早くもDVDで登場。
●映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花【Blu-ray】 特装版
●同【DVD】 特装版
先日の「ナイトカーニバル」で前田愛さんも言われていた通り、カットシーンも収録してくれるとか。
ストーリー的には問題なかったそうですが、音声を録り直すくらいには変更したそうなのでオリジナル版が見られて嬉しいです。
逆に修正版がなくなると思うと若干残念ですけど、それはさすがに贅沢か。
特典の「オープニングムービーコンプリートバージョン」が謎と言えば謎。
ダンスシーンのムービーは主題歌CDの方に収録されています。
単純にそれとつないだものなのか、それとも逆にダンスパート以外の隠れた何かがあるのか…。
【DXシリーズの感想】
先日の「ナイトカーニバル」記事で「DX」の感想を書いてなかったので、ついでに。
「DX2」で諸先輩方が続々と応援に駆けつけてくれるシーンや花咲さんが立ちあがるシーンにて、
彼女らの話してる内容がそれぞれのシリーズに対応してるのが地味に胸にきます。
・フレッシュさん:
日常の平凡な幸せが原動力。
・夢原チーム:
離れて違うことをしていても心は一つ。希望に向かって進む。
・ふたりの人たち:
「貴女たちが守ってくれなければここに来れなかった」と「一人(1チーム)では無理だからプリキュアはふたり」を強調。
・ハートキャッチさん:
私達も「頑張れる」ようにチェンジしたい。
多少バーナム効果入ってますけど、狙ってやってる演出だと思いたい。
そこからもう一つ思ったのが、もしも「スイート」時代に「DX2」が公開されてたらどうなってたかなと。
花咲さんのポジションに北条さんがいて、花咲さんは助けに来る側みたいな。
多分、導入としては「待ち合わせ場所を勘違いしたとかで、遅刻した北条・南野さんが例によって喧嘩」「同じように遅刻したはずなのに和気藹々としているプリキュア娘に影響受けながら云々」で始まると夢想。
で、救援に来た花咲さんは「どのようにチェンジしたいのですか?」「私達も一緒に戦ってお手伝いします」と励まし、
最終シーンで北条さん達は、「一人一人では色々と問題もあるが、みんなで集まればハーモニーが云々」と組曲理論で立ちあがる。
そんな「DX2」も見てみたい気がする。
【ミラクルライト】
大勢で同じ場所で見ていると、周囲の感想が聴こえてくるもの。
そんなわけで、定番の意見にあえて反応してみる。
まず「ミラクルライトの演出は子供騙しで無理やりすぎるので、アニメの面白さを上げるために止めて欲しい」という意見。
実際にライトを振ってる現場でも、通りすがりにちょろっと聞こえてきた。
でも私としては、初期の「鏡の国」以後はミラクルライトがないと演出半減すると思ってる。
・お菓子の国:
金などでは計ることが出来ないもの(例えば:「夢」=「ドリーム」)を信じることが力になることの証明。
・おもちゃの国:
理屈を抜きにした心の表現。
・パリ:
事情を知らない人であっても、本質的な解決は無理でも手助けならできる。
・DX1:
お子様もまたオールスターズの一員だ。
・DX2:
希望(=ミラクルライト)は一人一人の手にあり、決して奪われない。
・DX3:
ミラクルライトを振ることで映画とリンクできる(虹色の花の効果そのもの)。
ここまでテーマ性と合致した小道具はなかなかない。
毎回意味合いを変えてきているので、マンネリという感じもしない。
簡単に出来る演出じゃないと思う。
【ムシバーンさんの野望】
大の大人が威厳ある声で「お菓子が食べたい」。
滑稽にも思えますが、「お菓子」は「金銭価値はないが仲間と共有することで大きな価値が生まれる」ものの比喩なので、それほど奇妙でもないはず。
館長さんの手紙や種、あるいはプリキュアさん各人の「夢」と同じ。
「お菓子の国」は全編に渡って丁寧に描写してくれてると思う。
今回しみじみと見返して、細かい演出にやたら感動しました。
【花咲さんらは何をしにパリに来ていたのか】
