「裏銀座、 表銀座縦走」
今週やっときた夏休みを利用し5泊6日で出かけてきました。
場所は北アルプスの最深部(奥部)にある山域で、 その山々の稜線を歩きました。
感想は・・ 「もー、、 サイッ・・ クォーー!!!」 でした。 (^^v
-----------------------------------
「裏銀座」
高瀬ダム ~ ブナ立尾根(北ア三大急登) ~ 烏帽子岳 ~ 野口五郎岳 ~
黒岳(水晶岳) ~ 鷲羽岳 ~ 三俣小屋 ~ 三俣蓮華岳 ~ 双六小屋 ~
西鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。
「表銀座」
中房温泉 ~ 合戦小屋 ~ 合戦尾根(北ア三大急登) ~ 燕岳 ~ 大天井岳 ~
赤岩岳 ~ 西岳 ~ 東鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。
槍ヶ岳を基点にして太平洋側を表銀座、 日本海側を裏銀座と呼んでいる。
大方の登山者たちは、 表銀座を縦走し槍ヶ岳に登頂し上高地へ下る。 または、
裏銀座を縦走し双六小屋から新穂高温泉へ下る、 か、 槍ヶ岳に登頂し上高地へ。
しかし今回僕が歩いたのは、 “裏銀座から表銀座への大縦走” である。
-----------------------------------
全コース約60km、 テント泊可能な小屋まで移動、 全ルートほぼ3,000m近い稜線、
西鎌尾根と東鎌尾根は狭く危険な岩場歩き、 間に縦走コースを外しての黒部五郎岳登頂、
とそんな山登りをしてきました。
今日まで日々のトレーニングやほぼ毎週の登山を経て体力的に歩き通す自信はある。
しかし、 天候やコース取り、 未踏破の地故の危険さや困難さ、 はたまた6日間歩き通す
精神力など全て初めての経験なので、 果たして僕のような素人に達成できるのか不安でした。
(今日まで色々なサイトを見て事前に研究や危険地帯等確認をしていたのは言うまでもないが)
でも、 「夏山は今しかない!」 ということで思い切って出かけました。
そんな僕の縦走記録をどうぞご覧ください。。 (今回もまたまた長いですが・・ (^^; )
8/21(土) 大町駅 ~ 高瀬ダム ~ ブナ立尾根 ~ 烏帽子岳 ~ 烏帽子小屋テン泊。
会社より帰宅後、 荷物をまとめていつもの道(湯の丸IC、三才山TN、松本)で夜中2時過ぎに
JR大町駅前にあるタクシー会社に到着。 事前にタクシー会社には連絡してあったので窓口
にいた方に名前を告げタクシー会社の敷地内駐車場にクルマを停めて仮眠。
(タクシーを利用することを条件にタクシー会社の駐車場に無料で停められる)
4:00 起床 (寝たというより、 狭い車内で何だかモゾモゾしていただけ)
5:15 新宿発のムーンライト号の到着に合わせ大町駅前は騒がしくなります。
段々登山の雰囲気になってきた。 でタクシーに乗りこみ高瀬ダムまで移動。
(高瀬ダムまで8,200円。 都合3名乗車で料金は割り勘)
「JR信州大町駅」 田舎の駅舎ってなんか好きなんです。 しかも朝一の駅が。。
相乗りした女性2人がまた強者の方たちだった。
一人の方は昨夜鈍行で大町駅まで来てそのまま駅のベンチ?で仮眠。 もう一人の方はとっくに百名山登頂を
終えていた方で、 どちらの女性も僕より歳下。上高地辺りにいる登山者たち(失礼)とは少しばかり趣きの違う
登山者(縦走が目的)が多いように感じた。
七倉山荘前にて高瀬ダムまでのゲート開門までしばし待ちです。 (今の時期6時30分にゲート開門)
それまでの間に登山者カードの投函やトイレ等を済ましタクシーの中で仮眠してました。
「待ち中・・ 」 ちなみに一般車はここまで入れる。 (これから先は許可車両のみ)
しかしこの辺・・ ホント山深いです。 「ああ、来ちゃったんだなー」 と実感。 もう引き返せないですね。
「ロックヒルの高瀬ダム」 ロックヒルの中をジグザグに登って行きます。
ダム中央をジャンボタクシーが登っているのわかりますか? すごいですね。
「ダム湖到着」 準備をして、、 さあ行きますか。
(ダム湖を渡って来る風が冷たくすごく寒かったです)
「高瀬ダム湖」 遠~くに、、 槍の頭が・・。
「境界のトンネル」 様々なサイトで見たトンネル。 これを越えたらもう本当に引き返せません。
「出口に向け黙々と歩きます」 縦走者ばかりのため皆さん大きいザックを担いでいますね。
トンネルを抜けたらそこは・・ ダム湖上流だった。 (今は夏なので雪国ではありません、 あしからず。)
「吊り橋を渡り」 この吊り橋も微妙に変な揺れ方だった。 (腰くだけ状態?)
