ライトフロウズノウト 新しい1ページにようこそ♪
再度のお久の更新、それでも
訪れてくださった皆様,、また新しく
読みに来てくださった皆様に感謝しています。
どこか特別具合が悪いことは私自身には
なかった…けれど7月は中間頃に
家族約一名コロナ罹患がありました。
おかげさまで6日ほどで復活しましたが
症状ピーク時はやはりちょっと緊張しますね。
皆様もどうぞお気をつけて。
詩の作成も遅いのに今回は
一年のタイトルがなかなか決まらなくて
ふた月も遅れてのアップになり
季節がずれてしまいました。
一年のテーマもしくはキーワード
今回は”山際”(やまぎわ)
山 鳥 森…なかなかピンと来ず
それらが入っていて今の住まいに近い言葉
ということでこれに落ち着きました
もし良ければお読みください…
【 十二ヶ月の山際の詩:五月 朝の唄 】
春の夢から覚めた
鳥たちが
朝の唄を歌う
それぞれの色で
軽やかに輝く
無垢の声が
日に透ける
木々の葉の緑を
振るわせて
音の環を作り
響き合う
風は今
稲蔵の神道を
吹き抜けて
新しい季節の
通り道を掃き
清める
【 六月 雨音のドーム 】
降り続く雨
雨粒がガラス窓に
半透明のベールをかけて
外の景色を滲ませる
緑の山も今日は霞んで
低い雲の中
部屋は雨音に包まれて
小さなドームに
籠もっているよう
言葉は出口を失って
想いは重なり
意識は次第に
心の海へ
何かを探しに
来たかと思う
深く
より深く
潜っていくと
仄白い小さな光が
奥底に見える
あともう少し
でも届かない
今はまだ
息が続かない
降りしきる雨の
優しい音に
引き戻されて
元の部屋の中
振り返る
束の間の記憶
しばらくは
雨はやまない
小鳥の声も
聞こえない