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酒蔵見学会セミナー 太陽酒造

2019-02-21 22:58:40 | トレフル ゆとろぎタイム

先週の2月11日、今週の19日と2週続けての酒蔵見学会セミナーに
神戸の親友と参加してきました。

2月11日(月)は明石江井ヶ島の太陽酒造さん。
太陽酒造さんは、2005年1月9日(日)JR西日本の散策コース、大久保駅から
魚住駅まで海岸沿いを歩くリーフレットを見て出かけた時、道を外れて偶然
見つけた酒造蔵でした。
私どもは旅に出かけると必ず酒蔵と窯元を廻ることにしているのですが、
そこが灘五郷の一つ西灘郷に迷い込んだことに気付いておりませんでした。
太陽酒造さんは、ほとんどお一人で伝統製法の酒造り。
酒蔵巡りの私どもが見学理想とする昔ながらの器具工具。
土壁の蔵、電灯は碍子配線の裸電球、等々これぞ酒蔵でした。
丁寧にご案内下さいましたが、震災の建物の傷みとお母様がご入院とかで
後継者もなく廃業も考えています。
生産数も少ないですとお元気なく言われましたので、お酒の購入を申し出る
事も躊躇してしまい、心を残したまま今に至りました。
数年前に新聞で江井ヶ島の太陽酒造様の新聞記事を見つけた時、続けて
いらっしゃるんだと安堵しました。
そして昨年12月にこの見学セミナーを見つけ参加させて頂き、ご主人に再会。
当時のお話をし、お酒を欲しいと云えなかった事、出荷数は少ないが元町
三宮辺りの酒屋を探せば置いている所がるかもと御主人に言われましたが
見つけることが出来ませんでしたとお話致しました。


天保10年創業の太陽酒造さん。やっとお酒に会いに来れました。

建物、ショウケースは当時のまま。幟も暖簾の素敵ですね。


特別今回は、隣室の麹室も見学させて頂きました。
蔵は当然暖房はされていませんが、麹室は30度の温度管理がされていて、
思わず暖かいと見学者は口にしておりました。


解りやすくご説明下さるご主人様。








御主人の白髪は時の流れを感じました。
見学セミナーで培われたのでしょうか、お話もお上手なられていました。


あの時この場所で酒造りを辞めようかと思っても、辞めたらアカンと
フアンのボランティアの方達が手伝いに来てくれ何とかやっていますが、
いつまでも出来ませんと淋しいお話をされましたが、大盛況で以前の
お話が嘘のようですね。








一升瓶のおり酒(にごり酒)、赤石(濃酷辛口)、仕込み水。
湯呑茶碗でお酒を頂きます。1合は入りそうです。皆様豪快です。
おり酒は、最初の一杯は揺すらず、振らず上酒で。
2杯目は混ぜて濁りでと奨められました。
念願の赤石は無濾過の原酒です。やっとやっと頂けました。美味なり。
しかしながら歳を重ねたことと濃いという事もあり、廻りが早かった事。
少量で味あわせて頂きました。


この他に風呂吹き大根、丼ぶりサイズのかす汁(中盤と最後の2回も)
全て美味しく特に鯵の南蛮漬けは最高。
旨味たっぷりの酒粕汁、寒い蔵で頂き温まりました。

沢山の御料理と充分に用意されたお酒、何とお得な酒蔵見学会セミナー
だったでしょうか。
感動ものです。


30人限定のセミナーでキャンセル待ちの申し込みだったのですが、
60人に増席になりました。
お陰様で参加させて頂き、親友と楽しい幸せな時間を共有出来ました。
60人中女性が多い酒蔵見学会セミナーでした。

赤石720ml、甘酒を購入。酒粕は太陽酒造様からお土産に頂きました。
帰り際、ご挨拶をするともう69歳です。体力的にいつまでも出来ません。
後継者がいないのでとおしゃいました。 
素晴らしい酒蔵、体力の続く限り頑張って下さいね。



随分年月が流れて購入できたお酒、帰宅後すぐにお仏壇にお供えしました。
やっと呑めますね。

翌週19日(火)は奈良の今西清兵衛商店、春鹿酒造見学とランチ会へです。





 

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