「裏銀座登山口」 いよいよ始まります、期待感いっぱいです。 ただ、少しだけ緊張もしています。
「あの頂きまで一気に登ります」
「No.7」 番号は一番下にある12番から、最上の1番まであります。
“北アルプス三大急登” 下から上までジグザグなきつい登り。 背中には20kg超えのザックが・・
「ブナ立尾根」 正に美しいブナの尾根がずっと続きます。 とてもきついですがね。。
もう登り始めから大汗でした。 頭から滝のような汗。 (僕は汗っかきで頭から流れ落ちる)
水は2.5リットル持参。 途中で無くなることのないよう少しづつ飲みました。
でも本当はゴクッゴクッと喉を鳴らしながら思いっきり飲みたかったんです。
小屋に着いたら思いっきりビールを飲もうっと。 もうこうなったら値段なんてどうでもいいですね。
「タヌキ岩」 これも各種サイトで見た岩です。 でもどこがタヌキか僕には分かりませんでした。
「大崩落地帯を覗き込む」 写真だと分かりずらいですね、 ここ急角度のすごい落ち込みなんです。
(立っていた場所はオーバーハング気味で足元が崩れたら今の僕はありませんでした)
「眼下に高瀬ダムが・・ 」
「の、 アーップ!」 あんな下から登ってきたんですね。
この辺りまで登って来ると回りの山々の頂きが目の高さと同じになって来ます。
「そろそろ登りは終わりかな」
「No.1」 やりました、 No.1です。
「11:27烏帽子小屋着です」 すごくきつかったです。 あえぎあえぎでした。
テント泊の受付を済ましテン場へ移動しテントを張ります。
「テン場」
「秘密兵器」 今回初登場のテント。 軽量化を目的に新調しました。
“アライテント・エアライズ1” 今まで使っていたモンベル製より500g軽いです。
張ってみた感想・・ 軽いだけあってモンベルよりは作りが少々雑?で、生地も薄い。
出入り口が縦なので文字どおり出入りがしずらい、 強度もモンベルより劣るかも!?
ま、でも軽いので概ね良しとする。 (一泊テント時はモンベルにするかも。 使い分けです)
テント設営後少し休息し烏帽子岳に登りました。 小屋から往復1時間くらいです。
「烏帽子岳」
「自己責任で」 垂直の壁を登ります。 面白いです。
「ハイ、 自己責任です」
“烏帽子岳” 2,628m 二百名山です。
「頂上直下です」 この上へは登れませんでした。 内股で変に堪えてるので妙な作り笑いです。(笑)
「手前赤牛岳と奥に薬師岳」 富山県側にある山で立派な山容です。 いつかは登りたいですね。
烏帽子岳で360°の世界を満喫しながらしばし休憩。 ・・そして下山です。
「至福のひととき」 待ちに待った瞬間です。
「明日の縦走コースを見上ます」
「そろそろ満月かなあ」 おやすみなさい。。
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本日は序章、 明日からが本番。
稜線上はどんな景色が待っているのか、、 期待で胸が、 ビールで腹がいっぱいです。
さあ、 裏銀座縦走の始まりです!
