佐渡市東京事務所ブログ

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第14回ふるさと再発見の旅【報告】

2019年10月29日 13時48分31秒 | イベント

 10月4日(金)から6日(日)までの2泊3日の行程で、第14回ふるさと再発見の旅「団体佐渡旅行」が実施されました。今回は首都圏佐渡連合会の会員を中心に63名が参加されました。

 台風18号が熱帯低気圧に変わったとは言え、その低気圧は佐渡に向かっていたのです。出発の直前まで私達の乗船予定の新潟発11:30ジェットフォイルは出航が危ぶまれていました。佐渡汽船新潟ターミナルへ到着寸前、出航が決定しました。その後の船は全て欠航でしたから、「瀬戸際!」での出発でした。

 今回のテーマは、「佐渡東海岸(河崎地区)めぐりと相川の街あるき・きらりうむ佐渡の探訪!」です。案の定ジェットフォイルは揺れに揺れ、それでも定刻には目的の両津港に到着する事が出来ました。昼食後ゆっくり時間をとって、バスへの移動を13:45としましたが、正にその時が、最大瞬間風速32.5Mというもの凄い風雨の時でした。荒天の為、「相川街あるき」は断念しましたが、その分、今年4月にオープンした佐渡金・銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」では、4つのシアターの美しい映像をゆっくり湛能する事が出来ました。「相川街あるき」は又の楽しみにしましょう。きらりうむ佐渡で映像により佐渡金銀山の歴史と全容を学習。

 1日目の宿は、相川・ホテル万長。懇親会では三浦佐渡市長をはじめ9名のご来賓もご出席いただき、和やかに開かれました。アトラクションは、佐渡の國草の会の皆様による「御前踊り」。佐渡島内でも珍しい出し物で「初めて見る事が出来ました」と参加者も喜んでいました。又、相川石花鬼太鼓も勇壮な撥さばき、踊りで特に二人の子供の鬼が見事で、こちらも大いに楽しませていただきました。ふるさと再発見の旅に10回参加された国府田サナエ様に感謝状とお米10kgを贈呈

佐渡国・草の会様によるめずらしい「御前踊り」

相川・石花集落鬼太鼓の皆さま、勇壮な兄弟による熱演に感動!

 2日目は、佐渡東海岸(河崎地区)めぐりです。最初の見学地は「久知川ダム」です。新潟県佐渡地域振興局大野川分室の職員4名の方が出迎えて下さり、専門的な説明をしていただきました。質問もいくつか飛び出し、一つ一つ丁寧に答えていただきました。

次は「長安寺」です。3名の地元ガイドさんの案内で、国の重要文化財の阿弥陀如来坐像と朝鮮銅鐘、そして佐渡市文化財の仁王像・仁王門があり、佐渡を代表する古刹の一つをゆっくり見学することが出来ました。

ご朱印帳に書く大場住職朱鷺が二羽我々をお出迎え! ラッキー!!

そして「久知八幡宮」へと向かいます。久知八幡宮では、宮司の小野民部さんより八幡宮の由緒にまつわるお話が有り、祭礼に奉納される鬼太鼓を、下久知鬼太鼓保存会の皆様よりご披露していただきました。河崎地区の皆様の暖かいおもてなしはもう始まっていたのです。

 そしていよいよ羽二生地区へ。ここでは羽二生地区の皆様の心よりの手造りでの昼食です。「羽二生開発センター」にて、おにぎり、煮しめ(たけのこ・豆腐・水ふき・こんぶ等々・・)、天ぷら、あごのすり身の味噌汁、デザートの梨、と盛りだくさん。全て地元の食材での「佐渡のごっつぉ」を本当に皆様、大喜びでいただきました。羽二生地区の皆様の一丸となったおもてなし、結束力は素晴らしいものでした。感激しました。

そんな余韻を残しながら、羽二生地区の皆様にお別れし「姫埼灯台」へ。ここでは94歳になられる地元ガイドさんの坦々とした説明に皆、聞き入りました。この姫埼灯台は新潟港から佐渡に近づくとまず目に入る白い灯台です。今も現役で、世界の灯台100選にも選ばれています。この日は普段は閉めてある「燈台館」も佐渡市の計らいで開館していただきました。

次は別のガイドさんの案内で「津神島公園」へ、朱塗りの太鼓橋を渡り津神島神社への参拝。そして「大川屋外版画美術館」の散策です。大川では版画制作が盛んで集落の皆さんが、村の生活や芸能等の版画を制作し、家々の外壁に見事な版画を掲げています。東海岸河崎地区めぐりは、まだまだ続きます。

次は小佐渡連峰の中腹に立つ白い塔「佐渡仏舎利塔」の見学です。高さは28M。お釈迦様の真骨が奉安されていると言われています。殆どの参加者は初めての見学地だった様で、一様に仏舎利塔の建物に目を瞠るばかりでした。

いよいよ最後の「吾郎兵衛堂」へ、400年程前に建立された小さな堂内には、素晴らしい格天井や地獄絵のリアルさに圧倒されました。

 全行程はここで終わりです。一日を通して親切丁寧にガイドをしていただいた、大場憲栄さん、富樫 宏さん、又、津神島公園・大川屋外版画美術館を心を込めてご案内いただいた田中政一さんの見送りを受け、一行は両津へ向かいました。

 Aコース参加の皆様は両津港にてお別れです。Bコース参加38名の皆様は、2日目の宿、椎崎温泉 あおきやへ。夕食後はオプションにて、予定通り開催された諏訪神社での今年最後の「薪能」の鑑賞へ。荘厳な雰囲気の中で今年の演目は「天鼓」。シテに宝生流能楽師・金井雄資氏を招いての特別公演となりました。会場は満員です。少し小雨がぱらつく肌寒い夜でしたが、「薪」に火が入るとパチパチと燃え跳ね上がる音が耳に届きます。ただうっとりと鑑賞しました。

 3日目の朝、ホテルで朝食後は解散です。皆様それぞれに次回を約束し合い、お別れしました。

 今回の旅行は、東海岸・河崎地区の皆様の暖かいおもてなしを、大きく感じる旅でした。この旅行の計画段階からお世話になった、河崎地区の大場憲栄さん、羽二生の昼食のリーダー役の親松東一さんに心から感謝を申し上げ、又、佐渡市役所、観光交流機構、他関係者の皆様の一方ならぬご協力、ご厚意に感謝しながら終わりといたします。

(文責:北嶋 准)

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