ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

新しい年へのよもやまblog☆彡

2022-01-01 | 和心~wagokor...

ライトフロウズノウト 今年のはじめのページにようこそ♪

新春万福

今年も当blogを訪れてくださり

ありがとうございます

 

今冬はクリスマスからお正月準備どこでも

たいへんな人出で

ソーシャルディスタンスは気になりながらも

やはり一年の節目は活気があって賑やかなのがいいなと感じました。

消毒とマスクは習慣化してほぼ皆様しておられるし

どの建物もたいてい換気等も気配りされていると感じます。

 

私も用心わすれずにと思います。

 

これからのいちばん冷え込む寒い時期が

どなたにも大禍なく過ぎるよう

心から願います。

 

☆ 旧年のお仕事 そして新年に。

 

昨年はまたもコロナ対応のための休館~休止期間ありましたが

アゼリアカルチャーカレッジではお陰様で

休館明けも継続することができ、本当にありがたかったです。

アゼリアカルチャーカレッジは池田市の元「青少年の家」、

行政と指定業者さんの運営で自粛期間中~その後も衛生・予防対応確り、

安心して講座を催行することができました。

昨夏頃、短期でしたが、ご縁があった個別の塾で

また塾講師させていただいたことも良い経験になりました。

フリーランスの講師になる前は塾(大手のほう)の非常勤講師でした。

私自身は、高校途中まで音大or一般の大学 50/50まで

迷っていたこともあって、一度も塾に通ったことがないので

(家庭教師はあり)「塾」とのご縁続くのが不思議でもありますが

講師も生徒も前向きに情熱をもって集う空間にいる時は

落ち着くし心地よい(ホーム的な感覚)です。

これだけ学習内容や方法の変化が激しく多様になってきた時代、

個々の学習の最適解を、学習塾だけでは

見つけるのが難しいときもありますが…

 

今はフリーとして自分で講座内容を作るようになった私、

微力ではあっても、その日その時の”最高”を目標に、

新年も生徒さん~受講者皆様とともに成長したいと願います。

実際、ご質問に答える時や生徒さんとの何気ない会話、

時には驚くべき話題(本当にびっくりぽんがありますよ特に子どもさん)

からその日~先の授業への大きなヒントや

パワーチャージ(気持ちが弾んで嬉しくて)

いただくのは嬉しく楽しいことです。

講座前はちょっと風邪気味とか少々疲れ気味くらいは

終了後に治ってた、ということが度々あります。

 

新年度にはアゼリアカルチャーの

講座運営の同じ系列で

 

JEUGIAカルチャーセンターなんばパークス店(大阪)と

同イオンモール橿原店(奈良)で

英語講座を新設するので今から楽しみ、

12~1月に春の総合チラシの準備をされますが、

チラシ発行と講座紹介がHP掲載されたら

またこのblogでもお知らせさせてくださいね。

引っ越しやコロナで保留にしていまいお待ちいただいた

芦屋のプランも再開、イメージは一回作ったのですが

今に環境に合うより良い形で内容作っていこうと思います。

(芦屋川~山側風景)

 

☆詩人とは?そして「旅する朗読」をしてみたい…poetry-reciter and story-teller

 

昨年は実は私的に家の大きめの用事(主に実家の整理)が

結構色々重なり、手や足を取られて集中を欠いて

案外自分の中で大事だった、ピアノをちょっと弾くとか

パステルを描くなどの余裕がなくて潤いに欠ける日が

多かったのですが、ひとつ

とても嬉しいことだったのが

諫早市芸術文化連盟主宰 第三十二回伊東静雄賞

佳作入選できたことでした。ひとつ前のBLOG

でも少し書いた話題なので説明を割愛しますが、

伊東静雄の詩の世界に心を寄せつつ、これからも

詩作をしていきます。

(諫早公園内 眼鏡橋)

 

詩人‥というのはどんな人のこと?と

時おり考えてきました。

世の中には音楽を奏でずにはいられない人、

息をするように歌を唄う人、

絵を描きたい思いが溢れ出る人、

スポーツであれば、どうしてもそれをせずに、あるいは

観戦・指導などでも関わらずにはいられない人…

どうしようもなく心惹かれるもの・ことがある人は

幸い、それが趣味でも素敵と思います。

 

自分のプロフィールに経歴として書くのは、

お仕事としてオファーいただいたものという基準を

何となく自分で決めてましたが”詩を書くお仕事”

というのは具体的に思いつかず、

であれば詩の賞をいただいたときに詩人と名乗れるか

と思っていました。しかし佳作で‥よいのかな?

