給料の他に文書通信交通滞在費というよく分からない名目で、毎月100万円が追加支給されている(同法律の第九条)。 前記の議員が「しかも文書何とか費というのがあるらしく、これが百万円ですよ」言ったのがこれだ。それにしても当選早々にこういうことが言えるのは、当選する前から国会議員の仕事よりも給料によほど魅力を感じていたのだろうと、今更ながら嗤いたくなる。
他にも議員にはJR各社や航空会社の航空券なども提供されている上に、公務出張の場合は別途実費の交通費等が支給される。それに公務出張の場合は別途実費の交通費等が支給される。また、勤続25年以上の議員にはさらに月額30万円の特別交通費が加算されるようだが、なぜ勤続年数が長い議員にこのようなものが支払われるのかまったく分からない。永年勤続慰労金のつもりなのか。もういちいち挙げるのも煩わしいくらいだが、前記のチルドレン議員は「国会議員はJR乗り放題らしいですよ。しかも全部グリーン車。乗ったことないですよ」と言っていた。また最近では官房副長官が女性との熱海温泉旅行にJR無料パスを使ったということがあり、結局この高官は辞職した。
議員が所属する政党には1人あたり月65万円の立法調査費なるものが支給される。これは個人のものになるのか、政党のものになるのかは知らないが、ここまでで、国会議員1人に対して税金から支払われる額は、年間4400万円になるようだ。何とも手厚いことではある。
『国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律』はたびたび改正されていると言うが、要するにお手盛りである。だから何やかやと理屈をつけて額を上げることは自由だろうが、批判が出ても既得権を守るために金額を下げたり、項目を削ることなどするはずもない。
年金制度も手厚いもので、月額10万円の納付金(保険料)を10年払えば、月々34万円の年金を一生もらえることになっている。年金は11年目からは1年毎加算され、例えば12年在職で年間 428万円となり、40年近く勤務して退職した私の年金額よりはるかに高い。
これに加えて、1995年には政党助成制度が創設され、これによって政党交付金が税金から国会議員1人に、平均して約4500万円が支払われる仕組みになっている。完全無所属の議員と、この制度に反対して受け取りを拒否している共産党の分は他の政党で分配している。
他にも議員宿舎のこともあるが、忌々しくなるのでこのあたりで止めておこう。世襲問題が言われているが、なるほど家業としてはなかなか魅力的なものなのだろう。それでも人間の欲には限りはないもので、ネットのコラムで、あるテレビキャスターは「ローカル番組のゲストに、さるタレント学者出身の国会議員に出演を願った。彼はあろうことか、ブラウン管に向かって『いやあ、国会議員の待遇がこんなに悪いと思わなかった。税金や年金を引かれるとほとんど手元に残らん!』と、のたまった」とあり、「なんだとー、てめえ一体いくら税金もらってるのか分かってるのか!!!」と心の中で罵ったと書いている。
「井戸塀」などと言うのは現代の議員諸公にとっては無縁で、もはや死語になってしまったのだろう。
他にも議員にはJR各社や航空会社の航空券なども提供されている上に、公務出張の場合は別途実費の交通費等が支給される。それに公務出張の場合は別途実費の交通費等が支給される。また、勤続25年以上の議員にはさらに月額30万円の特別交通費が加算されるようだが、なぜ勤続年数が長い議員にこのようなものが支払われるのかまったく分からない。永年勤続慰労金のつもりなのか。もういちいち挙げるのも煩わしいくらいだが、前記のチルドレン議員は「国会議員はJR乗り放題らしいですよ。しかも全部グリーン車。乗ったことないですよ」と言っていた。また最近では官房副長官が女性との熱海温泉旅行にJR無料パスを使ったということがあり、結局この高官は辞職した。
議員が所属する政党には1人あたり月65万円の立法調査費なるものが支給される。これは個人のものになるのか、政党のものになるのかは知らないが、ここまでで、国会議員1人に対して税金から支払われる額は、年間4400万円になるようだ。何とも手厚いことではある。
『国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律』はたびたび改正されていると言うが、要するにお手盛りである。だから何やかやと理屈をつけて額を上げることは自由だろうが、批判が出ても既得権を守るために金額を下げたり、項目を削ることなどするはずもない。
年金制度も手厚いもので、月額10万円の納付金(保険料)を10年払えば、月々34万円の年金を一生もらえることになっている。年金は11年目からは1年毎加算され、例えば12年在職で年間 428万円となり、40年近く勤務して退職した私の年金額よりはるかに高い。
これに加えて、1995年には政党助成制度が創設され、これによって政党交付金が税金から国会議員1人に、平均して約4500万円が支払われる仕組みになっている。完全無所属の議員と、この制度に反対して受け取りを拒否している共産党の分は他の政党で分配している。
他にも議員宿舎のこともあるが、忌々しくなるのでこのあたりで止めておこう。世襲問題が言われているが、なるほど家業としてはなかなか魅力的なものなのだろう。それでも人間の欲には限りはないもので、ネットのコラムで、あるテレビキャスターは「ローカル番組のゲストに、さるタレント学者出身の国会議員に出演を願った。彼はあろうことか、ブラウン管に向かって『いやあ、国会議員の待遇がこんなに悪いと思わなかった。税金や年金を引かれるとほとんど手元に残らん!』と、のたまった」とあり、「なんだとー、てめえ一体いくら税金もらってるのか分かってるのか!!!」と心の中で罵ったと書いている。
「井戸塀」などと言うのは現代の議員諸公にとっては無縁で、もはや死語になってしまったのだろう。