「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

お留守番

2010年09月05日 21時41分43秒 | バイク
この週末は自宅で静かに留守番でした。


昼間少し外へ出てお買い物。  そして街や田畑を散策。


こんな週末もたまにはいいかも。


でも何か少しだけ物足りない、  そんな週末でした。。






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裏銀座、 表銀座縦走   (最終日)

2010年09月05日 07時53分57秒 | 山歩き
8/26(木)   燕山荘C ~ 合戦小屋 ~ 第三ベンチ ~ 第二ベンチ ~ 
          第一ベンチ ~ 中房温泉 ~ 穂高駅 ~ 大町駅 ~ 自宅。


6日目です。   泣いても笑っても今日で最後です。  縦走は昨日で終わり。 
          今日は安全に確実に下まで降りる、 を目的に歩を進めた。
          

          「自宅まで事故怪我なく安全に帰る」


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3:30 起床。     軽めの朝食後テント撤収。 この作業も今日で終わりと思うと少し寂しかった。

             中房温泉発のバスが8:30ためそれに間に合うよう下山開始。
             結局下山は僕一人、 他者はこれから槍ヶ岳だろうと思われる。


準備完了!     5日間十分に楽しませてもらった裏銀座、 表銀座に挨拶し出発。

             「機会があったらまた来ます」



テン場を振り返る。   お世話になりました。       ・・もうすぐ日の出。


いつかは泊ってみたい山小屋、 燕山荘。    まるでホテル並みの設備だった。


小屋裏手にある有名?な、  イルカ岩に挨拶し、、



昨日までの道を幾度も振り返り、、



「あの長大で素晴らしい絶景が続く縦走路は絶対に忘れない」


やっと踏ん切りを付かせ下山開始。 
   

あばよー


地元の中学生たちが屋根に登り日の出を見ていた。     何でっけ? 卒業登山だったっけ??

(以前NHKの番組で見たことがある)


コース途中で見た日の出。     毎日、 日の出が見られて6日間ずっといい天気でした。



結局雨は昨夜30分だけの雷鳥の恩返しだけだった。  完全に晴れ男ですね。


そしてだんだん表銀座の稜線が自分の目より高くなっていきます。。   




トンガリ君に最後の挨拶。        「また君に登る、 その時まで孤高に立っていて」





この標識を過ぎた辺りから下りが急になってきた。  なるほど、 北ア三大急登だけのことはある。

ここを登りに使うと凄い大変かも。  でも初日に登ったブナ立尾根の方が距離斜度共にきついように思える。

いずれにせよ北アルプスの山々は稜線に出るまでの急登は大変だなー  と感じました。

そんな下り道を一気に駆け降りていった。。。


一気過ぎてあっという間に合戦小屋着。


有名なスイカはまだ開店前でした。      確か、 1/8カットで800円。 (高いですね)


少しだけ水分補給し先へ進みます。


「短い夏が終わる。。 」             もう秋の気配がそこかしこに・・・


富士見ベンチ。     この辺から時間が読めだした。    なので過ぎる山行を憂い、 ゆっくりと下山した。


第三ベンチ。


第二ベンチ。


なんで第三、 第二、 そして第一ベンチかと言うと、、  

急登な山道を登って来た登山者が休憩するようちょうどいい場所にベンチが設けられているのだ。

こんな感じにね。         当然下りは僕だけ。 

   
思えば双六小屋から槍ヶ岳、 西岳、 燕岳からここまで(この先も)、皆さんとずっと反対に歩いています。

ハハハハ・・・    お陰で静かな山行を楽しめました。


テントを担いだ若者たち。      


二言三言、 言葉を交わす。      「ガンバッテ、 上には大パノラマなご褒美が待ってるよ」


そして第一ベンチ着。


地元の中学生たちの長い列。     全員が過ぎるのを5分ほどのんびり待ちました。


僕のいで立ち (顔腕日に焼けまっ黒け(皮剥け)、 髭ボウボウ、 背中には大ザック) を見た中学生が言った、、


「すげー あの人はプロだ、  僕もああいう風になりたい!!」  と。    そんなあぁぁ・・。 (ポッ、照れ)


心の中で僕が言った、、   「ハッキリ言って体臭い (足も) よ~ (^^; 」   それでもいいの?? (笑)


硫黄の匂い (僕じゃないよ) が漂ってきた、 もう登山口にある温泉場は近いのだろう。

最後の下り。   改めて気を引き締め一歩づつ慎重かつ安全に降りた。


中房温泉登山口着。



完全に終わりました。     お疲れ様でした。     もう何も言えない。。。  (泣泣泣)



バス発車まで十分時間はある。 

それまで近くの脇水で頭を洗い体を拭き、 そして銀マット上で靴を脱いでストレッチ。
(立ち寄り湯は時間が早すぎて開いてなかった)