公式サイトに「ファッションショーのため」と書かれていたのみで、劇中では会話の文脈から想像するしかないという、お子様向けにあるまじき説明の端折り方。
でもこれは「観客もまた、プリキュアの詳しい事情を知らない」「それでも手助けならできる」ことを示す演出の一環だと思う。
だからミラクルライトの詳細な説明もいらない。なんだか分からないが、ライトを振って助けてくれと言っている。じゃあ、振ろう。それでいいんじゃないのかな。
【日向さんの朝寝坊】
「SS」冒頭で凄まじいまでの悪女ぶりを発揮する日向さん。
キャラ崩壊とも言われますが、元々日向さんはそういう子じゃないかな。
弊ブログ的には日向さんは過保護にしたいので、なかなか書きづらいですけれど…。
本編中でも、遅刻を先生に窘められ「もっと頑張って走る」と的外れに答えたりと、あの子のルーズさは割と筋金入り。
あんなにいい子なのに…。
無理やり擁護するなら、日向さんは花属性で月属性なので、脳内時計が太陰暦で出来てるんだ。
だから放っておくとどこまでも時間がずれる。
もうちょっと上等なこじつけをすると、相方の美翔さんも「熱中すると周囲が見えなくなり時間を忘れる」人。
「SS」は他シリーズよりも自然を重視しているので、人工の概念である「きっちりとした時間」とは切り離されてるのだと言ってみる。
まぁその割にはなんで映画が「時計の郷」なんだとかボロが出てくるので、適当に話題を切り上げる。
【蛇足】
連休も終わり、今日は元気な月曜日。
…それにしても「プリキュア」スタッフ様のあの熱意はどうやって維持されてるのだろう。
例えば大塚監督や鷲尾さんのように、自分の制作物に我が子のように愛情を注ぐとか、正直自分の仕事では想像できない。
よく「明日から月曜日。鬱だ」というネタを見ますが、同じようなことを彼らも多かれ少なかれ思うはずなのに、何がどう原動力になってるのだろう。
「子供の笑顔が励みになる」とか、もちろんその影響も大きいでしょうけど、もっと根本的なところで違いがあるように思う。
あの領域で仕事をできるような社会人に、いつかはなれるんだろうか…。
●映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花【Blu-ray】 特装版
●同【DVD】 特装版
先日の「ナイトカーニバル」で前田愛さんも言われていた通り、カットシーンも収録してくれるとか。
ストーリー的には問題なかったそうですが、音声を録り直すくらいには変更したそうなのでオリジナル版が見られて嬉しいです。
逆に修正版がなくなると思うと若干残念ですけど、それはさすがに贅沢か。
特典の「オープニングムービーコンプリートバージョン」が謎と言えば謎。
ダンスシーンのムービーは主題歌CDの方に収録されています。
単純にそれとつないだものなのか、それとも逆にダンスパート以外の隠れた何かがあるのか…。
【DXシリーズの感想】
先日の「ナイトカーニバル」記事で「DX」の感想を書いてなかったので、ついでに。
「DX2」で諸先輩方が続々と応援に駆けつけてくれるシーンや花咲さんが立ちあがるシーンにて、
彼女らの話してる内容がそれぞれのシリーズに対応してるのが地味に胸にきます。
・フレッシュさん:
日常の平凡な幸せが原動力。
・夢原チーム:
離れて違うことをしていても心は一つ。希望に向かって進む。
・ふたりの人たち:
「貴女たちが守ってくれなければここに来れなかった」と「一人(1チーム)では無理だからプリキュアはふたり」を強調。
・ハートキャッチさん:
私達も「頑張れる」ようにチェンジしたい。
多少バーナム効果入ってますけど、狙ってやってる演出だと思いたい。
そこからもう一つ思ったのが、もしも「スイート」時代に「DX2」が公開されてたらどうなってたかなと。
花咲さんのポジションに北条さんがいて、花咲さんは助けに来る側みたいな。
多分、導入としては「待ち合わせ場所を勘違いしたとかで、遅刻した北条・南野さんが例によって喧嘩」「同じように遅刻したはずなのに和気藹々としているプリキュア娘に影響受けながら云々」で始まると夢想。
