではなく、怪獣との闘いで壊された街を復元しようと立ちあがる普通の人々がヒーローであり、正義なのです。

[引用終]

割と有名なエピソードかとは思いますが、改めて反論の余地もない。
「アンパンマン」の根底に流れる「正義とは『お腹がすいている人に食べ物を持ってくることだ』」。
したり顔で「正義とは立場によって変わるものだよ」などと言いがちの中、有無を言わせぬ素晴らしい思想だと思います。

アンパンマンは自らの身を削って食べ物を届ける。それによってピンチに立たされたとしても。
「顔が欠けると力が出ない」という設定も、より正確には「力が出なくなることを承知の上で、それでも食べ物を差し出す」が正なのだと思う。
長年バンダイ様の主力の一角を担ってはいません。彼は真のヒーローの一人だと信じています。

大昔に「アンパンマンのマーチ」(アニメの主題歌)は大変に格好いい…という記事を書きましたけど、あの歌は一度は真剣に聞くことをお勧めします。胸に熱いものがこみ上げる。
「『愛と勇気だけ』しか友達がいないのか」とか使い古されたジョークに逃げてる内は、奴の格好よさは分からない。
あれは「どんなに孤独で辛くても、愛と勇気を胸に抱え、食べ物を届けようと戦い続ける」ヒーローを謳ったお歌なんだ。
コメント (5)
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