12月議会定例会一般質問で審議会等の委員の<無作為抽出方式>による
選出を提案し町長の見解を伺ってみました。
これに関する質問は今回で3回目になります。
1回目2012年9月の一般質問
Q「ニセコ町審議会・委員会の人選について」
『審議会・委員会では、常に同一人物が複数兼任しているケースが多いことが指摘されている。
委員が同じであれば考え方も結論も同じようになりかねない。
ニセコ町には多様で豊富な人材がたくさんいるので、この制度の大胆な改革を実行し、
新しい人材の発掘と活用を実施すべきと考えるが、町長、教育長の見解を伺いたい。』
A『適正な人選に努めている』
教育長の答弁:『各種法令や条例、規則等の委員の構成の定めに従い、さらには
まちづくり基本条例の趣旨に基づき委員の公募を行うなど、適正な人選に努めている。』
町長の答弁:『今後も町民皆様の主体的な参加をいただきながら、引き続き適正に対応していく。』
再質問:『審議会はたくさんあると思うが、審議会の内容とメンバーの一覧は公表して
いただけるのか。』
町長:『基本的に公開なので、議会事務局を通じて資料請求していただければ情報提供する。』
*しかし実際は審議会の情報公開は請求しても実現されませんでした。
2回目2012年12月の一般質問「男女平等参画について」の中で再度質問しました。
Q:『いろいろな審議会があると思うが、どういうメンバーで、どういう割合なのか
・・・ぜひ公開していただきたい。』
A町長:『情報を非公開にしている合理的理由はどこにもない。…議員活動の中でそういう要請が
あれば、××局に指示していただければ町としては対応しているので・・・』
またも行政側の圧力に近い対応で情報公開は実現しませんでした。
3回目2013年12月一般質問~多様な人材の発掘と活用のために~
「審議会等の委員の選出に無作為抽出方式を採用することについて」
Q:1ニセコ町の審議会・委員会は現在いくつあるか。
2公募委員を採用している審議会・委員会の割合。
3公募委員会の構成員の割合:公募委員・男女・世代・充て職
4審議会・委員会の有償と無償の基準について
5審議会等の公募委員の採用に「無作為抽出方式」を採用することについて
A:1審議会は32
231%
3公募12%、男性81%、女性19%、世代40歳未満9%、40~60歳未満52%、
60歳以上39%、充て職35%
4中央自治法の法令や条例に基づく審議会等については支払っている。
5現在採用の予定はない。昨年9月議会において、答弁している。
審議会・委員会等、付属機関等の委員構成に当たってはこれまでも町民参加による
開かれた町政を推進するため公募委員を加えるなど適正に選考してきている。
この後の再質問・再々質問への町長答弁はメモと記憶によるので、多少異なるところや
飛ばしたところがあるかもしれませんが、お許し下さい。
A:『全体の趣旨として、無作為抽出のやり方は警察審査会委員等でこれまで実際やって、
担当したこともあるが・・・仕事、子育て、生活のライフスタイルが違い、
子育てに興味のない人がなっても実質審議が深まって行かない。
環境に私は全く興味がない、環境の審議会の委員を頼まれても、好きな方でやって下さい、
になるのではないか。
手あげ方式を採用しているのはそこに思いのある人に入ってもらうことで審議が実のあるものに
なって深まって行く。人口が少ない中で、それぞれの生活の中で町が選んで一方的にどうぞ
というのは、人々の暮らしの面ではいかがという面がある。』
Q:『(無作為抽出方式の)中身に関しては(ニセコ町の地域性も考慮して)これから検討して
いけばよいのではないか。町に都合の良い人選をしているという町民の“声”もある。』
A:『町に都合の良い人を選んでいるというのは全く当たらない、そういう事実はない。
逆に積極的に発言して町に関与してきた人にお願いしている事例もたくさんある。
公募委員を採用しているのはまさにそういったいろんな地域、公開で審議していきましょう
ということである。<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。
幅広く良い意見があれば出して欲しい。』
12月16日に一般質問通告書が提出されて、19日の一般質問まで中2日しかなく、答弁に費やす
十分な時間がなかったとはいえ、【<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。】
とする回答はこの方式の歴史・経緯を調査し<検討>されたものではなく、これに関して
進化がまったくみられず、偏見と独断による答弁の気がしました。
“聞く耳”もなく、検討の余地を与えない答弁に失望しています。
「民主主義が根づくまちづくり」とは反対の方向を向いているように思います。
現在審議会等は32あるとのことでしたが、私が以前非公式に得た情報では62と聞いていました。
できれば過去10年間以上20年間に遡って審議会等の委員の人選の情報公開を請求して
いきたいと考えています。ニセコ町の情報公開の現状にはまだまだ問題があります。
これはほんの一例にすぎません。
昨年12月に国会では「特定秘密保護法」が可決され、実際にそれが実行されるような
ことになるとしたら、未来に大きな不安を抱きます。地方にあってもその影響は大きく
情報公開はますます限定されたものになってしまうと思います。
この<審議会等の委員の無作為抽出方式>については新たに説明する機会を設けたいと思います
