「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

裏銀座、 表銀座縦走   (5日目)

2010年09月04日 18時14分39秒 | 山歩き
8/25(水)   ヒュッテ西岳C ~ 西岳 ~ 大天井ヒュッテ ~ 大天荘 ~
          大天井岳 ~ 燕山荘 ~ 燕岳 ~ 燕山荘C泊。


5日目です。   今日はラス前。 長かった縦走もあと二日で終わってしまいます。
          表銀座に入ったとたん、  「縦走も終わりだなあ」  と思うようになってきた。

         あと二日の山行を充実したものとするべく、  楽しんでいきましょう!!
 

------------------------------------

4:00 起床。     本日は燕山荘までの道のり。 短距離のため久しぶりに朝寝坊できました。
             早立ちの皆さん(全員槍へ)を送り出した後ゆっくりと朝食&コーヒー、 そしてテント撤収。  

             こんなまったりんな朝、  いいもんである。  (終盤はゆるりと行こう)


準備完了!     常念岳に挨拶し出発します。


ヒュッテ西岳、 静かな環境でとてもゆっくりできました。  (左が槍ヶ岳方面、 右が大天井岳方面、 で正面が西岳)


そして小屋の裏手にある西岳登山口へ向かいました。   でそのまま直登。   朝からいきなりの直登です。

おはよう、 トンガリ君!


ちょっと登って振り返る。   あの稜線上でテント張りました。  こうして見ると狭いですね~



「西岳山頂」      ここからの眺めも360° 一周できました。    朝のグルリ一周はホント気持いいです!!


表側から見る穂高連峰、 大キレット、 南岳、 槍ヶ岳、 北鎌尾根。    目の前にドーンと鎮座していた。



そんな山域の中でもとりわけ目立った存在だった山を紹介します。  (カメラ目いっぱいズーム)

北穂高岳(北穂小屋)と、   槍ヶ岳(山荘)です。  (時間順不同)


まずは槍ヶ岳山荘。          頂上の人わかりますか?


続いて北穂高岳山荘。       こちらも頂上に人いますね。。




北アルプスを代表する二つの山、 あんな所によく山小屋を作ったものですね。   いつものことながら感心します。

そろそろ西岳を下ります。

本日の核心部、 細尾根です。    燕岳までで危険な所はここだけでした。  今までと比べ全然楽勝でした。


左の谷は高瀬川に続く天井沢、そして左後ろに槍ヶ岳。  右側に常念岳を見ながらのんびり歩きました。

そんな気持いい稜線を歩いていた時のこと。   後ろからピーピーという鳴き声が・・

そう、 今回の縦走で初めてお友達ができました。   それでは紹介いたします!


カミナリ、、    いや、 雷鳥さん親子で~す。


今回は  「会わないなー」  と思っていたらいきなり後ろから現れた。 
(でもこの出会いが今日の夕方、 とんでもない事になるのはこの時は知るよしも無かった)


しばし カミナリ、、   いやいや、  雷鳥さん一家の散歩をご覧ください。


僕が行く方、行く方に向けて歩いて行ったので、 僕は仕方なく遅めに付いて行った
 ↑ それでも途中で可哀相になり、しばし休憩するもすぐに追いついてしまう。 そんなやりとりだった。
    (って言うか僕が休憩すると雷鳥も歩を止め草を食む。   オイオイって感じ)


朝の散歩中??     鳴き声がピーピーと可愛かった。   (親鳥はクゥークゥー)



僕を警戒しているような眼つきですね。    この時点で少し間を置いてあげた。


でも彼らも同じように休む。   かー、これじゃ行けんがなー(泣)   って本気で思ってた。


「もう君と僕はお友達だね!」        どうすっぺ。。。


必死に親鳥に付いて行く。      ガンバレ~  微笑ましい。  (そっと遠目で見て見ぬフリしてた)






彼らの歩が遅くて追いついてしまうと僕は休む。 でも彼らも休む。  トホホ・・   の繰り返し。

そろそろいなくなったかなーと思って歩き出すと目の前にいるんだもん。。。

かれこれもう15分ほど一緒?に歩きましたよ。 

(山小屋で見る注意事項の中に  “雷鳥を追わないで”  とあるが、 これでは仕方ないですよね・・ )

雷鳥さんと一緒に表銀座を縦走したのは僕だけだろう。



んんっ??  これだけカミナリ、  いや雷鳥と仲良くなったら、、    もしかして今夜は・・・

そうこうするうちにやっといなくなりました。   (この前の南アといい、 必ずお会いします)


