ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【十二ケ月の音の詩:二月と三月 雪のうさぎの足音は ~ 小さな春の歌】

2021-03-17 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト 今日の一ページにようこそ♪

三月にはいり日ごとに春らしくなり

景色の彩りが明るくなってくるのを

見るのも楽しい季節になりました♬

 

なかなかblog更新の間隔が狭まらないのですが<(_ _)>

生駒の暮らしにはずいぶんと慣れてきました。

 

去年の今頃はまだ、生駒に越してくるとは

家族のだれもが思っていなかった

「家」のご縁も不思議なものだと

つくづく感じるこの頃です。

 

今度の家は小さな庭があって

庭造り…は多分できない私ですが

(草木の知識がなさ過ぎて)

家の皆で相談して新たに

しだれ梅(白)染井吉野・紅枝垂桜

それぞれ小さな苗を植えました。

冬の初めに植えたとき1mあるかないかの

高さで葉も蕾の気配もないカチカチの

苗だったので

今年はまだ花は咲かないかなと

話していたのですが

梅は冬のあいだに新しい枝が何本も、

幹になっていくらしい枝の一本は上に、

その他の枝はしだれ梅なので下方に

それぞれ50㎝ほども伸び

小さいけれど花も15~20ぐらい咲いています。

遅咲きの品種だったのか

まだしばらく咲きそう、

新しい枝たちは最初の幹ほど太くて

青々していて

とても強い子のようです♪

 

そして、桜も2本とも蕾が幾つかついて

膨らんできたので

もうじき咲くでしょう^^

 

斑鳩の実家に、これも小さいナラノヤエザクラ

あるのですが、これは苗から花が咲くまで

8年ほどもかかったので、今回の桜も苗木を植えて

落ち着いて花が咲くまで

何年か待たないといけないかもと思っていました。

梅&桜2、どれもまだ幼木、人間でいえば小さい子ども、

健気にがんばって成長する様子はとても

可愛いものですね

(真ん中の段二つが桜の蕾、他は庭先の小さな花たち)

以前あるかたに教えていただいたのですが

桜は花がパッと散り儚いイメージがあるけれど

根はとてもしっかり地中に張っていく木で

そういう意味でも縁起が良い木なのだとか

嵐などで折れたようでも、その木のどこかからまた

再生する、そんな強さも持っているそうです。

”困難な状況から立ち直るしなやかな回復力”

を意味する言葉で

今の時代に必要なキーワードとして

よく言われるようになった

 「resilience(レジリエンス)」

が浮かんだのですが同時に

ここで時事の英語が浮かぶのもなんだか

風情のないことと少し反省もします。

 

春の景色を何心なくゆったりと楽しむ

余裕がほしいと思うのですが…

この春はどんな新年度始まりになるでしょうか?

 

さて十二ヵ月の音の詩、二月作りかけて途中で

そのまま三月になったので、二月と三月

合わせて載せます…今回はふたつとも

季節の気軽な詩になりました。

もし良ければおつきあいください

 

 

【 二月の音の詩:雪のうさぎの足音は 】


真冬の夜に

しんしん

雪は降り積もり


翌朝 いちめん雪景色


キラキラ朝日で

輝くお庭

ふかふかの雪で

子どもがこさえた

小さなうさぎ


お手てで雪を

こんもり丸めて

南天のお目目

小笹のお耳


子どもが

名前をつけたので


そのまま

生きてるうさぎに

なった


お昼になると

明るいお日さま

雪のからだは

溶けたけど


透明な命

沫雪ほどの

微かな輪郭

お空に向かって


ひと足 ふた足

あちら こちら


冷たい風踏み

雪のふるさと

めざして

昇る


冬の日遊ぶ

子供らの声


綺麗な響きを

背中に乗せて


時おり地上を

眺めてみたり


小鳥の声を

聞いてみたり


風にのって

お散歩しながら

お空に帰る




【 三月の音の詩:小さな春の歌 】

「春だよ」
「春だね」

ピピピピ
チチチ

「お日さま明るい」
「明日も晴れる?」

「どうかな」
「そうね」
「晴れるといいね」

チュンチュンチュン
ツピィ ツピィ

「気持ちいいね」
「そうね」

「君の羽根素敵」
「ありがとう」

ルルルル
リリリ

「暖かいね」
「急ごうね」

「巣作り」
「卵もうすぐ」

ピピピチュチュチュ
ツ・ツーイ

「燕さんはまだ?」
「もうじきかな」

「お花たくさん」
「空気ふんわり」

「嬉しいね」
「ほんとにね」


青空さやか
白い雲
薄く掃かれて

早春の
光は満ちる

軽やかに
すずやかに
響きあう

神様の
贈り物

小鳥たちの
春の歌

 

ジョウビタキ

コマドリ

ミソサザイ(と鶯)