赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

真っ赤なコートとお帽子で・・・

2011-05-11 | 日々のひとかけら

まだ寒かった某日のこと。とあるカルチャーセンターのロビーにて。
ワタシ「赤い靴」は見た!

足首までありそうなロング丈真紅のコート。
コートと同じ真紅で<これから英国アスコット競馬でもご覧に?>な
大きなツバにお花がいっぱいついたお帽子姿のご婦人を。

おーっ!とは思いながらも都会に暮らす者はたいていの
ファッションには無関心。
少し離れたソファで雑誌を眺めながら人を待っていた。

でも、聞こえてくるんですよ。
「○○先生のクラスはどんなクラスなんですか?」とか
「○曜日のクラスはございませんの?」と・・・大きな声が(・・でか~い声が)。
発信源はその<真紅のアスコット競馬帽子レディ>!
雑誌から目をあげ、そろ~り後方を振り向くと、<アスコット競馬帽子>の
足元には講座の資料などを持ったカルチャーセンターの女性が
ひざまづいている。
次から次へと<アスコット競馬(略)>が放つ質問に答えているのだが・・・
<競馬(さらに略)>は全く聞いていない。

・・・そのうえ・・・
シャカシャカ・シャラシャラと手にした楽器を賑やかに鳴らしている
と思ったが・・・
楽器ではなかったのです。
発信源は彼女の手に持った紙コップ!!
たぶんロビー自販機で買ったジュースか何かでしょうね。
紙コップをシャカシャカ振るから、中の氷が賑やかに鳴るわけです。
赤ちゃんのガラガラみたいなものか?と思い、再び雑誌を読むアタシ。
でも・・・目は雑誌でも耳は<競馬>でしょ。当然(笑)

どうも<競馬>は絵画の講座を受講したいらしい。
自宅でも描いているがアドバイスをしてくれる人がほしいらしい。
カルチャーセンターの女性も大変です。
受講生の少なくなっている昨今、お客は逃がせませんもの。
言われるままに資料をコピーして、足元に侍りながら神妙に話を
聞いている。
きっと心の中で「うぜぇババア。しかもシャカシャカがうるさいし」と
毒づいてるだろうなと、心の字幕を読んだりしてるアタシ。
(ちなみに講座内容などはカウンターで説明をしてもらのが普通)
足元に侍らせてるのに(それも相手の説明をほとんど聞かず)
遭遇したのは今回が初めてです。

おまけに、<アスコット競馬帽子>が紙コップシャカシャカ!!
もう「家政婦は見た」状態100%!になってしまいましてよ。

そのうち「○曜日?ワタクシその日はバレエのレッスンがありますの。
だから○曜日は無理ですのよ」
シャカシャカ
「まぁバレエもなさっているんですか?」とカルチャー忍耐女子が言うと
「ワタクシ喜寿!喜寿なんですよ」
シャカシャカ

喜寿って77才じゃん。
となると・・・私のバレエもまだまだ先が長いじゃん!
と、妙に安心したりするアタシ。

さらに「○○先生からは毎年直筆のお年賀状をいただくのよ」
「まあ凄いですね」「そうよあなた。コピーじゃなく直筆よ」
などと自慢話も聞こえてくる。
何しろお声が大きい(でかい!)ので。

そのうち<競馬>付近に何かハプニングが起きたらしい。
「大丈夫ですか?」とか聞こえてくる。
はい。見ないわけにはいきません。あちらがアスコット競馬なら・・・
こちらは<やじ馬>!!
なにげに後方を振り返ると・・・シャカシャカコップを振り回し過ぎたのか。
中のドリンクを真紅のコートにこぼしてしまったらしい。
「大丈夫ですか?」とカルチャー忍耐女子がティッシュでふいている。

はい。仕事なら私も同じく忍耐女子になるでしょう。
でも心の字幕は「人の話をちゃんと聞け~。そして話を聞くときは
シャカシャカ鳴らすな~。あんたのレベルは7歳以下!」
とスクリーンいっぱいの大文字で書くでしょうねぇ。

まぁ、全身耳状態の私の好奇心も負けずに7歳以下ですが(笑)

非常に残念なことですが時間が来てしまい<アスコット競馬>が
どの講座をご受講することになったのか・・・ならなかったのかの
真相は不明です。

ただ・・
写真はないけれど楽しいブログねたをいただき・・・
たとえこぼさなくても、紙コップシャカシャカはみっともないな~と深く
思った某日でございました。