赤岩岳。   全然歩が進まず。      でもいいね、 たまにはこういうのんびり歩きも♪


槍ヶ岳と高瀬川源流の谷。


どうです、 気持のいい稜線でしょう?    あの奥の山が大天井岳です。  あの山目指して歩いて行きます。


ヒュッテ西岳を出て表銀座縦走路を燕岳に向けて歩いているのは僕だけです。 なので後ろからは誰も来ません。
今朝槍ヶ岳山荘を出て僕に追い付くそんな超人は距離からして絶対にいない。  そして前からも誰も来ない。

表銀座縦走路、 一人占めですがなー  (^^v

昨日の西鎌&東鎌といい今日の表といい・・   銀座レッドッレッドウィウィ♪   です。  (知ってます? 古ぅー)


それは突然現れた。    あー、 ビックリした!!    (お約束 (^^;) )


「大天井ヒュッテ」       この小屋はとても綺麗で小屋番のお姉さんも元気ハツラツ! 良かったです。


ここでしばし休憩し行動食と水分補給。  ザックを下ろすと背中に抜ける風が気持ちいい。
この小屋の東側から大天井に登ります。 ちょっとした岩場のトラもあるので気を付けます。

登り斜面ですれ違ったカップルで、今日初めて会った登山者です。   カラフルな服装で今時の山スタイルでした。     

真ん中に見える尾根を歩いて来ました。


「大天荘小屋」       ここは常念岳へ向かう分岐です。  (今回は燕岳へ行く)


頂上はこの小屋の裏手を登ります。    往復でも30分程度。     さ、行ってみよう!!  

ハイ、 到着。

                       ゲッツ!!



(標識の高さに合わせたらゲッツになってもうた・・ (^^; )


下奥のダム湖をズーム。。      


見る人が見ればわかる場所、 高瀬ダム上流にあった白砂地。    
右側に薄っすら吊り橋も見えるでしょ?    初日、 あの吊り橋を渡ったんだよー

ここの山頂から昨日まで歩いてきた裏銀座の山並みをじっと眺めた。
あの裏銀座からここの大天井岳を見たのはほんの数日前。  でも何だかすごく懐かしいのは何故だろう。


---------------------------------

さっきから北鎌尾根周辺を遭難救助ヘリが行ったり来たり、 で長いホバリング。  
後日の新聞で知りました、遭難者が遺体で収容されたと。 ご冥福をお祈りいたします。

ホント山は生死と隣り合わせの場所・・。

----------------------------------


これから歩く稜線。          さあ行くゾ!   燕岳へ!!


大天井岳の広大な斜面を一気に下りる。

「喜作新道」     大天井岳から槍ヶ岳までの道。 


「小林喜作」     地元の猟師。   大正9年、大天井岳から槍ヶ岳までの道を切り開いた方。


この辺りから白い砂れき道となってきた。 ザーっと滑りやすい易いので慎重に歩いた。

地図を見ると “大下り” という場所が近い。  ここまですごく急な登り、 早く大下りに着きたいなー って感じです。


えっ?   大下りの頭??     僕だけ大下りを大登りしていたようです。

(表銀座を逆から歩いていたから大登り。   普通は燕山荘から歩き出しここを下り槍に向かうのだ)

感覚的にゴールが近いような・・・


あと1.2km      ああもう着いてしまう。   大縦走が終わってしまう。。。



燕山荘到着。       


これで裏銀座、 表銀座の大縦走が無事に終わりました。   やり遂げました、 感無量です!!


「自分で自分を褒めたいと思います」


この後テントを設営し往復1時間の燕岳へ登ります。


燕岳への登山道。


「燕岳制覇」       ここが今回最後の頂。


燕山荘に戻り自分へのご褒美♪    そして歩いて来た山並みに乾杯!!   


大生は美味かった。       「プッ、、  ハー」   である。



17時過ぎ夕食。   んんん?  なんだか雲行きが怪しいと思ったらその辺でいきなり雷!

