10年ほど前のこと。ミラノに着いたのは朝でした。
早速訪れたミラノの大聖堂は塔の修復工事の真っ最中。
左右対称の美しい聖堂の写真を撮れないのは残念でしたが、
荘厳なお御堂の中で、出勤前に祈りを捧げているビジネスマン・・・
お散歩姿で祈っているマダム・・・
静寂で心の落ち着く記憶として残っています。
そんなミラノの記憶が、カソリック元町教会の修復工事を見て
蘇りました。
すぐ近くにあるハリストス正教会とともに、私の好きな教会建築。
90才の高齢建築らしいので、傷みは出るでしょう。
この日(14日)は教会のバザー。
そして、バザーの売り上げは修復費用に充てられるそうです。
パラソルやテントの下は、ビールや焼き鳥。カールレイモンのソーセージ。
お大福。ホタテやツブ焼き。かき氷。
それに、お赤飯やお漬物まで、様々な屋台とイートイン(?)になっています。
お顔が写るので賑わいぶりは撮れませんでした。
(手前のテントではお大福用のお餅を臼と杵でペッタンペッタン)
隣に併設している幼稚園を会場として、衣類や雑貨。パンやお菓子のバザーも。
私たちは「食べ専」に徹して、シフォンケーキとマドレーヌを買い・・・
外のイートインコーナーでは、この他に↑・・・ソーセージを食べ・・・
つきたての柔らかいお大福を食べてきました。
(ビールは夫のみ。私は運転手でした~)
スタッフの方たちは暑くて大変そうでしたが、晴れた空と眩しい陽ざしのもと。
急坂を上ってくる潮の香りを受けながら・・・
この街らしい時間を過ごせたようです。
お大福とマドレーヌのお土産を持って・・・
「修復が終わり1日も早く以前の姿に戻りますように」と思いながら
母のところへ向かいました。
だいぶ前に「この本買ってきて」と母に頼まれた文庫本です。
新聞広告を見て、面白そうだと思ったらしい。
書店で開いてみると、母には字が小さいな~と思ったが
まぁ私が読んでもいいし・・と購入。
やはり文字が小さくて読めないらしい。
でも、今メガネが合わなくなり新聞も読みづらいので
メガネを変えたら、これも読めるかもしれない・・・と
母の手元にあります。
さて・・・今日の話「悪事はばれる」・・・
父が読んだのか母が読んでのか、ちょっと前に流行っていた本
「声に出して読みたい日本語」シリーズが2冊ありました。
もう読まないけれど、まだ新しいし誰か読むかもしれないから
図書室の本棚に置いてきて。と、ある日、母に頼まれた。
ホームには小さな図書室があり、壁の棚に本が並んでいます。
正式には、職員さんを通して「寄贈」の形をとるのでしょうが
「たかが2冊。そんな大げさなことをしなくてよい。
黙って置いてる人も沢山いるし、不要だったら処分するんだから。」
たしかに。図書室といってもプチ図書室だし、ごもっとも・・・と
なにげに置いてきたのでありますが・・・
2・3ヵ月後「この本○○さんの本じゃないですか?」と職員さんが
持ってきたそうです。
航空券の半券がそれぞれに一枚ずつ入っていたらしい。
半券を栞にしていたらしく、1冊には父の、もう1冊には母のが。
もちろん氏名はばっちり!(笑)
「どなたか読んでいただけたらと思って棚に入れたんですが
ごめんなさい」
「いえ、間違ってかと思ったんですが、頂いて良いんですか?
ありがとうございます」
この話をしながら母と私。
あ~良かった~。この前の有吉とマツコのような本じゃなくって。
でも、証拠隠滅って難しいねぇ。
悪事を働いたことがないと、こんな初歩的ミスをしちゃうんだ。
何事も、もっと用意周到にしなくちゃダメだね。
・・・と・・母娘反省会をしたのでございます。
雨の週末になりそうです。
トップ写真は先日。図書館から六花亭に向かう途中で見かけたバラ。
五稜郭公園近くのカフェ「ピーベリー」のお庭のバラです。
(店舗が公園と接しています)
店内にお客様の姿が見えなかったので、定休日だったのかも
しれません。
ついこの前まで花を謳歌していた桜の木々も、初夏の日差しのもと
枝いっぱいに葉を茂らせています。
桜の季節にあちこちで写真を撮りながら、サボって記事にしないままの
花たち・・・改めてごめんなさい。
お花だけはすぐにご披露しなくてはダメですよね(反省)
野に咲く花も・・・ひょろりと茎の長いタンポポのような??
