ライトフロウズノウト今日の1ページにようこそ♪
昨夏から延期された2020東京オリンピック・パラリンピック、
コロナ関連も歓迎されない延期あり、その上
再び豪雨など尋常でないことが多かった
今年の夏もようやくお終い、
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九月も半ばになると日ごとに
景色の色彩が少しずつ落ち着いて
まだ昼間の暑さは残るものの風は涼しく空は高く、
秋らしくなるのが嬉しいこの頃です。
皆様の今年の夏はいかがだったでしょうか?
まだ次の台風やコロナ続報(下火になる傾向でしょうか?)
気になるニュースありますけれど、心穏やかに過ごせる
秋冬になるようにと願います。
さて、今の生駒の家に昨年11月末、ほぼ初冬に引っ越しして
冬~春~夏が過ぎ、この秋までここでの初めての季節、
涼しくなってきたこともあり
周りの新しい景色を探して
これまでまだ通っていなかった道を
散歩がてら歩いてみたりします。
最寄りの生駒駅周辺は普段のお買い物はほぼなんでも
揃うので、春夏ごろまでは家←→駅+仕事先が
メインの行動範囲だったのですが
春~夏にコロナ巣ごもり(アゼリア休館やオンラインになった仕事類)の間
駅までいくことが減ったり、ここでの暮らしに慣れてきて
家族皆で周辺の生活圏拡大~開拓してみたりするうち
駅とは反対方向に普段の買い物しやすい店など色々ある
(坂が駅にいくよりゆるやか)ことがわかり、
その方角の景色をよく見るようになり気づいたことには、
駅と逆側の進行方向の向かい側にも低い山の連なりがある…。
どのくらいの距離か数字でいうのが難しいですが
木々の形が見えるほどには近いのです。
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これまでも小高い見通し良い場所から、この反対方向の景色
一部垣間見ていて里山があるのかな?山の名前は何かな?と
思っていたのですが、
いえいえひとつの山ではありませんでした。
地図で確認すると、これは矢田丘陵でした。
(平群山地・矢田山ともいうそうです。)
紫陽花で有名な矢田寺もこの中にあるのですね。
そしてこの、今の家から見て東になる
山並み矢田丘陵(矢田山・平群山地とも)、
西にある生駒山地はどちらも南北に長く、この二つの山地に挟まれた
高度の低い土地が「谷」であるとのこと、
北の部分が生駒谷・南が平群谷
この「生駒谷」の中に、渡邉家は現在住まいしている
と最近やっと気づいたのでした。
そういえば確か、氏神様を探した時に、
生駒神社のHPでこちらのお社が生駒谷十七郷を守る
氏神様である、という記述とともに十七郷の地名から
うちもこの中にあるとは思ったのですが、
この生駒谷という谷は
これまで私の持っていた「谷」という言葉のイメージに
比べるとはるかに広かったのでした。
何となく谷はV字型の地形で底面にあたる部分はもっと細いもの
思っておりました。
この生駒谷の中に上り坂&下り坂・小さな丘もいくつもあり
谷底に丘があるというのは想像していなかった、
といいますか、底面の広い谷があるという知識がなかったのでした。
そこで谷とは?といつものようにWikipedia(←感謝)で調べると
※谷 :谷(たに、英語: valley)とは、山や丘、尾根、山脈に挟まれた、
周囲より標高の低い箇所が細長く溝状に伸びた地形。
とのことでした。
生駒谷・平群谷は広義の「谷」にあたるようです。
生駒谷~平群谷が載っている地図⤵、田原谷もあるようです。
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こちらの地図では二つの谷を南北に流れている竜田川が見え、
地図中名前が載ってないですが、その源流の生駒川が
生駒山から出ていて途中から竜田川になるのもわかり
興味深いです。(生駒市内は”生駒川”の名称になると何かに
書いてありましたが近くに”竜田川”の表記もあり)
しかし、ここまで書いてきたことは生駒や奈良に
代々お住いの方、あるいは地理全体に明るいかたからすれば
よく知られたことなのかも知れず
こう、改めて発見のように書くのは少し恥ずかしい気もします^^;
昨年まで兵庫県寄りの大阪府民だったということで
多めに見ていただくと助かります。
ご近所散策で足を伸ばして歩いてみてもうひとつ
わかったことは、これまで思っていたより今の住まいが
生駒山(山地)に近かったこと。
いつもの駅までの道では途中の小高く
(複数ある小高い場所=アップダウンも複数)なるあたりで
生駒山(近鉄生駒駅は山の麓にある)が見えて
歩くにつれ山が近づいてくるので、その反対方向で
駅から家方向に向かう場合は山から少しずつ遠ざかって
いると思っていたのですが…部屋のどの窓からも山は見えないですし。
けれど、見えてなかったのは他の住宅の影になっていただけ
だったようで、
ある時ふと気が向いて、ちょっとそこの角を曲がって
(よい加減な表現ですね…)いつも行かない上り坂を