けれど伊東静雄の名前を冠する賞に、私は

詩を作るものとして応募したこと

そしてふと見えるイメージや消えてくれない言葉をとらえて

詩を作らずにはいられない自分は”詩人”なのでは

ないかなと思いました。

"詩集を上梓する"が資格になる場合はまだまだです。

 

 

詩作をすることと朗読をする、この二つは

別の領域のようにも思えますし

両方するかたはどのくらいおられるかは

よく知らないのですが、

私の場合は、自分のなかでこの二つは同じ領域にあります。

ですので前文に続いて書くのですが、

 

新年には

詩や短い文章、短編作品の朗読をしに

その世界を共有してくださる場に出かけていく

機会を増やしたいと思っています。

 

オンラインで動画アップもできればよいのですが

器械に弱いわたしのこと、すぐにはできなさそう?

 

それはそれとして、

リアルで音の佳い響きを分かち合える

小さめの空間作りを模索したいと思っています。

新しい場所にも訪れて

朗読の旅をしたい…とはいっても

当面は日帰りで、という条件が付く

また中途半端な風来坊の範囲になります。

 

☆ アニバーサリーに新年も縁があります

 

いつごろ気づいたかを忘れたのですが、

☆周年記念、もしくは団体の初回

という催事に関わることが多い方だと思います。

 

子供の小学校時代には

担任の先生でとても慕われ頼りにされていた

ベテラン先生の10年(規定より長い特例の年数)勤続記念の

アルバムづくり委員をはじめ、

その後もちょくちょく ◎年記念という催事の機会

あるいは初回の○○、と催事の実施に関わる、ということがありました。

 

昨年は芦屋音楽コンクール(芦屋市と兵庫県など行政の後援あり)の

初回のお手伝い少し、今年はガラコンサートと二年目があり、また

新年はお世話になってきた音楽の法人の大きな節目の記念コンサート、

そのほか詳細は今クローズですが

北摂拠点の平和を願っての理念で立ち上げる音楽催事の

初回コンサートにスタッフとしてお呼びいただいています。

あと、現在ご予約受付中、年明けすぐの1/8午後2公演の

朗読活劇「ロミオとジュリエットの真実」

こちらではヴェローナの町の人の一人として

出演させていただきます。

この公演は「ヴォイスコラージュ・プロジェクト」の

初回の企画で豪華出演陣・音楽生演奏しかも特別価格

ただいま絶賛稽古中ですが今の時点で

とんでもなく面白いというか素晴らしく

可憐な主人公カップルとともに、初から終わりまで

強力キャストが疾走するので

お客様もどうぞ!ぜひご一緒に!という感じです。

そんな中にワタナベユイカ混ざっているのは不思議だと

思う方もいるでしょうがそれは正解です。

でも本気で生きてがんばりますよゼーノ母(私)。

詳細、ご予約ページはこちら↓から、ページ中ほどに

PR動画とともに出てきます。

ヴォイスコラージュ・プロジェクト

 

 

 

このように、新年は心弾むスタートとなっています!

昨年心の幸せな交流をいただいた皆様に感謝そして

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年12月の前半は

何となくまだ時間があるような気がしているうちに

ふと気づくと下旬になっていて

え?今年終わりまでもう10日なくなった?