            ふわあ、、  気持いい~♪


いつの間にか回りの山々は僕の目線より遥か上。   そうと感じた瞬間全てを悟りました。

ホントに終わったんだなー   と。。。


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さて、  帰りますか。


バス停は日帰り温泉場から歩いて数分の所にあります。    8:30発、 JR穂高駅行き。

おお!!     ドアは自動、 エアコンが付いている。   そしてフカフカな座席!!
おおお!!!   なんだこのスピードは?  (きっと時速30kmくらいだろうがすごく速く感じた)

文明の力ってこんなに凄いのかーー!!! (驚)     
大袈裟??   って思えるほど文明社会が久しぶりな感じがした。



穂高へGO!!   (駅ですよ~)


窓の外は秋めいていました。   


「JR穂高駅」         岳はいませんでした。    (どうやら涸フェスに行ってたようです)




駅前の食堂からカレーの匂いが漂ってきました。    カレーの匂い・・   食いてー!

電車まで時間がないので諦めました。   もうここまできたら早く大町まで戻ろうと。。

でも悲しいかな、 嬉しいかな、、   自分からも加齢臭の匂いが・・  (?)

いやいやいや、、  カレーじゃなく、 山男の匂いが全身から沸き立っていました。 (笑)



田舎のホーム。         好きです、  こういうの。


“アオテオロア”     電車を待つ間、 NZ(ニュージーランド)の広く大きな空を思い出していました。


「時間がゆっくり過ぎました、  ボーッとできました」  


そしていきなり・・    文明開化の鐘が鳴りました。      現実の世界へようこそ!!


ほとんどのお客さんは僕の顔をチラ見したあと何故か顔を背けます。  そんなに色男なのかなー? (笑)

クンクン、 匂いは漂ってないよな!?   それでも足はちょっと引っ込めましたがね。 (じぇったい臭くは無い)

「これが山男のいで立ちだー!!」     全然恥ずかしくなんかないゾー!!! 





過ぎ行く車窓から、  田舎の景色と燕岳方面であろう山々をじっと眺めていました。。


そして・・・


あっちゅー間にJR大町駅へ。     あの縦走は何だったんだ?  かれこれ遠い昔??


JR信濃大町駅、  無事帰着。


クルマを受け取りにタクシー会社へ。 



またいつでも来てくださいね、  何日置いてもいいですよ。

大変お世話になりました、  すごく楽しかったです、  また利用させてもらいます。


「普通の会話ができる幸せ」    安全無事に帰った証拠。



  2010年夏、  僕の最高の夏休みでした。




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<出費>
・バス代   1,700円
・JR代      320円       計 2,020円


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今回、 裏銀座と表銀座縦走を5泊6日という日程で歩きました。
総距離は約80km以上だと思います。 (黒部五郎岳往復入れて)
ここまで歩けたことに驚きを感じます。 (日頃の鍛錬の成果もあり?)
そして山で出会った方、 無事に家まで帰れたことに感謝しています。


・食事     アルファ米、 棒ラ-メン。
・行動食    カロリーメイト、 バナナチップ、 氷砂糖飴、 食塩錠。
・水      昼間は毎日2.5リットル。
・歩き     初めは極力ゆっくり、 1時間後ペース上げ、 後半流し。
・地図     北アルプス編持参。
・服装     長袖(1)、半袖(2) 沢があれば必ず洗いザックにくくり付け天日干し。
・現金     千円札と硬貨を多めに。  (緊急時の小屋泊分も考慮)
・他      アマ無線機、 予備BATT、 携帯は電源入れず。
・重さ     約23kg  そこから日徐々軽量化。



縦走を終えて、、   

 確かに山の奥は静かで気持ち良いが、危険も伴っている。 (実際熊にも遭遇)
 長い日程で入るのなら尚更。 その辺を十分理解認識しないと痛い目に合う。
 それと僕的には体力的にはやはり7日以内が限界だと感じた。 どこかBCにすれば
 違うだろうが、短い休みを利用しての山行はどうしても “あの場所まで” が待っている。 
 栄養に関してもそうで、毎日アルファ米と棒ラーメン。 これでは体力が続かないだろう。
 「軽量化と大切な栄養摂取」 これが今後の縦走時の課題のようだ。 宿題ができてまた嬉しいし。



「縦走」  
 

天候と体力と少しだけのやる気をもってこれからもチャレンジしたいと思います。



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数日に渡る長いレポをご覧いただき本当にありがとうございました。


「2010夏、  裏銀座、表銀座縦走」           お ・ し ・ ま ・ い。




さーて、、   今度はどこ歩こうかなあ。。。      v(^^)v