選出を提案し町長の見解を伺ってみました。
これに関する質問は今回で3回目になります。
1回目2012年9月の一般質問
Q「ニセコ町審議会・委員会の人選について」
『審議会・委員会では、常に同一人物が複数兼任しているケースが多いことが指摘されている。
委員が同じであれば考え方も結論も同じようになりかねない。
ニセコ町には多様で豊富な人材がたくさんいるので、この制度の大胆な改革を実行し、
新しい人材の発掘と活用を実施すべきと考えるが、町長、教育長の見解を伺いたい。』
A『適正な人選に努めている』
教育長の答弁:『各種法令や条例、規則等の委員の構成の定めに従い、さらには
まちづくり基本条例の趣旨に基づき委員の公募を行うなど、適正な人選に努めている。』
町長の答弁:『今後も町民皆様の主体的な参加をいただきながら、引き続き適正に対応していく。』
再質問:『審議会はたくさんあると思うが、審議会の内容とメンバーの一覧は公表して
いただけるのか。』
町長:『基本的に公開なので、議会事務局を通じて資料請求していただければ情報提供する。』
*しかし実際は審議会の情報公開は請求しても実現されませんでした。
2回目2012年12月の一般質問「男女平等参画について」の中で再度質問しました。
Q:『いろいろな審議会があると思うが、どういうメンバーで、どういう割合なのか
・・・ぜひ公開していただきたい。』
A町長:『情報を非公開にしている合理的理由はどこにもない。…議員活動の中でそういう要請が
あれば、××局に指示していただければ町としては対応しているので・・・』
またも行政側の圧力に近い対応で情報公開は実現しませんでした。
3回目2013年12月一般質問~多様な人材の発掘と活用のために~
「審議会等の委員の選出に無作為抽出方式を採用することについて」
Q:1ニセコ町の審議会・委員会は現在いくつあるか。
2公募委員を採用している審議会・委員会の割合。
3公募委員会の構成員の割合:公募委員・男女・世代・充て職
4審議会・委員会の有償と無償の基準について
5審議会等の公募委員の採用に「無作為抽出方式」を採用することについて
A:1審議会は32
231%
3公募12%、男性81%、女性19%、世代40歳未満9%、40~60歳未満52%、
60歳以上39%、充て職35%
4中央自治法の法令や条例に基づく審議会等については支払っている。
5現在採用の予定はない。昨年9月議会において、答弁している。
審議会・委員会等、付属機関等の委員構成に当たってはこれまでも町民参加による
開かれた町政を推進するため公募委員を加えるなど適正に選考してきている。
この後の再質問・再々質問への町長答弁はメモと記憶によるので、多少異なるところや
飛ばしたところがあるかもしれませんが、お許し下さい。
A:『全体の趣旨として、無作為抽出のやり方は警察審査会委員等でこれまで実際やって、
担当したこともあるが・・・仕事、子育て、生活のライフスタイルが違い、
子育てに興味のない人がなっても実質審議が深まって行かない。
環境に私は全く興味がない、環境の審議会の委員を頼まれても、好きな方でやって下さい、
になるのではないか。
手あげ方式を採用しているのはそこに思いのある人に入ってもらうことで審議が実のあるものに
なって深まって行く。人口が少ない中で、それぞれの生活の中で町が選んで一方的にどうぞ
というのは、人々の暮らしの面ではいかがという面がある。』
Q:『(無作為抽出方式の)中身に関しては(ニセコ町の地域性も考慮して)これから検討して
いけばよいのではないか。町に都合の良い人選をしているという町民の“声”もある。』
A:『町に都合の良い人を選んでいるというのは全く当たらない、そういう事実はない。
逆に積極的に発言して町に関与してきた人にお願いしている事例もたくさんある。
公募委員を採用しているのはまさにそういったいろんな地域、公開で審議していきましょう
ということである。<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。
幅広く良い意見があれば出して欲しい。』
12月16日に一般質問通告書が提出されて、19日の一般質問まで中2日しかなく、答弁に費やす
十分な時間がなかったとはいえ、【<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。】
とする回答はこの方式の歴史・経緯を調査し<検討>されたものではなく、これに関して
進化がまったくみられず、偏見と独断による答弁の気がしました。
“聞く耳”もなく、検討の余地を与えない答弁に失望しています。
「民主主義が根づくまちづくり」とは反対の方向を向いているように思います。
現在審議会等は32あるとのことでしたが、私が以前非公式に得た情報では62と聞いていました。
できれば過去10年間以上20年間に遡って審議会等の委員の人選の情報公開を請求して
いきたいと考えています。ニセコ町の情報公開の現状にはまだまだ問題があります。
これはほんの一例にすぎません。
昨年12月に国会では「特定秘密保護法」が可決され、実際にそれが実行されるような
ことになるとしたら、未来に大きな不安を抱きます。地方にあってもその影響は大きく
情報公開はますます限定されたものになってしまうと思います。
この<審議会等の委員の無作為抽出方式>については新たに説明する機会を設けたいと思います