 

という

 

 

 


お着物着付け~モダンとクラシック:姫路と東京

2017-12-06 | 和心~wagokor...
ライトフロウズノウト 今日の1ページへようこそ♪



12月に入り急に冬らしくなったような気がします。

火曜の夜は アゼリアカルチャー小学生英語からの
帰り道 箕面川の橋のたもとにある
時計台にデジタル表示温度計があるので見ると3℃、

夜風が冷たいわけやね
ひとりで納得しつつ夜空を見上げると
お月さまはとても綺麗に輝いていました
寒いのは苦手なので(防寒対策はばっちり)
ですが

冬のきんと張った空気は好きだったりします^^
お月さまや星が冴えて見える

毎年12月の初旬はまだ一年の終わりという
実感がなくて年末の準備を早めに、というのが
できない

もう町中にはクリスマスやお正月の商品が
並んでいるのですが…それでも、

何となく今年を振り返ってみたり
し始める時季ではありますね^^

その中で この秋にお着物着付けで良い体験があったので
この頁でご紹介しますね♪ それは

10月と11月、ふた月続けての機会が
色々な点で好対照で印象的だったこと。

お着物を着るのはいつでも好きです…
けれど 今のところ年に数回といった頻度で
自分でできるときは自分で着る ~ その時は毎回
かろうじて予定の時間内に完成、という感じで
まだまだ思う様に着られなかったりもします。

なので、たいせつな機会にはやはり着付けを
プロのかたに頼みます。

10月は、とある催事に出席のためにお着物を着ました。
奈良県主催で「天忠組」をテーマにされたシンポジウムが
東京で開催されたのですが、



その二部で上映された映像作家保山耕一氏の映像作品に、私は
朗読とナレーションで参加させて戴き、またシンポジウム内容が

奈良は吉野の美しい自然の中 天忠組の史跡を辿る意義深く
とても勉強になるもので、テーマに沿った和太鼓演奏と書、
のコラボの舞台などもあり、全体を是非拝見したいと
会場の有楽町ホールまで出かけて参りました。

この日は私は観客で フォーマル必要ではなかったので、
青紫の色無地に見えて 少しだけ桜の花びらが散っている
飛び小紋(というらしい)の着物に帯は銀灰色濃淡の
細い縞と大きな花柄で御太鼓結び、
場所が東京だったこともあり、結婚式場併設のホテルの
確かな美容室に、先もって一式郵送して当日はお任せ、

だったのですが このお着付が熟練の技で素晴らしかったのです。

ご担当はおそらく着物を知り尽くしたベテランの女性、
着付に入る前の会話からも それは察せられたのですが 
もう一人の助手のかたに指示出されながら

いともスムースに前の打ち合わせ、衣紋の抜き加減など一度で
すっと決めて、あっというまに
数本のひもから帯まで絶妙の加減で結ばれ

お着物も帯もかたち良く、しっかりと楽を兼ね備えた着心地、
もちろん着崩れなどはまったくしませんでした。

これまで着付をお願いした中で
ベスト2にはいる一級品の技でした。感謝
(ベスト1は遥か昔 成人の日の着付け 大阪は中之島)

この日はオーソドックスに、全体を帯締め帯揚げ・草履等小物合わせても
色合い渋く、年相応に落ち着いた雰囲気で着させて戴いたのですが
東京の粋、を確かに感じる体験でもありました
同時に着こなしや立ち方など、私自身は課題多いともわかるというか
再確認・・;道は遠い けど楽しみながらいこうと思います。



そして11月には全く対照的な… アンティーク着物体験をすることが
できました。

11月末に 朗読家の染井吉乃さんのFBの投稿 拝見して
これはいこう!と直感でピンときて『 姫路のきもの祭り 2017 』
へ → このお祭りの中のひとつにアンティーク着物体験があり、

駅前商店街の着物店「城下町スタイル 侘助」さんの催しで
初めて伺うお店でしたがHPが素敵だったので申し込みをしました。

アンティークのお着物とはどんな?とお店のかたに
尋ねてみたいこともあったのですが

この日は他にもたくさん お着物レンタル~着付ヘアセット
順番待っていらしたので

様々な色や柄、古典的なのから斬新な図案のものもある
店内の着物と帯たちの由来などを
お尋ねする時間はありませんでした…また次の機会に。

城下町スタイル 普段からモダンな着付をされていて
海外の旅行者も素敵に着られているようですが

この日はお祭りでもあり、自由な感性での
着物選びと遊び心いっぱいの着付けをされていました。

私は薄い赤の地に大柄幾何学模様の お着物に
赤紫花柄の帯 + ベージュと紫の両面使える薄い半幅帯を
二つを飾り結びで

裾はかなり短く 足元ブーツと合わせます。

帯を二重にして頂いたのは私だけだったかもですが
(二つを見て迷っていると両方してみましょうとお店のかたが)