光は見えずに殆んど真横真上でいきなりゴゴゴ-  ゴロゴロ~ の連続。   そしてどしゃ降りの雨。


          これぞ・・     「雷鳥の恩返し」     やね。

きっと今頃は灌木の中で、 今日は遊んでくれてありがとう、 と言っているに違いない・・。


高瀬ダムからグルッと一周、 ここまで本当に長かった。   でも無事にここまで来られて感慨しきり。



これにて、 “裏銀座・表銀座縦走” 終焉なり。





(明日の最終日へ続きます)


------------------------------------

<出費>
・ビール代      1,000円
・水代          400円
・テン泊代        500円        計 1,900円



坂本竜馬

2010年09月04日 14時10分17秒 | バイク
以前バイクツーリングで廻った回顧録です。  

先ほどNHKの大河ドラマを見終えて四国を思い出してしまいました。。
(大河ドラマは毎年見ている。  日曜夜のお楽しみ)

そんな昔を思い出しダイジェスト版として当時のツーリング紀行を振り返ってみました。

当時乗っていたバイクは  “BMW R1100R” という鉄騎。   (ボクサーツイン)

5月のGW、 千葉県から一気に四国(池田)に渡り、  約1週間かけて四国 ~ 尾道 ~ 
天の橋立て ~ 郡上八幡 ~ 飛騨高山 ~ 甲府 ~ 千葉へのロングツーリングでした。
(北海道以外のツーリングは、 ライダーハウスやYHを利用していた)


------------------------------------------


千葉県から一気走り(いつも初日は一気走り)をして四国へ渡った。



「うだつ」  の街でコーヒーブレイク!    



“うだつが上がらない”   という言葉はここから来ています。
(語源・・  大の大人がいつまで経っても家(屋根の両脇にあるウダツ)を
 立てられない、  からきている)


JR阿波池田駅      高校野球で有名な池田高校のある街です。  

初日はこの街にあるYHに泊りました。  勿論爆睡でした。



翌日からは四国内廻り。 
  

有名な小便小僧。    この辺の道は (四国の山中は) 殆んどこんなトラ路ばかり。



大危小危(おおぼけこぼけ)を過ぎいよいよ高知へ入りました。

目的の場所は・・・     そう、、、


「坂本竜馬」


重いバイクブーツで桂浜を散歩しました。    波は穏やかでいい雰囲気だった。。。


その日は高知市内にあるYH、 「高知YH」  に泊りました。   (新築で綺麗だった)

迷いに迷ってやっと見つけた、 はりまやばし。    (国道の脇にひっそりと・・)



高知YHでは効き酒会なるものがあり、 同宿の皆さんと大いに盛り上がった。


で、、   四国と言ったら・・   醜(国)道439線。   (R439)   


全幅3mくらいで路の中央は苔で全編ブラインドコーナー、   そんな路が十数キロ続く。  

同じく千葉から来ていたバイク仲間と合流を計画するもすれ違い。   残念でした。。


四万十川にかかる  沈下橋にて。
 
四国と言ったら沈下橋!!


ライダースイン四万十にて自炊。  楽しい独り宴。  (^^;


当時は日本全国をツーリングしていました。
そこで知り合っったバイク仲間は数知れず。

僕の趣味の一つで地元の駅舎廻りがあります。   
鄙びた駅舎でボーッとするのが目的です。


「土佐大正駅」

四万十川からすぐ近くです。


続いてこちらが・・


「土佐昭和駅」



どちらも田舎の駅舎でいい雰囲気を醸し出していました。


今回のツーリングで一番心に響いた言葉がこれです。


「ゆっくりがえい」    ね。。。。





この後急速に山歩きにのめり込むことになる。    “ゆっくりがえい”   んだなやあ~


この後瀬戸内海の  「しまなみ海道」  を渡り尾道へ渡りました。
当時はまだ前線高速でつながっていなく、 島の中は下道を走っていました。


雨の来島海峡です。



「天の橋立」   後ろ向きになり股の間から眺めました。    雨が冷たかったのを覚えています。
 


翌日は郡上八幡YH泊 ~ 翌々日は飛騨高山YH泊です。   (よく利用していたYH)

永平寺、三衣ダム経由で 郡上八幡へ。

有名な宗祇水は美味しかったです。

郡上八幡の市街地は小京都の面影がしていていい雰囲気だった。


安房トンネル入口にて。   (GWだってのにマイナス1℃だった)


遠~くに、、    槍!!!


この時から槍に登る運命だったのですね・・・。


当時、 よく旅の最後に利用していたYHです。



ここから夕方西方面を見ると、 鳳凰三山が見渡せたのです。


-------------------------------


「坂本竜馬」

幕末モノ (戊辰戦争辺り) が好きで、   以前から結構歴史書は読んでいた。

そして最後の地は会津若松。   なので会津若松の地は好きで何度も訪れてしまいます。

(バイクツー、  日本酒、  ラーメン、  温泉、  山登り、  会津野YH等)




坂本竜馬を見て四国ツーリングを思い出してしまいました。

こん後もたま~に  昔の思い出に残る旅写真をUPしていきます。


(お暇な方いらっしゃったら見てみてくださいネ)



コメント (1)