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Velocette(ベロセット) 500

2009-02-19 07:40:17 | バイク全般
先般道の駅日和佐でご一緒した英車の旧車乗りのオーナーさんの駆る1960年式Velocette(ベロセット)の500cc!
見たときにズドーンとインパクトが有った、そんな1台。

あまり英車の詳しくない私の中で英車と言えばBSAやノートン、トライアンフと言う所ですが、恥かしながら『ベロセット』と言う名自体初めてこのオーナーさんからお聞きしました。ちなみにベロセットは単車名で製造会社は『ベロセ社』だそうですね。
あまりにも耳慣れなかった為に帰って来ても全然名前が思い出せなかった(退役陸軍曹長さんありがとうございます)。

 ベロセットと言うモノについてはWikでもご参照下さい 私が語るところは何も有りません

この英車!という様なエンジンのサイドカバーにも惹かれる所ですが、シリンダー部分のケースから見るとおりOHVの500cc単気筒!シリンダーはかなりデカイそうで・・・。SR500なんかも単気筒だったっけ?

ハーレーと同じ様にプッシュロッドがクランクケースからヘッドまでを貫いています。エアクリも何も付いてなかったので『直キャブにされてるんですか?』とお聞きしたのですが、元からエアクリなんてものはないバイクだそうで(笑)500ccですから車検があるのですが、その時だけ何か適当なものを付けられるのだそうです。
マフラーのサイレンサーの形状も独特ですね。帰りにエンジンがかかるのを拝見したのですが結構な音量でした。
リアサスのトップボルトの固定はスライド出来るようになっていまして、『シートポジションの調整用?』とか思ったのですが、減衰力の調整用らしいです。



ツーリーディングシングルパネルのフロントブレーキ。エアダクトがエグいですね~。私もエアダクト付きパネルが欲しい・・・。消耗品などが手に入らなくて大変ではないですか?との問いに『全世界にオーナーさんがいるので結構パーツが出ていてさほど不自由しない』との事。
私も250cc旧車がCB72な訳の一つに『これくらい出回っている車種でなければパーツが出に入らないから』というのもあるのですが、やはりパーツが手に入らないとどうしようもないですからね~。そうは言ってもやはり英車。オイル漏れが結構酷く、駐輪している数時間の間にエンジンの下には結構なシミが・・・。
コレは乗る前に毎回給油ですね(笑)オーナーさん曰くキチンとオーバーホールして仕上げればまだ少しマシにはなるのだそうですが、やはり日本車の様にはいかないとの事。よく聞く話ですがコレって何が日本車と違うのでしょうね~。ガスケットの質?クランクケースの精度?クランクケースボルトの固定位置の配置分布?

仕上がりもデザインも綺麗な単車です。
オーナーさんは購入後まだ2年程度だそうですが、購入時にショップにきちんとレストア(エンジンとかまで全部・・・ではないらしい)してもらったそうです。元はSRやトライアンフを乗られていたそうですが、私と同じ、時代を遡って行き着くところまで行き着いてますね(笑)
何気にココで別れてしまいましたが、またご縁があればどこかでご一緒させて頂きたいと。

いや~それにしても良い1台です・・・。




コメント (3)
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