アンティーク着物体験では 
ほぼ皆さまブーツスタイル、大正ロマンな感じもあり
斬新な色柄合わせはカラフルネールやベレー帽とも
よく合い 若いかたがた可愛くとても素敵でした♪
中には付け下げだったか柄行を詳しく覚えてないのですが
伝統的お着物と着付のかたもおられ、こちらもお綺麗で
良くお似合いでした。

他のかたがたのお写真を少し戴いたらよかった‥
お見せできないのが惜しいところ、
言葉だけだと奇抜なイメージが浮かぶかもですが
お店のかたのセンスが光りみな趣味よく
華やかでした。

会場メインの姫路駅前の商店街には
体験の他にもお着物の美しいかたが大勢、あと千姫様や
鎧兜の武将や弁慶さん(少年期を姫路で過ごしたそう)やお侍、
かな?もいらして中々楽しいお祭り風景でした。

☆尼御前姿の染井吉乃さんの「千姫物語」朗読もお聞きしました♪
☆シマウマ写真と動物の置き物はアフリカンカフェ「ゼブラ」さん


10月と11月は
着付が 伝統的:現代的
    ベテラン:若手
着物は 自分でお着物一式準備・持ち込み:手ぶらでお店、小物までレンタル

… 自分で準備すると普段しまってあるので出すところからひと手間あり
季節やTPO、色合わせ小物あわせ 迷いながらでも
しまいっぱなしだとできないお手入れをすることになる、
と色々時間かかるのですが そのたび勉強にはなります(普段が不勉強)

手ぶらでいけると、これは身軽で気軽、楽に
新しい着物や小物、取り合わせができます…お時間くるのが
ちょっと名残惜しくはありますね^^

どちらも心弾むひとときとなりました。

洋服もフォーマルからカジュアルまで色々な機会と着方が
あるように お着物も着る機会と着方のバリエーション
あっても良いのだなと思います。

江戸時代~明治あたりでは、日常の着ものは
今ほどきっちり襟元締めずに着ていたとか、浮世絵の美人画などには
ゆったりめに、そして裾を引いて着ている姿も見られます。



実は少し時代を遡って
小袖のお着物 時代の変遷や階級で美しいもの様々ありますが
その着方や 大河ドラマで見た女性たちのように
細い帯で締める着方にも興味があったりもします。


