お久しぶりです。婆や。ご無沙汰して、ごめんなさい。
今、大きな台風が来ていますが、こちらは静かで
今日も北海道の夏らしい、爽やかに暑い一日でした。
今朝、こちらの地方紙に面白い投稿があったんですよ。
書いたのは54才のかた。ある朝洗濯機を回していると
長女が「良かったら、これを洗ってくれない」と
洗濯物を持ってきた・・・。
「良かったら・・・」の使い方が間違っていると
言ったが長女には伝わらず、次女に言うと
「嫌なら、そう言えばいいでしょう」と、話の途中で
遮られてしまった。
長女にも次女にも伝わらなかった、この方の
残念さが よくわかります。
今、もし婆やが生きてらしたら、近頃の言葉つかいに
日々憤慨していると思います。
たとえば・・・先日のTVインタビュー。
イジメを受けた子をかばった子に対して
「優しい子供さんに育てたんですね。親御さんの顔を見たい」
感心しながら神妙に答える女性が写っていました。
「顔が見たい」のフレーズを、肯定的に使うものだと思っている
のでしょう。
言葉を覚える時に、海外で育ったのかもしれないし
流ちょうな日本語を話す、外国人なのかもしれません。
それは、TV画面からではわかりませんが、もし国内で
普通に育った日本人なら、信じられない日本語では
ないでしょうか?
婆やが買ってくれた「赤毛のアン」。
全部で何冊あったでしょうか?紫色の装丁がお洒落で
読むのはもちろん、本棚にあってもうれしいシリーズでした。
あの本を訳した村岡花子を主人公にしたドラマが、今
人気ドラマとなっています。
軽快なタッチと、美輪明宏さんのナレーションが好きで
私も見ていますが、疑問に思うセリフがしばしば出てきて
婆やが見ていたら「脚本家出てこい!」と、TVに向かって
叫ぶに違いありません。
たとえば・・・
地主のオヤジさんが華族の令嬢に向かって
「遠慮なさらず・・」のセリフ。
「バカモノ~!遠慮するなと言うのは、上から下への言葉。
家来が殿さまへ<遠慮なさらず>と言いますか??」・・
ふふふ。婆やの痛快な声が、天から聞こえてきたようです。
こんなふうに、言葉使いの基本に疑問を感じることが
多いのは この「花子とアン」だけではないこの頃です。
言葉は変化していくものですし、自分の言葉も完璧ではないと
反省しながらも、こんな時、婆やがいたら一緒にTVに向かって
罵詈雑言を浴びせるのに・・・と残念です(笑)。
さて、夜も更けてまいりました。
今宵、婆やに届けたいお花。睡蓮の写真を同封いたします。
凛と咲く花を見ていると、背筋の伸びた婆やの姿を
思い出します。
では、ごきげんよう・・・おやすみなさいませ。
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きいてください。
先日、とあるワークショップに申し込みをした際、
電話で受付の対応をしてくださった係の方が、「お名前をちょうだいしてよろしいでしょうか」と聞いてきたのです。
相手が云っていることはわかっているのですが、
ウーン…名前はやれんよ!
って思ってしまいました。
ばあやさまでしたら、こんなときどのように切りかえされるのでしょうね?
でも・・・相手を見て
言ってもわからないような
「バカ娘(息子)」(笑)だったら
スルーするでしょうね。
自分の職場の部下や同僚・上司を
「かた」というのも多いですね。
「お方様症候群」??
先日ある所でそれを聞きましたが
なんと「元学校長」!!
呆れかえることが多すぎますが
せめてブログで吠えることに
しました。