こちらは八郎沼近くで見かけたクローバー。
昨日は車の中から畑一面に咲いているジャガイモの花を見ました。
お天気の良い日に写真を撮りに来よう・・・と思いながら通り過ぎましたが・・・
週末は雨模様だし月曜は母の病院。
もうジャガイモの花たちは撮れないかも。
でも・・・・
花の記事はなくても「新ジャガ」で記事になるかもしれません。
花より何たらで。
いちご摘み(前回の記事)の後、農場のそばにある八郎沼へ行きました。
水連が咲いてるらしい・・・と。
キャンプ場にもなっている所ですが、ひっそりと静か。そして思っていた以上に大きい沼です。
散策していると「も~~ぉ」と沼から聞こえる。???・・・・
「ウシガエルだぞ」と夫。食用ガエルだそうです。
何年か前に「田鶏の唐揚げ」として中華街で食べたことがあるが・・・あれですか?
それにしても鳴き声が大きい。さぞかし図体が大きいのでしょうねぇ。
すっきりきれいに美味しく調理されたのは平気でしたが(笑)
本体がケロケロ~と目の前に現れたらダメ。卒倒します。
幸い鳴き声だけでお姿は見えなかったので、卒倒せずにすみました。
北海道で生まれ育ったといっても、札幌で。
道内の他の街へ旅行で行ったことはあっても生活したことがないので
北海道=札幌の感覚でいましたが・・・違うんですね。
札幌は大都会。
近隣に山や海もあり自然に恵まれているけれど、190万都市です。
こうして北海道の他の街に住んでみると、恵まれた自然、そして
海の幸や畑の幸の豊富さに改めて気づき感激の日々を(笑)
おくっています。
先週、新聞に3行か4行の広告が載った。
「いちご狩り始めました」・・・お隣北斗市の観光農園です。
近い!
・・・Telで問い合わせた「予約は必要ですか?」と。
「何人なの?」「2人です」「予約なんて要らないよ」
「団体さんが入ってませんか?」
「入ってない日なんてないけど大丈夫」
はい。ごもっともです。「保育園の団体ちゃま」も来ていましたが大丈夫!広~い。
左は受付事務所兼直売所。
右は「美味しかった~」と口々に報告してくれた4才児と5才児です。(終わって帰るところ)
葉に隠れて見えませんが、鈴なりになっています。これ全部食べ放題!時間制限なし!
あ~~ギャル曽根になりたい(笑)
実になる前の愛らしい花も咲いているし・・・「苺狩り」より「いちご摘み」と言いたいところです。
洗わずに??そんなことも思いましたが、気にしない。
「郷に入っては郷に従え」・・・ちょっと違うけれど(笑)
・・・時間制限なし・・・といっても限度があるし、お腹の限度もあります。
まぁそれでもた~~っぷり!いただきました。
農園主にこれは何ですか?と尋ねると↓
長いも畑。元々は長芋農家だったそうです。
こちらは、ブルーベリーの花(左)と実(右)。
キュウリ・トマト・ピーマンのハウスもあり、これからが楽しみです。
摘んだ苺を買って帰り、翌日ミルクと一緒に母のところへ持っていきました。
沢山は食べませんが「新鮮で美味しい」。
この後はさくらんぼ狩りでしょうか?
「どんどん出かけて遊んでおきなさいよ」。
88才の叱咤激励(?)を錦の御旗にして、北国の初夏を楽しんでいます。
先週の金曜日(14日)井上陽水のコンサートへ行ってきました。
特にファンというわけでもないけれど、電車に乗るわけでもなく
我家からふらりと出かけられる場所でのコンサート。
それに私たちの年代にとっては・・やはりね(笑)
はい。函館中の<アラカン>が来たんじゃないか?と思うほど
同年代が客席を埋めておりました。
音響が悪いのかバラード以外の歌声が聞き取れなかったりも
しましたが・・・生陽水!楽しかったです。
その帰り、小さな焼き鳥さんへ寄りました。
カウンターで6人座れば満席の<おでんと焼き鳥のお店>。
前にも行ったけれど満席。お馴染みさんばかりのようだし
一見さんは入りづらいかな~と思っていましたが、この日は
席があったので。
焼き鳥やおでんのメニューにツブ貝やホタテがあるのが函館らしい。
美味しくて感じの良いお店でした。
ママに「陽水が来るかもしれないよ」と夫が冗談を言うと・・
「前にGLAYは来たんだよ。わからなかったけれど」
「え~っ!いつ頃?」
「2年位前かな」
「もう充分に顔が知られてたでしょう?」
「でもわからなかった。隣の(棟続きの同じ経営)カラオケ屋で
歌ったんだけれど上手でねぇ」
「そりゃそうでしょう」
「あか抜けているから東京から来たの?って聞いたら『いやぁ
俺たち函館だ(函館弁に要変換!)』って言うんだもん」
そうだよねぇ。ネイティブですものね。
彼らが好きだったという焼き鳥弁当やハンバーガーのお店は
ファンにとっては<聖地>らしく、来月の函館ツァーのときは
大変なことになるらしい。
このお店!GLAYが密かに訪れた店として聖地にならないか?