こうした着物の楽しみ方があるかどうか?
~これから思案~模索していきたいところでもあります
























5月14日『 氷室神社 花咲か寄進の集い 』にて

2017-05-17 | 和心~wagokor...
ライトフロウズノウト 今日の一頁へようこそ♪

blogのあいだが少し空いてしまいました。
留守中に尋ねてくださった皆様
申し訳ありませんm(。。)m

先週末は奈良におりました


5月14日『 氷室神社 花咲寄進の集い 』

この前の日曜日

奈良の春日大社近く、氷の神様の
氷室神社での ご奉納会に
参加させていただきました

樹齢百年の枝垂れ桜の桜守りと
氷室神社さま第62次御造替事業への
一助として浄財を募ることを旨とし

「奈良・時の雫」の映像作家 保山耕一氏の呼びかけで
主催・出演・当日お席でのご参加
200名近くのかたがたのご参集あり

本殿前 拝殿にて清澄な
ご神気の御見守りのもと

皆みな様と心を合わせての
ご奉納となりました。

ひとつ一つの光景が今も
深い感動とともに蘇ります。


なかなかに言葉での表現がおいつかない時があり
今もそうなのですが、

言葉を使ってお仕事させて戴いている
というのに、自在に表現できないのが
はがゆい私です。

プログラムとしては
書と鳳笙のご奉納 五蓮座人形劇・映像の上映
音楽演奏 などご奉納数々、まずは
フライヤーご参照ください↓



またゆっくり思い返して 改めて
別のページで書かせていただますように…


これまで私は、昼間には何度か
氷室神社さん参拝しているのですが

この会は夕暮れから夜の開催、境内は
夜の帳の中に沈み本殿、拝殿には照明が入りました。

足元には 参道階段から拝殿回りぐるりと
無数の氷の献灯が灯されました

透明な氷に蝋燭の火 美しく
だんだんと溶けて形が変わるのが
また幽玄な趣

もしかしたら その中で
氷の精霊 灯りの精霊も
も見ておいでだったのでは…と今思います。


この集いの開催の間 時折不思議にお見上げしたのは
夜の氷室神社がとても広く感じられたこと

社殿背後の樹々の夜の影と
社殿に入った光の対比などで陰影と光の
コントラストが際立ったためかも知れないのですが

本当に昼と夜と 別の場所のようでした。

でも それもそのはず、

会の始め
大宮守人氷室神社宮司さまの祝詞
続いての祈りのことばあり、一陣の風と共に
場の空気が変わっておりました。

そして映像・音響にタイムドメインシアターという
優れたシステムがはいり、
前日~当日の設営にもかかわらずstaffのご尽力で
距離を感じさせない映像と音の広がりを
再現されている、ということで
(保山さんのお話より)

歌、楽器の音楽ご奉納演奏の
それぞれの音の輪豊かで
見えない波の広がりきっと確かにあり

より空間も広く感じられたかと思います。

MC として
石川重元海龍王寺ご住職と新口絢子さん
温かなお声で会全体の進行を戴き
ましたのも印象深く心に残ります。


そのような本当に素晴らしい環境の中
 私も朗読のお時間を戴いておりました。

二胡奏者 木塲高志さんのご演奏とのコラボ
という保山さんのプロデュース~ご配慮あり
二胡の穏やかで艶やかな音色の中

朗読では初めてのご奉納、
(巫女舞ではご奉納舞の端に
加えて戴いたことあり)

万葉集から桜に寄せて読まれた
短歌、長歌数首を御読み申し上げました。



花咲寄進の集い この時この場所で
みなさまとご一緒させて戴けたことには
ふとした小さなきっかけの繋がりあり
望外の喜び感謝に堪えません。

私自身は未熟であること十分に承知しつつも

御神前では自分の何処を繕うこともできないので

せめて これから先を相和して進み
桜のみ心に叶うことできますように
との願意を胸に拝殿にあがらせて戴きました。


夜の灯りの中の氷室神社本殿・拝殿
美しいお姿 分かち合えるとよいのですが
ご奉納会ゆえお写真はなしです。

私はまたスマートホン電源もたなくて
いずれにしてもこの日は集いのあいだは
何も撮れなかった

前日~当日開始前までは 旅館松前さん宿泊と
奈良散歩しており、このあたりのはまたFBなど
掲載しようと思っています。

花咲寄進の集いのお話 blogに
おいでくださった皆様には
次にお目にかかる時に また詳しく
お話させて戴きますね^^

☆ 下の氷献灯お写真2点は ひむろしらゆき祭の時のもの
(五月初め氷室神社 かき氷・氷のお祭りあり)
ほうせき箱 平井宗助さまにお写真をお借りしました







☆ こちらは若者Aの撮れる花咲寄進夜の氷献灯↓


















英語でよむ万葉集:世界の古代文学のひとつとして

2017-04-29 | 和心~wagokor...



ライトフロウズノウト今日の一頁にようこそ♪


爽やかな風 明るい陽射し
春の気持ち良い日が多くなりました

桜の時季のあと 春の彩り豊かに
ツツジ 牡丹 山吹 藤 咲き始め
百花繚乱の季節

近くを歩くだけでも 道端~ 庭先の景色
目が楽しませてくれます

花水木も普段通る道沿いにあるのですが
つぼみが膨らんで花びらゆるみ
もうじきあの四つの花弁の花のかたちに
開花しそうです^^

そういいつつ今日の午後のように
急に春の嵐が来るときもありますね

一日のどかで静かな日の数は案外少ないかな
と思ったりします。


さて、前回blogの後
やはり万葉集の英訳 が気になり

『 英語で読む万葉集 』岩波書店
『 Man'you Luster 』(= 万葉の艶)ピエ・ブックス

を購入しました。


『 英語で読む万葉集 』は
リービ英雄著 全米図書賞を受賞された
同氏の万葉集の英訳 より選ばれた約50首の対訳と
ご自身による解説・エッセイ付き

『 Man'you Luster 』のほうは
英訳:リービ英雄 日本語現代語訳:中西進
写真:井上博道 アートディレクション:高岡一弥
で120首ほどがそれぞれの歌にちなむ
美しい写真付き 半分が写真のページ

