四川省で発生した地震の被害は甚大なもので、四川省だけで死者が2万人近くになるようだが、まだ生き埋めになっている人達も多く、まだまだ犠牲者の数は増えるだろう。震源地の汶川(ウェンチュアン)には臥龍のパンダ繁殖研究センターがあり、昨年訪れたがパンダは無事だったようだ。
東京の施路敏(シ・ルミン)が、中国のインタネットで見つけた写真を送ってくれた。汶川で携帯電話で撮られたものだ。崩壊した小学校で撮られたようで、おそらくは低学年の女の子達だろう。いとおしくて涙が溢れた。
このようなことは被災地のあちこちで起こったのだろう。地震が発生したのは午後2時50分ごろだと言うから、1時間ほど後だったら子ども達の多くは下校していただろうから、助かる可能性もあったのではないだろうか。
成都と汶川のほぼ中間にある都江堰(トゥジャンヤン)市は、世界文化遺産に登録されている秦代の大治水工事である都江堰があるところで一昨年訪れた。落ち着いたきれいな町だったが、ここも壊滅的な打撃を受けたらしい。
崩壊した都江堰市の中学校
堰に降りていく斜面には立派な寺院などの建築物があって観光客がたくさん来ていたが、おそらくかなりの被害があっただろう。
中国の大地震は、近年では1976年に河北省の唐山(タンシャン)市で発生したものが有名で、この時の死者は唐山で約15万人、全体では24万人、非公式には75万人と言われる中国地震史上最大、最悪のものだった。今回のものはその規模には及ばないが、やはり記録的なものなのではないだろうか。このような規模の大きい地震が日本で、それも大都会で発生したら阪神淡路大震災どころではない悲惨な結果になるだろう。地震の予知は今も難しく、忘れたころにやってくる地震に対しては、なかなか「備えあれば憂いなし」ということは難しい。
地震のニュース以来、身内や友人、卒業生、知人などから、中国に行っていないか、大丈夫かという電話やメールがあった。有難いやら気恥ずかしいやらだが、実は予定では、この時期に西安経由で四川省に行くことにしていた。成都から何箇所かを訪れることにしていたが6月に延期し、今年は西安にだけ行くことにした。もし当初の予定で出かけていたら、地震に出遭ったかも知れない。命拾いとまではいかないが、家族やいろいろな人達に心配をかけたことだろう。
東京の施路敏(シ・ルミン)が、中国のインタネットで見つけた写真を送ってくれた。汶川で携帯電話で撮られたものだ。崩壊した小学校で撮られたようで、おそらくは低学年の女の子達だろう。いとおしくて涙が溢れた。
このようなことは被災地のあちこちで起こったのだろう。地震が発生したのは午後2時50分ごろだと言うから、1時間ほど後だったら子ども達の多くは下校していただろうから、助かる可能性もあったのではないだろうか。
成都と汶川のほぼ中間にある都江堰(トゥジャンヤン)市は、世界文化遺産に登録されている秦代の大治水工事である都江堰があるところで一昨年訪れた。落ち着いたきれいな町だったが、ここも壊滅的な打撃を受けたらしい。
崩壊した都江堰市の中学校
堰に降りていく斜面には立派な寺院などの建築物があって観光客がたくさん来ていたが、おそらくかなりの被害があっただろう。
中国の大地震は、近年では1976年に河北省の唐山(タンシャン)市で発生したものが有名で、この時の死者は唐山で約15万人、全体では24万人、非公式には75万人と言われる中国地震史上最大、最悪のものだった。今回のものはその規模には及ばないが、やはり記録的なものなのではないだろうか。このような規模の大きい地震が日本で、それも大都会で発生したら阪神淡路大震災どころではない悲惨な結果になるだろう。地震の予知は今も難しく、忘れたころにやってくる地震に対しては、なかなか「備えあれば憂いなし」ということは難しい。
地震のニュース以来、身内や友人、卒業生、知人などから、中国に行っていないか、大丈夫かという電話やメールがあった。有難いやら気恥ずかしいやらだが、実は予定では、この時期に西安経由で四川省に行くことにしていた。成都から何箇所かを訪れることにしていたが6月に延期し、今年は西安にだけ行くことにした。もし当初の予定で出かけていたら、地震に出遭ったかも知れない。命拾いとまではいかないが、家族やいろいろな人達に心配をかけたことだろう。