ちょっと心配。・・・と思いながら・・・
ブログっちゃいましたが「ここだけの話」にしてくださいね。
トップ写真は街で見かけたライラック。こちらも少し前(今は散ってます)。
札幌に比べると、函館はライラックの花が少ないようです。
あっ!札幌の市の花はライラックだったかも・・・と検索してみると
花はスズラン。木がライラックですって。
ちなみに函館の花はツツジ(やまつつじ)と知りました。
そういえば道路沿いに沢山咲いていました。
ライラックもツツジも旬のときに出せよ~。
散ってからの記事が多すぎるぞ~。
ババ弁写真も「腐るぞ~」だし(笑)・・と自らに言ってみましたが・・・
馬耳東風。糠に釘。馬の耳に念仏。
心優しきかたがた。どうぞお許しくださいませ
先日行ったお寿司屋さんで、隣席の会話が聞こえてきた。
「いやあ、もう めんこがって」
ひゃ~~!「めんこがる」。
夫に「意味わかる?」と尋ねると・・・・
予想どおり「わからない」。
めんこい=可愛い
めんこがる=可愛がる。
ずいぶん昔に聞いたような気がする「北海道弁」です。
いえ、今も北海道弁は健在ですが使う世代が老いてきたのか
濃度が薄くなったような気がします。
(私の育った札幌で私の周辺に関してですが)
でも、函館に来ると北海道弁濃度が濃い。
さらに札幌近辺に比べると、東北弁に近いようで
個人差はありますが早口で話されると、道産子の私でも
「はぁ?」と聞き返さなければわからないことも・・・。
そんな訳で「やり直す北海道弁講座」自主トレ(笑)で
図書館から借りてきたのが写真の本ですが
爆笑したのが「春は明け方がいいんでないかい」から始まる
「枕草子」の北海道弁訳です。
他にも「雪国」や「吾輩は猫である」などもあり・・・
笑える本でしたよ。
各地の方言訳の古典があったら、楽しいかも。
世の中は澄むと濁るで大違い。
刷毛にけがあり、はげに毛がなし。フグに毒あり、福に徳あり。
過去記事で書いた「母のお気に入り語録(?)」ですが・・・
その徳のある福に寿!!
お目出たく、すてきなお名前の花。
枯葉の間から、可愛いお顔を出していました。
晴天とはいえ、今日も7℃か8℃。
なかなか、最高気温が二桁になりません。
予報では、今夜も雪がちらつくとか。
でも、今は家の造りが暖かくできているのでしょう。
我家は暖房もほとんど入れずに暮らしています。
少しずつではあるけれど、桜前線も近づいているようだし
あと少し!!花の季節まで。
母のところに来た鳥ちゃん↓
固くなったパンをベランダにまいておくと、食べに来るようです。
あなたの、お名前は??
野鳥に詳しくないことを残念に思います。
今日は震災から2年。
そして昨日は父が亡くなってから一ヶ月。
今、我家は引っ越し準備真っ最中です。
母は現在のホームにそのまま暮らし、私たちは
ホームに近い賃貸マンションに暮らすことに。
安心したのでしょうか?
賃貸物件を決めた翌日・・・父は亡くなりました。
今月8日に帰宅して、14日に引っ越し。
母のもとで私が奮闘している間、夫は不動産屋、
引っ越し業者etcと折衝して、荷造りも着々と
進めてくれました。
ただ・・・聖域には入れない・・・。
「台所関係は、帰宅してからじゃないと出来ない」
うん。後からクレームをつける妻(笑)。怖いもんね。
できるだけシンプルに暮らしたいけれど・・・
荷物は少なくしたいのですが・・・
ミキサー・フードプロセッサーも必要だし・・・
「50才になったら、お菓子作りはしない。道具は全て
処分する」と誓ったのは、40代の頃のアタシ。
50才なんて、と~~~っくに過ぎましたが
お菓子作りは止められません。
そんなこんなの毎日。
あちらで落ち着くまで、またしばらくお休みすると
思います。
桜の開花を背にして、北へ。
北の地から、再び発信します。
どうぞよろしくお願いいたします。
一昨日は雪のため大幅に離陸が遅れました・・・。
(羽田に着いたのは、予定時刻より2時間遅れ)
からりと晴れた羽田。
そう。こちらは梅が咲いているんですものね。
8月から始まった遠距離看護。
この半年、季節がどう移ろっていったのか・・・
私の記憶は曖昧です。
トップ写真はリバティプリントでしょうか?
しっかりとした生地で愛らしい模様です。
ホスピスで使用していたものですが
何だかお分かりですか?
これを見たとき、この病院(ホスピス)の気遣いに改めて
心を打たれました。
たかが一枚の布ですが・・・されど・・・一枚の布。
尿管を入れた父のベッド脇に吊るされましたが
・・・袋の中・・・お分かりですね?
お見舞いにいらしてくださった方々も、
私同様に驚いていました。
「普通の病院じゃ考えられない気遣いだよね」と。
先生や看護師さんなど医療従事者だけではなく、院内全てに
気遣いがある所でした。
そんなところで父が最後の時間を過ごせたことは、
母や私にとっても救いとなっています。
2泊3日の自宅ステイ(?)を終え、これから再び母のもとへ
向かうので再びスマホからの更新になると思います。
では、行ってきま~す。