今週やっときた夏休みを利用し5泊6日で出かけてきました。
場所は北アルプスの最深部(奥部)にある山域で、 その山々の稜線を歩きました。
感想は・・ 「もー、、 サイッ・・ クォーー!!!」 でした。 (^^v
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「裏銀座」
高瀬ダム ~ ブナ立尾根(北ア三大急登) ~ 烏帽子岳 ~ 野口五郎岳 ~
黒岳(水晶岳) ~ 鷲羽岳 ~ 三俣小屋 ~ 三俣蓮華岳 ~ 双六小屋 ~
西鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。
「表銀座」
中房温泉 ~ 合戦小屋 ~ 合戦尾根(北ア三大急登) ~ 燕岳 ~ 大天井岳 ~
赤岩岳 ~ 西岳 ~ 東鎌尾根を経て ~ 槍ヶ岳まで。
槍ヶ岳を基点にして太平洋側を表銀座、 日本海側を裏銀座と呼んでいる。
大方の登山者たちは、 表銀座を縦走し槍ヶ岳に登頂し上高地へ下る。 または、
裏銀座を縦走し双六小屋から新穂高温泉へ下る、 か、 槍ヶ岳に登頂し上高地へ。
しかし今回僕が歩いたのは、 “裏銀座から表銀座への大縦走” である。
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全コース約60km、 テント泊可能な小屋まで移動、 全ルートほぼ3,000m近い稜線、
西鎌尾根と東鎌尾根は狭く危険な岩場歩き、 間に縦走コースを外しての黒部五郎岳登頂、
とそんな山登りをしてきました。
今日まで日々のトレーニングやほぼ毎週の登山を経て体力的に歩き通す自信はある。
しかし、 天候やコース取り、 未踏破の地故の危険さや困難さ、 はたまた6日間歩き通す
精神力など全て初めての経験なので、 果たして僕のような素人に達成できるのか不安でした。
(今日まで色々なサイトを見て事前に研究や危険地帯等確認をしていたのは言うまでもないが)
でも、 「夏山は今しかない!」 ということで思い切って出かけました。
そんな僕の縦走記録をどうぞご覧ください。。 (今回もまたまた長いですが・・ (^^; )
8/21(土) 大町駅 ~ 高瀬ダム ~ ブナ立尾根 ~ 烏帽子岳 ~ 烏帽子小屋テン泊。
会社より帰宅後、 荷物をまとめていつもの道(湯の丸IC、三才山TN、松本)で夜中2時過ぎに
JR大町駅前にあるタクシー会社に到着。 事前にタクシー会社には連絡してあったので窓口
にいた方に名前を告げタクシー会社の敷地内駐車場にクルマを停めて仮眠。
(タクシーを利用することを条件にタクシー会社の駐車場に無料で停められる)
4:00 起床 (寝たというより、 狭い車内で何だかモゾモゾしていただけ)
5:15 新宿発のムーンライト号の到着に合わせ大町駅前は騒がしくなります。
段々登山の雰囲気になってきた。 でタクシーに乗りこみ高瀬ダムまで移動。
(高瀬ダムまで8,200円。 都合3名乗車で料金は割り勘)
「JR信州大町駅」 田舎の駅舎ってなんか好きなんです。 しかも朝一の駅が。。
相乗りした女性2人がまた強者の方たちだった。
一人の方は昨夜鈍行で大町駅まで来てそのまま駅のベンチ?で仮眠。 もう一人の方はとっくに百名山登頂を
終えていた方で、 どちらの女性も僕より歳下。上高地辺りにいる登山者たち(失礼)とは少しばかり趣きの違う
登山者(縦走が目的)が多いように感じた。
七倉山荘前にて高瀬ダムまでのゲート開門までしばし待ちです。 (今の時期6時30分にゲート開門)
それまでの間に登山者カードの投函やトイレ等を済ましタクシーの中で仮眠してました。
「待ち中・・ 」 ちなみに一般車はここまで入れる。 (これから先は許可車両のみ)
しかしこの辺・・ ホント山深いです。 「ああ、来ちゃったんだなー」 と実感。 もう引き返せないですね。
「ロックヒルの高瀬ダム」 ロックヒルの中をジグザグに登って行きます。
ダム中央をジャンボタクシーが登っているのわかりますか? すごいですね。
「ダム湖到着」 準備をして、、 さあ行きますか。
(ダム湖を渡って来る風が冷たくすごく寒かったです)
「高瀬ダム湖」 遠~くに、、 槍の頭が・・。
「境界のトンネル」 様々なサイトで見たトンネル。 これを越えたらもう本当に引き返せません。
「出口に向け黙々と歩きます」 縦走者ばかりのため皆さん大きいザックを担いでいますね。
トンネルを抜けたらそこは・・ ダム湖上流だった。 (今は夏なので雪国ではありません、 あしからず。)
「吊り橋を渡り」 この吊り橋も微妙に変な揺れ方だった。 (腰くだけ状態?)
