ライトフロウズノウト 今日の1ページにようこそ♪
八月に入り とても暑い日が
続いていたけれど今日~お盆休み中は
雨がちな日が続き少し気温は下がるようです
大雨のお盆はあまり記憶がになく
”お墓参り暑い”というイメージがあるのですが
今年は違うようで
今日はここ生駒でも朝からお昼前後に”激しい豪雨”、
一時湿気が多かったですが、その後夕方ごろから
すっと涼しくなりました。
特大の打ち水だったなと思いますけど
まだ過去形のお話ではなくて、
明日・明後日にまだ降る予報…
日本全体の雨量の予想の色分けの地図を見ると
警報の上の、緊急性の高い避難情報が出ていて
気にかかります
できる限り難儀少なく
長雨前線が通り過ぎるように願いつつ‥
こうした大雨の多い季節、あるいは
とてもよく晴れすぎた真夏の
”容赦ない危険な暑さ”(→天気予報の実際の言葉)の日など
気軽に出かけにくい天候が続くと
自然と音楽を聴く時間が多くなります。
過ごしやすい季節でも、また外出があってもなくても
家にいる間は何かしながらたいてい、主に
CDで好きな音楽聴いている私ですが
最近パソコンの動画の視聴もとても
増えてきました。
そのきっかけはやはり、ここ数か月にあって
以前にはないほど家にいる時間が長かったので
毎日の話題のSNSの記事に接する時間が多くなり
その中に音楽愛好家のかたがたの作品や
演奏家を紹介する”グループ”
(Facebookのシステムの中の)があり
そこには私がそれまで知らなかった
曲の背景や作曲家のエピソード、演奏家のニュース
など興味深いテキスト(文章)と
優れた楽曲の動画リンクがあり
リンクをクリック→パソコンで視聴する、
という回数が増えてきたのでした。
そして私のパソコンの音質がずっとイマイチ
だった案件は、パソコンに
タイムドメイン社のミニというスピーカー(それは
機械に弱い非力な私でもすぐ使えてしかも
臨場感に満ちた忠実再生・音質優秀な
とても嬉しい強い味方)を
繋ぐことでほとんど解決しました♬
そして手持ちのCDにはなくて動画にはある、
とても好きな曲や演奏家のを聴くことが出来たり
少し古い音源を視聴することが出来たり、
これまでそれほど興味がなかったものの
魅力に気づいたりetc…
意外な嬉しい発見もあったりします。
私が音楽を聴いている時間のうちの90%ほどは
クラシックのピアノ曲、とはどこか前のページで
書いた気がします。
ピアノに関しては好みははっきりしていて
それは音に透明感と色彩感があり
メロディーがよく歌われている演奏、
ピアノ以外の楽器や声楽・歌では
ハスキーな声や渋い音で
好きなのもあります。
本当に好きになる時はほぼ
直感で最初の1フレーズ、
もしかすると1音でも
一目惚れ~ひと聴き惚れも
あったりします…そして一旦
これ、と好きになるとそのままずっと心変わりは
せずに折に触れ聴き続けますが
そんな風にファンになったピアニストのお一人で
クララ・ハスキルというかたがいます。
↑リンク先Wikipediaからプロフィールを拝借します、感謝。
クララ・ハスキル(Clara Haskil, 1895-1960ポーランド生まれ)
名門パリ音楽院に10歳で入学、コルトー門下生
ソリストとしても室内楽奏者としても
数々の名演奏・音源を遺され最高の評価のCDも
複数あり
私が最初に購入したのはどの曲のCDだったか
覚えていないのですが
何枚か購入したCDのカバーや中のライナーノーツの
写真の表情がどれも難しく
何故この写真?と気になったのです。
現代では女性演奏家は美しくドレスアップ
した写真をCDでもフライヤーでも使われること多く
それを拝見するのもファンには楽しみのひとつですが
ひと時代前のことで、今のようにヘアメーク&ドレスアップ
しているお写真ではなかったとしても
険しいとさえ言える表情のものを
CD、作成当時はレコードジャケットに
選ばれた理由はクララハスキルというピアニストを
知り始めの頃には、まだわかりませんでした。
けれど、あるときクララ・ハスキルという