で、救援に来た花咲さんは「どのようにチェンジしたいのですか?」「私達も一緒に戦ってお手伝いします」と励まし、
最終シーンで北条さん達は、「一人一人では色々と問題もあるが、みんなで集まればハーモニーが云々」と組曲理論で立ちあがる。
そんな「DX2」も見てみたい気がする。
【ミラクルライト】
大勢で同じ場所で見ていると、周囲の感想が聴こえてくるもの。
そんなわけで、定番の意見にあえて反応してみる。
まず「ミラクルライトの演出は子供騙しで無理やりすぎるので、アニメの面白さを上げるために止めて欲しい」という意見。
実際にライトを振ってる現場でも、通りすがりにちょろっと聞こえてきた。
でも私としては、初期の「鏡の国」以後はミラクルライトがないと演出半減すると思ってる。
・お菓子の国:
金などでは計ることが出来ないもの(例えば:「夢」=「ドリーム」)を信じることが力になることの証明。
・おもちゃの国:
理屈を抜きにした心の表現。
・パリ:
事情を知らない人であっても、本質的な解決は無理でも手助けならできる。
・DX1:
お子様もまたオールスターズの一員だ。
・DX2:
希望(=ミラクルライト)は一人一人の手にあり、決して奪われない。
・DX3:
ミラクルライトを振ることで映画とリンクできる(虹色の花の効果そのもの)。
ここまでテーマ性と合致した小道具はなかなかない。
毎回意味合いを変えてきているので、マンネリという感じもしない。
簡単に出来る演出じゃないと思う。
【ムシバーンさんの野望】
大の大人が威厳ある声で「お菓子が食べたい」。
滑稽にも思えますが、「お菓子」は「金銭価値はないが仲間と共有することで大きな価値が生まれる」ものの比喩なので、それほど奇妙でもないはず。
館長さんの手紙や種、あるいはプリキュアさん各人の「夢」と同じ。
「お菓子の国」は全編に渡って丁寧に描写してくれてると思う。
今回しみじみと見返して、細かい演出にやたら感動しました。
【花咲さんらは何をしにパリに来ていたのか】
公式サイトに「ファッションショーのため」と書かれていたのみで、劇中では会話の文脈から想像するしかないという、お子様向けにあるまじき説明の端折り方。
でもこれは「観客もまた、プリキュアの詳しい事情を知らない」「それでも手助けならできる」ことを示す演出の一環だと思う。
だからミラクルライトの詳細な説明もいらない。なんだか分からないが、ライトを振って助けてくれと言っている。じゃあ、振ろう。それでいいんじゃないのかな。
【日向さんの朝寝坊】
「SS」冒頭で凄まじいまでの悪女ぶりを発揮する日向さん。
キャラ崩壊とも言われますが、元々日向さんはそういう子じゃないかな。
弊ブログ的には日向さんは過保護にしたいので、なかなか書きづらいですけれど…。
本編中でも、遅刻を先生に窘められ「もっと頑張って走る」と的外れに答えたりと、あの子のルーズさは割と筋金入り。
あんなにいい子なのに…。
無理やり擁護するなら、日向さんは花属性で月属性なので、脳内時計が太陰暦で出来てるんだ。
だから放っておくとどこまでも時間がずれる。
もうちょっと上等なこじつけをすると、相方の美翔さんも「熱中すると周囲が見えなくなり時間を忘れる」人。
「SS」は他シリーズよりも自然を重視しているので、人工の概念である「きっちりとした時間」とは切り離されてるのだと言ってみる。
まぁその割にはなんで映画が「時計の郷」なんだとかボロが出てくるので、適当に話題を切り上げる。
【蛇足】
連休も終わり、今日は元気な月曜日。
…それにしても「プリキュア」スタッフ様のあの熱意はどうやって維持されてるのだろう。
例えば大塚監督や鷲尾さんのように、自分の制作物に我が子のように愛情を注ぐとか、正直自分の仕事では想像できない。
よく「明日から月曜日。鬱だ」というネタを見ますが、同じようなことを彼らも多かれ少なかれ思うはずなのに、何がどう原動力になってるのだろう。
「子供の笑顔が励みになる」とか、もちろんその影響も大きいでしょうけど、もっと根本的なところで違いがあるように思う。
あの領域で仕事をできるような社会人に、いつかはなれるんだろうか…。