いずれもまた味わい深く読み返しています


もう一冊他の英訳者の本を発注していますが
まだ手元に来ずでこれは来てのお楽しみ

先月より 朗読のご縁で桜の歌を探すため
万葉集を通しで読み始めた私で、
(なぜだかPC検索では気が済まず)

全巻20巻が文庫4巻(中西進博士編)に
なっているおかげで
とにかくも全体目を通すことができたのですが

その過程で気づいた
『 万葉集 』のスケールの大きさ

100年ほどもかけて複数の編纂者
により形成された歌集で、歌の作者は

天皇・貴族から市井のほぼすべての階層の
人々(半数は作者不詳)

場所は奈良の都から地方の国・国境の果て
で詠まれたそれぞれの歌からは

その当時の大和の国に生きていた
ひとびとの視点の高さ視野の広さ
思いの温かさが 今平成を生きる私の
心にリアルに入ってきます

また収録数4516首、
そのうち1首と数える中に短歌より長い
長歌なども300首ほどは入り

それぞれ万葉仮名の掲載もあり

また そして、5巻で万葉集事典があるのですが
各巻一覧から年表・系譜図,万葉仮名一覧・
地名人名動植物名 解説など
奈良時代にタイムスリップしたレポーターが
いたのでは?というほど細密な解説があり
(真の文学者・研究者のかたがたの偉業と
いうべきか)
そこからイメージがまた膨らみます

万葉集 英語題はそのまま
ten thousand leaves ですが
本当に 一万の葉の中に埋もれそうな
あるいは言葉の大海の中に沈みそうな

そんな感覚におちいりました

おそらく 本好きなかたには
共感いただけるかと思うのですが

これはとても深く心地よい感覚で

そのまま言葉の世界で迷子になって
本の虫になり
一日部屋にこもって気になる処を
読んだり写したりしたいと思ったのですが

お仕事あり主婦業ありで
そうもいかない毎日なのでした

『 英語でよむ万葉集 』の著者
リービ英雄氏は英語を母語としながら
日本語でも小説を書かれるかたで
日本での文学賞も多数、

現代文学をリードする小説家のかたと
私も同じ、と軽々しくいってよいものでは
ないのですが

万葉集とこの春新たな出会いをした
私の不思議な感覚を私が的確に文章で
表現できたならこう、という

さすがの文章が何か所もあり
ここで一部を引用させてください

 日本だけではなく、世界の古代文学の中で
これだけのスケールと多様な表現による
抒情詩集が他にあったのだろうか

日本語そのものがはじめて文学のことばに
なった時代の、またかまたかとおどろく
新鮮さ に触れ続けて「古典」としての
日本語よりも可能性としての日本語
に目覚めたのである


今日は一首だけ万葉集のご紹介を

 天を詠める

天の海に 雲の波立ち 月の船
 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ

   柿本人麻呂の歌集の歌の一首

 訳 天の海に雲の波が立ち、月の船が星の林に
 漕いで隠れていくのが見える。(巻7・1068)
【 Man'you Luster より写真とも】

































 















過ぎゆく桜の季節 万葉集を読むとき

2017-04-19 | 和心~wagokor...
ライトフロウズノウト 今日の一頁へようこそ♪


春の足取り 今年は少し遅いよう
でしたが先週あたりから


一気に春らしくなりました


その分 雨もよく降りますね

春雨 春霖(しゅんりん)菜種梅雨(なたねづゆ)花の雨、
桜流し、催花雨(さいかう)

