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尾瀬・至仏山の山行レポ、その2でございます。その1はこちら。
その2は、山の鼻から至仏山の山頂までのレポートです。
山の鼻から至仏山の区間は、一方通行になっており登り専用。安全面と植生保護が理由らしい。
至仏山は蛇紋岩で出来ており非常に滑りやすいとのこと。そのため登山道脇の植生にまで踏み込んでしまう登山客が多く植物が荒廃したそう。へぇ~。
詳細は群馬県のサイト「至仏山の保全対策」をどうぞ。
そのおかげで、人が多かったけど対向者がいなかったので歩きやすかったです。
では山の鼻を出発です!
っと、いきなりこんな看板が! 今年もクマの目撃情報が多くあるそう。尾瀬保護団体のサイトにある目撃情報はこちら。
熊鈴だけでなく、熊スプレーも準備しておきたいと思い通販サイトを覗くが、結構いいお値段でポチッとできないでいます。
植物研究見本園は閉鎖されているけど、至仏山に登る人は注意して通行してOK!って怖いやん。
キンコウカ(金光花)
植物研究見本園を無事に通過。通過したからと言ってクマがいないわけじゃないけど、
大好物のミズバショウの果穂がないので、遭遇する確率は下がったかな。と思いたい。
最初はこんな(↓)うっそうとした草木に囲まれた登山道を進んでいきます。
ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
イワシモツケ(岩下野)
クルマユリ(車百合)
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
山の鼻から50分ほどで、早くも森林限界を突破!
ちなみに登山道には水が流れていました。ある特定の地点ではなく結構長い区間でそうでした。
ただでさえ滑りやすい蛇紋岩なのに濡れてるなんて聞いてないよー!って感じ。
なかには登山道が水没している区間もありました。
周りの木の枠を歩かざるを得ないんだけど、濡れている木ってこれまた滑りやすい!
かなり慎重に歩いたおかげで滑ることはありませんでしたけど。登り専用であることに納得。これは下れません。
そんなこんなで注意しながら足元ばっか見て歩いていたところ、前にいた登山者が振り返って「わー」「きゃー」と歓声を上げており、
なんだろうと思って我々も振り返ってみたところ、なんともワンダフルな景色が目に飛び込んできました。いい景色だ。
森林限界を抜けてからは直射日光がじりじり。
コメツツジ(米躑躅)
シブツアサツキ(至仏浅葱)。ネギ坊主みたい。葱(ネギ)ってついてるし。
結構な急登。ずっとこんな感じなんだ。嫌になるぜ。
ニッコウキスゲが咲いていました!
ワタスゲも!
フタスジチョウと言うんだって。
高度が上がってまた違う景色に見えるからバンバン写真を撮っちゃう。
ズームアップ。尾瀬ヶ原は大きいですね。歩いてみたいけど距離が長いんだよね。走ってもいいのかな。ダメだろうなぁ。
途中から木道が出現。歩きやすい。
今 写真を見返すと人が多いですね。多少詰まったりしたけど、時間に余裕があるからか、そんなに気になりませんでした。
タカネナデシコ(高嶺撫子)
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
ムラサキタカネアオヤギソウ(紫高嶺青柳草)別名 タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)。ピンボケしてるけど。
高度感が出てきました。
上を見上げると山頂が見えているようなんだけど、なかなかたどり着きません。
疲れてきたので一休み。デザートを投入。苺づくしのベリーレアチーズです。
それと、いつもと違うものを食べてみよう!ってことでチキン南蛮も持ってきました。
が、味が濃すぎて食べるのに苦労しました。50過ぎたおっさんには無理な味付けでした。
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)
タカネシオガマ(高嶺塩竃)
ハクサンチドリ(白山千鳥)
タカネナデシコ(高嶺撫子)
ナデシコのつぼみがいっぱい。線香花火みたい。
ネバリノギラン(粘芒蘭)とイワシモツケ(岩下野)
登り専用なので振り返らないと見えない景色。下ることができたらずっとこの景色を見ていられるんですね。
タカネバラ(高嶺薔薇)
コバイケイソウ(小梅蕙草)
山頂に近づくにつれコバイケイソウが群生しているところがありました。
タテヤマリンドウ(立山竜胆)
花を見ながらゆっくり登っていましたが、ようやく山頂に到着です!
写真が多くなってきたので続く。
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