教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

パラサイト~

2009年09月25日 | その他
父は釣ったばかりのサバを食べて
大量に吐血し、胃を3分の2切除しました。

それはアニサキスという寄生虫のしわざ。
症状が胃潰瘍に似ているそうですが、胃を切る
必要があったのか、今では知る由もありません。

こんな子供の頃のことが、ある光景を見て頭に浮かびました。

なぜならハリガネムシが水中にたくさんいたのです!
この虫、カマキリやカマドウマなどに寄生して大きくなります。

接写の鬼(姉)撮影、我が家のかわいいカマキリ


今年春に孵化
したあの小さなカマキリが、

庭でそのまま立派に成長したのでしょうか?

卵塊があった金柑の木でよく見かけます。


このコは健康かな・・

そしてこれが目撃した水中のハリガネムシです!
まだ上陸できていないオタマジャクシの傍らにいる30㎝ほどの・・

クニョクニョ動きます。

ハリガネムシの卵を蚊やカゲロウの幼虫などが食べ、
羽化したそれらがカマキリに食べられ、

晴れてハリガネムシはカマキリのお腹で成長し、

秋になるとカマキリを水辺に導く何かを出すのです。

誘導されたカマキリが水にお尻をつけた瞬間
体を突き破って出てくるらしいのですが・・
この池には宿主から出たあとのハリガネムシたちが
6匹ほど泳いでいるばかりでカマキリは見当たりませんでした。

よくみると近くに

ミズカマキリが。水生昆虫も中間宿主だそうです。

どうも気味の悪いものにひかれてしまう性質なようで
歯医者さんの待合室で思わず手に取った漫画「寄生獣」。

絵よりも、全体の妖しさと展開にショックを受け、
次回の診察が楽しみになるほど夢中になりましたが
治療終了とともに漫画は中断・・素晴らしいと噂の
ラストも読めずじまいなのが残念です。
心身ともに元気な時に読もう、と思って今に至ります。

寄生される側はいつの間にか被害にあうことが多いようです。
自分は何かに寄生していないかしら?ふと考えてしまいました。






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Hさんの水彩画2点

2009年09月25日 | 教室風景
Hさんが教室を暫くお休みしていた間に描いた作品です。



山手資料館   F6号  水彩画

横浜元町にあるこの明治の洋館は「かながわの建築物100選」
に選ばれているそうです。スケッチは5月にされたのですね。
美しい白緑色の外壁にバラの赤が効いています。
柔らかなタッチの中でに散らばるさまざまな緑と赤の
リズムが心地よく、軽やかな作品となっています。




「草原の裸婦」   F10号 水彩画

Hさん独特の淡い色の組み合わせで肌が美しく見えます。
人物の周囲に気を配っているので背景と裸婦が自然に
溶け合い、広がりのある幻想的な作品に仕上がりました。

Hさんはたくさんの日本画も制作しています。
HP「上郷の森 日本画教室」の“作品集”にある
こちらもぜひご覧下さい。


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