ピアニストは健康に恵まれず生涯
脊柱側彎症ほか幾つもの病に耐えながらの
演奏活動であったことを知り
なるほど、と思ったことでした。
ひとたびCDプレーヤーから彼女の音楽が
流れると、私のそれほど上等でない機器からでも
粒の揃った繊細な音が響きだし
水晶のような音色で輝いでメロディーを綴ります。
世界的ピアニストと自分とを並べて比べるとは
烏滸がましいとさえも言えない行いですが
そんな心身の痛み・長い苦しみを常に感じながら
その指先から創り出す音楽に全く反映させずに
別世界の美しい清澄な音楽を
作りだすことは私にはできない
と感じます。
どこか一か所痛いところ、あるいは何かひとつ心配事が
あったり、とても悲しいことがあったりすると
すぐに手や頭や動きが鈍くなる、時には止まってしまうような
意気地なしの私なのは自分でよくわかっていいます。
奇跡のような存在にも感じられる
このピアニストのイメージを私はよく
蓮の花のよう、と思います。
泥の中から美しい花を咲かせることで
尊ばれることが良く知られる
蓮の花 少し透けて見えるピンクの色も
強い主張をしすぎず共演する器楽と調和する
その演奏につながる気がします。
ハスキルさんはブタペスト・ルーマニア生まれで
お墓はベルギーにあるそうで
日本に咲く花ではなく他の花、あるいはもっと別の
イメージをお持ちのファンのかたには
違っていてごめんなさいとお伝えします。
他にも同じように心身の大きな負荷を抱えながらも
究めて美しいもの・精緻な技術や本質を提示する
素晴らしい芸術を生み出すかたがたが
過去に、また今現在進行形でも
おられることでしょう。
あるいは生みだされるものが
芸術ではなくて、日々の毎日、ごく普通の暮らしで
あっても、それができるかたはやはり素晴らしいと
敬愛します。
私はお仕事で生徒さんに相対するときは
多少調子悪くてもどこかのタイミングで
ティーチャーズゾーンに入って集中&パワーアップ
するのですが
一人で家にいてどこかに大きな負荷がかかると
動きが止まってしまったり
眠くなったりしてしまいます。
前の日曜に閉幕したオリンピック、パラリンピック
はこれからですが、その出場者についても
厳しいトレーニングや予選からの長い闘い~
そして一度きりの本番で輝く過程は
やはり蓮の花のよう、と感じます。
けれど世界最高レベルに鍛え上げられた
トップアスリートを”花”に例えるのは
合っているだろうか?とも思いつつ…
ちょうど今まだ蓮の花の季節でもあり
私の個人的な連想の世界ではありますが
このページを書いてみたくなりました。
少しお話戻りますが、
こうして書くうちに思考やイメージが
一歩進むことがあり、
(「書く」って大事ですね)
クララ・ハスキルさんの写真のこと、
健やかな時のお写真が少なかったから
暗い表情の写真採用になったかと思っていたのですが
少し遠めのや柔和なお姿のお写真もありますし
イメージ写真・イラストでカバーのデザインをするという
選択もあったかもしれず、
それをCDカバーの作成者がされなかったのは
私のように、そのCDを手に取るひとが
その表紙の写真の雰囲気と
中のディスクから流れる音楽に同時に触れることで
クララ・ハスキルの生涯と演奏の真価に
より近づくことができるようにと
意図されたためであったかもしれないと
気づきました。
ひとつyou-tubeの動画を貼ります。
愛らしいピアノソナタ約15分♪
以下はCDの写真
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」、第23番
‥こちらは猫さんと柔らかい表情
ルードヴィヒブルク城でのリサイタル
二台のピアノのためのコンチェルト
☆上記画像三点はアマゾンより
(若き日のポートレイト Wikipediaより)
(23) Mozart: Piano Sonata No.10 Haskil Salzburg live 1957 モーツアルトピアノソナタNo. 10 ハスキル ザルツブルグライブ1957 - YouTube