前回、12月朔日のブログのあも歌留多。
翌日の2日、昨夜の食後のデザートとして友人と試食いたしました。
手前が私が食した歌留多です。
あもを十等分の一づつに切ることに神経を使い「貴方は御姫様ね。」
「私はお殿様にするわ。」なんて言いながら最中を分け、次に上手く
挟むことにばかりに気が行き、
「ハイ、戴きます」「あら、皮がパリパリして美味しいわね。」 なんて
言いパクパクと二人とも絵札をじっくりと読む事もなく食してしまったことに、
今ブログを入れながら気づきました。
で、改めて画像で私の歌は誰の何?と見つめますと
あら何という事でしょう・・・・・・
私が歌留多取りを始めた小学校の一、ニ年生の頃でしょうか?一番最初に覚えた
参議篁の
「和田の原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ あまのつり船」
何とか一枚でも取りたいと云う一心で覚えた上下の句です。
全25枚絵札の内の購入10枚の絵札、その最初に食したのがこの句だとは驚きです。
こんな廻り合せ、偶然があるのですね。
では、友人の絵札はと・・・・・
上下反対で読みずらいのですが反転して読みますと、これも又あの有名な紫式部様。
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」
今、一人で感動しております。
何故に私達二人はそこに気づかなかったのかと後悔。友人がこのブログを見ると
やはりそう思うことでしょう。
気づいていれば話のバリエーションももっと広がったでしょうに。
残念でたまりません。
数日はお茶会で後8切れ分が楽しめますので、次回からは百人一首の絵札を見て
読んでそして美味しく戴きたいと思います。
今回は御抹茶でと思っていたのですが、
ブルマンをドリップして和茶碗に注いでみました。