春の雨の美しい言葉もたくさんあります

桜の花 北摂の平地ではそろそろ一重が
終わるようです

咲くときの見事さはもちろんのこと
散る姿もこれほど美しい花は他にない
と 古来言われてきてその通りに
私も毎年しみじみ感じ
桜咲く国に生まれた幸せを感じます


不思議なのは同じ所の同じ桜を
見ていても 毎年どこかが違うように見える


一年経てばその分 桜の木も一歳年を取り
また、その年の気候でも
枝ぶり、花の咲き方見た目は
多少なりとも変化しているでしょう
けれど


梅の木などでは年ごとに
”違う”という印象は持たずで


桜の場合は
見ている自分の心持ちを反映している
のだろうなと思います。


冬から春 ~ 春先は誰にとっても
変化の多い時 出会いと別れがあるとき
新年度スタートの時

心揺れるのは私だけではなく
多くのかたが桜の蕾ふくらみ
花びら舞い散るまでの間
その年その時の 自身や周りの
イメージを重ねて見られることでしょう


”桜花吹雪と散り乱れ
春愁淡き窓の雲 ♪……

↑通っていた高校に「四季歌」というのがあり
その出だしのところの歌詞なのですが、
これはメロディーとともに
毎年決まって思い出します


さて 桜 さくら 

ひとつお知らせで… 前にもblog・Facebookで少し触れて
いますが、来月5月に 私は 
桜の和歌(万葉集より)で
朗読をさせて戴くという
とてもありがたく貴重な機会を戴きました。

桜の花に戴いたご縁、それだけではなく
他にも感謝お伝えしたいかたがた
との出会いあり

2017年5月14日(日) 18:00~
「氷室神社しだれ桜 花咲寄進の集い」
(奈良春日大社 参道入口近く)

というご奉納会に参加します。

「奈良、時の雫」保山耕一氏作 
たいへん美しい映像詩の上映はじめ

素晴らしい演目の数々予定されていますので
上記リンクをぜひ一度ご覧ください
(お心寄せていただく皆さまの
ご参加募集されています)


このご奉納会朗読の準備で
万葉集をはじめから終わりまで
全容を改めて見てみたのですが
(ななめ読みで「読んだ」とはとても言えない)

歌集の感想としてはあまりに平たい
趣のない言葉になりますが

古代の歌集が内包する
… ページの文字の向こうに垣間見える
世界のスケールに圧倒されて

ただただ 凄い、と思いました


文庫本(全四巻 中西進氏全訳注原文付 講談社)
になっていることに大感謝の私です

一巻裏表紙の言葉
「万葉集」は日本人の心の古典であり
貴族から庶民までに至る各階層が見事に
謳い上げた 世界に比類なき民族詩の金字塔」

4516首 短歌・長歌他数種の歌
(ちなみに古今和歌集で1111首新古今和歌集1970首ほど)
編纂はいちどきに行われたのではなく

”予想以上に長い歳月にわたって増減を経ながら
現在のかたちにたどり着いた” 中西進博士解説より
そうです。

Wikipediaによれば
編纂者は複数(諸説あり)で
延暦2年(783年)頃に大伴家持が20巻にまとめた
とのことですが

編纂の期間は 7世紀後半~8世紀後半
100年@@以上にわたって、あるいはそれ以後も
行われてきたそうです。

筆と紙が貴重品でPCもコピーなどももちろん無い
時代の「本」

できれば大きな図書館で文庫本以外のものも
見に行きたいと思っています


こうした古典としての価値は
文学者にはほど遠い私にも
わかるとして それでも

それより何より素晴らしいことは
万葉集のこれほどの数の歌の一つ一つが

天平~白鳳文化の時代に生きた
人々の息遣いを身近に伝えてくれる
というところでありましょう

機械のなかった時代
透明な空気の中の美しい自然・人々の感性に
思いを馳せるとき

古代への浪漫・憧れだけでなく

ふと私たちの生きる現代と引き比べて
何かしら切ない思いが寄せて
きたりもします

もともと古典は好きなほうではありましたけど
今思いがけずより身近に
なった私

しかし予兆~サインのようなこともあり
昨秋あたりから古文の音調の
文章に何とはなしに心惹かれて
いたりもしたのです

万葉集 魅力的な和歌 季節に合うものなど 
またblogでご紹介して
みようかなとも思っています


もしよければ
お付き合いくださいませ^^