あがると、思っていなかった景色、生駒の山良く見えている。
やはり、木々の形が見えるほどの距離感でした。
池田・豊中で見ていたような、視界の一番遠くの青い山影ではなくて。
確かに考えてみると、徒歩圏内少々歩いたぐらいでは
山が見えない距離にならないですね。
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駅からの道が本当の直線でなくて、
緩くカーブしていたり角度がついている箇所も
そういえばあるかしらと思ってみました。
本当に、何事も見えている範囲だけで判断、
思い込みしてはいけないという小さな気づきPart2,
でもありました…
これだと、生駒おろしの夏の涼しい風~冬の寒い風も
窓からいつも入ってくるわけだと納得した次第。
風の道のようなのもあるらしく、
四方に窓を開けていても、特別よく風の入る窓はいつも
同じなのです。
実家のある斑鳩の里は平群谷を出て少し南、
唐紅に水くくる と業平が詠んだ竜田川~
これまで長年親しんできた紅葉の名所の川も
源流は生駒山にあることから、知らないうちに
ずっと前から土地のご縁は繋がっていたこともわかりました。
あと、これはまた別のページに書こうと思いますが、
近くに幾つもある”雑木林”と思っていたところは
住宅地に造成される以前の山(丘)の残りの緑と
思っていたのですが
もしかすると、その幾つかは
「生駒谷の七森信仰」 の”森さん”の名残かも?
とも思いました。(リンク先は生駒市HPの記述)
「七森信仰」のことは少し前にwebでいくつか記述を
読んだのですが、私はまだよくわかっていないと思います。
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生駒谷の土地特有の信仰のかたちとのことです。
十七郷のそれぞれの村ごとに七つ、もしくはもっと多くの「森」があり、
その森そのものを神様として村で守り崇敬する風習が
あったとのこと、生駒ふるさとミュージアムなどにも行ってみて
また纏めてみたいと思います。
あと、稲蔵神社というとても古くに創建された
神社が矢田丘陵の麓にあるのですが、
この神社のとても長い参道が「谷」をほぼ横断する
ように在ることも気づきました。
「稲蔵神社一の鳥居跡」と記された石碑が
生駒駅から徒歩10分ほどの道端にあり、そこから東向きに
道は伸びていて矢田丘陵のこのお社に至るようなのです。
今は普通の道に見えてますが、この道の一の鳥居地点と
稲蔵神社までの、距離的に概ね中間の道端に
やはり古い石碑「稲蔵神道」があります。
一の鳥居--参道--神道---稲蔵神社、これを全部徒歩でいくと
一時間ほどはかかると思います。一の鳥居くぐればご神域、
(一の鳥居 載っている地図もあるので、わりと
最近まで現存していたでしょうか)
とすると稲蔵神社のお社は一見広くないようでしたが
実は大きなスケールの神社様であったのですね。
生駒神社とともに、この土地お見守りしておられる
神様がたの座す場所というご紹介もお見掛けしました。
御祭神は二柱で
生魂【いくむすび】(命を守る神様)
大宮能御膳神【おおみやのめみけつのかみ】(五穀豊穣・食の神様)
天孫降臨の神話の時代からのご由緒あり
「神宿る巨岩・磐座」の霊験あらたかなる聖域との
こと、お正月に参拝した時は初詣のかた多くも
静かな境内でした。
「一の鳥居跡」~「稲蔵神道」の石碑のある道、私は
参道と思ったのですが「神道」ということは
神様もここを通ってお出かけされるのか?もしそうなら
どちら迄お出ましに…など想像もふくらみます。
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祭
このように、今の住まいの近隣について少し調べものをしていると
古代~上代の記述にとてもよく出会います。
「生駒」といえば山上遊園地があり、また
商売繁盛の聖天さんも門前町など含めて
やはり歴史も深く栄えていて現在は大阪市内まで20~30分の
ベッドタウンの顔もありますが、
「生駒」の地名は一番古い記述は日本書記、
神武東征の物語などに出てくる古い大和の土地のひとつ
ということを越してきてこのかた、よく思います。
その昔、大阪湾はもっと広くて河内のほうまでも
海があり奈良盆地は湖であったそうなのですが
生駒山地・矢田丘陵・その間の谷はその時代からも
あったようです。
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(この地図の画像で年代はわからないです)
奈良には生駒の他にも数多くの‥数のことより、県内全域に
古代から中世・近代に至るまでの
この国の歴史・文化の源流を今に伝える
とても貴重な史跡や伝承、それらに親しむことのできる
社寺・観光地も数多くあるは周知の通りで
これから、ご縁繋がるところや心惹かれる場所・タイミングを
手掛かりにあちらこちら訪れてみたいと思っています。
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