梅雨が明けてから暑い日が続いていますが、総務省消防庁のまとめによると熱中症で8〜⒕日の1週間に救急搬送された人が全国で1万913人と、昨年同期(1941人)の5.6倍になり、このうち初診時に死亡が確認された人は16人だったそうです。とりわけ関東甲信−九州が梅雨明けした6〜8日以降、35度以上の猛暑日となる所が相次いだためとみられています。気象庁によると、今年は関東甲信で平年より15日、東海−九州で13〜6日梅雨明けが早く、平年より早く真夏のような暑さに見舞われました。10、11、12日はいずれも全国927観測地点中100地点以上で猛暑日となったようです。
少なくとも3週間の入院が必要な重症とされた人は393人、入院が必要な中等症は3854人で、年齢別では65歳以上の高齢者が全体の48.8%、で半数近く、7歳以上18歳未満の少年が13.2%、18歳以上65歳未満の成人が37.4%だったそうです。
このところ毎年のように熱中症の危険が警告され患者も増加していて、街での会話にもしばしば話題になっています。要するに長時間暑気に曝されるのが危険で、それを避けると同時にこまめな水分の補給が必要だと言われています。昨年の夏私は3時ごろから人の家を訪ねて帽子もかぶらずに3時間近く歩き回り、街の中で倒れて救急車で病院に運ばれました。軽い熱中症だったようですが幸い入院することもなく、その日のうちに帰宅でかました。これに懲りて今年は日盛りの時間に外出することは避け、帽子は必ず着用して水分補給も怠らないように心がけています。
私は若い頃は夏は苦手ではなかったのですが、年を取るとどうも暑さに弱くなりました。まして80歳という高齢になり暑さはこたえます。無理をしないように気を付けてはいますが、それでも朝家を出るときに上からも下からも熱気に焙られるようになるのはたまりません。子どもの頃は朝は涼しく、夕方も打ち水をして涼をとったことを懐かしく思い出します。街中は黒い土を見ることは少なく、コンクリートだらけでヒートアイランド現象となる今頃、まだ7月も終わっていないのに、これからどれくらい暑い日が続くのかと憂鬱な気分になります。