これから台風がくるという朝。
森を歩く頃には風が強まり、傘にあたる雨音がうるさいほどでした。
森の生き物はどこで風雨をしのいでいるのだろう?
近くの葉裏をのんびり見て歩くと
あっ、オオトリノフンダマシ♪
右下にあるものははじめ虫こぶかと思いました。
でも、もしやと思い拡大して見てみると
オオトリノフンダマシのオスだ~!初めての出会いです♪
興奮して見上げているうちにびしょ濡れになり冷えましたが
その甲斐があったと思いました。ずっと会ってみたかった!
想像していたよりも小さくて驚きました。
左側のメスは体長8−9㎜ほど、初見のオスは2−3㎜ほど。
風で葉が揺れるので四苦八苦しながら何とか撮影。
メスにそっと寄り添っているように見えますが、そういえば
蜘蛛のオスはメスに襲われることがあるそうですから警戒していたのかも。
プロポーズは命がけです。
9月三回目の教室日でした。台風の予報だったので本来ならば
前日にお休みのご連絡をするところですが、この日は決行。
午前の教室風景は撮り忘れてしまいましたが、Uさんが水彩画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
作品展前の追い込みの時期ですが焦りは禁物。
無心で、心静かに描けるなら雨も悪くはありませんね。
お昼にはほぼ雨がやみ、傘をささなくてもすむように♪
空も明るくなった野原をのんびりゆくと
ふわ~っと小さなイトトンボが低い位置で飛び交っていました。
座りこんで辺りを見ると5頭ほどがゆったり舞っています。
過去記事を見直すと毎年9月10日前後にこのアジアイトトンボに会っています。
今頃がアジアイトトンボの繁殖が盛んな時期なのでしょうか。
急に素早く飛んだと思ったら
口に小さな羽虫をくわえてムシャムシャ食べていました。
華奢で儚げにみえて、肉食。
午前中、風雨が激しかった時に見た蝶はキタキチョウくらいでしたが
お昼にはこのヒメウラナミジャノメやウラギンシジミが見られました。
さまざまなバッタ類が足元から飛び出しますがすばしっこく
やっとモデルになってくれたのはツチイナゴ
小さな白い花が咲いていて、トウダイグサの仲間なのかな~と検索すると
オオニシキソウという名前の北アメリカ原産の植物でした。
そこへ、べっ甲色の美しいハチが飛んできました。
この感じ・・クモを狩るベッコウバチの仲間なのかな?
と思いましたが、クロハラヒメバチという寄生バチのようです。
かなり大きいのに、動き回るのでなかなかピントが合いません。
スズメガの幼虫に卵を産み付けるそうなので宿主を探していたのかも。
一度だけ、つぶやくようなセミの声を聴きました。
風が涼しいと思ったのは何か月ぶりだろう?秋がそこまできていますね。