12日に続いての御料理のお話。
今日はカニのおいなりさんを作りました。
先週末、雨の中お買い物にお付き合いしてくださったお友達への御礼
にと、朝早くから準備。
昼食用のチラシ寿司を2人前、2合のご飯で。
具材は、レンコン、筍、人参(この3種は水煮のパックセットを利用)かん
ひょう、椎茸を合わせてに含め煮。 + 作り置きの生姜ヒジキ、白ごま、
刻みアナゴ 、錦糸卵。
酢合わせには、米酢、寿司酢、砂糖、味醂、酒、塩をブレンド して作り、
昆布で炊いたご飯に混ぜ合わせしたところで、柚子の香りのお寿司が
なつかしくて食べたいと云っておられたことを思いだし、柚子のしぼり汁
を加えることに、後からたしたものですから柚子の香りは満点ですが酸
味が勝っています。
そこで甘みをたすより、いなり寿司にして甘揚げでバランスをとりチラシ
寿司からイナリ寿司に変更することに。
急ぎスーパーへ向い、正方形の御揚げ10枚とカニのほぐし身パック、ほ
ぼカニという蟹風味カニカマを購入。 刻みアナゴの使用は中止です。
御揚げを甘辛く煮て寿司飯詰め。2合で16個です。
市販の錦糸卵を乗せ
その上に蟹のほぐし身
カニ色アップのためにカニカマを乗せ出来上がり。
いなり寿司に変更したのでなんだかんだでお昼が過ぎ、出来上がった
のは3時前。3時のおやつになってしまいました。
そして御一緒に食べる予定が、昼から気温が下がり寒くなったので息
子さんが取りに来て下さることに。
完成品のお味見をしていないわたくし。お渡しする前に息子さんと1個
づつ試食。息子さんの美味しい!で一安心。
8個お持ち帰り頂きました。 しばらくして「息子と二人で完食しました。
すごく美味しかったです。」とメール。
柚子風味や食材変更でかなり時間がかかってしまいましたが、美味し
いと云われれば作り甲斐があります。
私は瓦蕎麦と夕飯で頂くことになりました。
いなり寿司に緑色をと塩漬けの牛窓オリーブをプラス。
大満足の夕飯でした。
雑 記
ここ大阪では、いなり寿司の事を「おいなりさん」と云います。
昔読んだ本で、大阪人は何でも親しみや感謝を込めて「さん付け」する
とありました。
確かに、奈良の大仏さん、天王寺さん、お豆さん、御揚げさん等々数え
るときりがありません。
よって子供の時からいなり寿司はおいなりさんです。
さんではありませんが、ちらし寿司も関西では「ばら寿司」云いましたが、
最近ではちらし寿司が一般的になりました。