「裏銀座登山口」 いよいよ始まります、期待感いっぱいです。 ただ、少しだけ緊張もしています。
「あの頂きまで一気に登ります」
「No.7」 番号は一番下にある12番から、最上の1番まであります。
“北アルプス三大急登” 下から上までジグザグなきつい登り。 背中には20kg超えのザックが・・
「ブナ立尾根」 正に美しいブナの尾根がずっと続きます。 とてもきついですがね。。
もう登り始めから大汗でした。 頭から滝のような汗。 (僕は汗っかきで頭から流れ落ちる)
水は2.5リットル持参。 途中で無くなることのないよう少しづつ飲みました。
でも本当はゴクッゴクッと喉を鳴らしながら思いっきり飲みたかったんです。
小屋に着いたら思いっきりビールを飲もうっと。 もうこうなったら値段なんてどうでもいいですね。
「タヌキ岩」 これも各種サイトで見た岩です。 でもどこがタヌキか僕には分かりませんでした。
「大崩落地帯を覗き込む」 写真だと分かりずらいですね、 ここ急角度のすごい落ち込みなんです。
(立っていた場所はオーバーハング気味で足元が崩れたら今の僕はありませんでした)
「眼下に高瀬ダムが・・ 」
「の、 アーップ!」 あんな下から登ってきたんですね。
この辺りまで登って来ると回りの山々の頂きが目の高さと同じになって来ます。
「そろそろ登りは終わりかな」
「No.1」 やりました、 No.1です。
「11:27烏帽子小屋着です」 すごくきつかったです。 あえぎあえぎでした。
テント泊の受付を済ましテン場へ移動しテントを張ります。
「テン場」
「秘密兵器」 今回初登場のテント。 軽量化を目的に新調しました。
“アライテント・エアライズ1” 今まで使っていたモンベル製より500g軽いです。
張ってみた感想・・ 軽いだけあってモンベルよりは作りが少々雑?で、生地も薄い。
出入り口が縦なので文字どおり出入りがしずらい、 強度もモンベルより劣るかも!?
ま、でも軽いので概ね良しとする。 (一泊テント時はモンベルにするかも。 使い分けです)
テント設営後少し休息し烏帽子岳に登りました。 小屋から往復1時間くらいです。
「烏帽子岳」
「自己責任で」 垂直の壁を登ります。 面白いです。
「ハイ、 自己責任です」
“烏帽子岳” 2,628m 二百名山です。
「頂上直下です」 この上へは登れませんでした。 内股で変に堪えてるので妙な作り笑いです。(笑)
「手前赤牛岳と奥に薬師岳」 富山県側にある山で立派な山容です。 いつかは登りたいですね。
烏帽子岳で360°の世界を満喫しながらしばし休憩。 ・・そして下山です。
「至福のひととき」 待ちに待った瞬間です。
「明日の縦走コースを見上ます」
「そろそろ満月かなあ」 おやすみなさい。。
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本日は序章、 明日からが本番。
稜線上はどんな景色が待っているのか、、 期待で胸が、 ビールで腹がいっぱいです。
さあ、 裏銀座縦走の始まりです!