ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

【山行レポ】富士山(その2)トレラン界の女王に出会いました

2023-08-15 13:27:28 | 登山&ハイキング
いつも見に来てくれてありがとうございます。

ただいま台風通過中。
それでもごみ収集してくれて感謝。あまり無理しないでいいですよー。
やることないので溜まりにたまったブログを書いちゃいましょう。


富士山の山行レポ、その2でございます。(その1はこちら
8合目手前で奥さんに追いついたところからレポ再開です。

自分はそこそこのペースで登ってきており(トレランとしては遅いけど登山としては速いペース)、
すぐに奥さんに追いつけるだろうと思っていたけど、8合目でようやく合流。
奥さんもまずまずのペースで順調に登ってきたようです。


太子館に到着。「是より8合目」だそう。XX合目って地点を表すと思うけど、"是より"っと言われるとある程度の区間をイメージしてしまいます。
「是より8合目付近にある山小屋が出てきます!」ってことでしょうかね。
そもそも富士山のXX合目の表示は当てになりません。このあと9合目ではなく本8合目だったりします。
ちなみに国土地理院の地図ではこの辺りは7合目3勺だそうです。
まぁモチベーションを上げるための方便的な意味合いもあるのでしょう。

この後、ずーみんことトレラン界の女王・吉住友里さんが颯爽と登って行くところを目撃。
ゴツゴツした岩場なのに身軽にサササーッと登って行かれ、ほんとすごい。
奥さんと「あっ、ずーみんだね」と言ったところ気づいて振り返ってくれて軽く挨拶をしたんだけど、
すぐ上にある蓬莱館で休憩をされていたので写真を撮ってくださいとお願いしたところ、気さくに応じてくれまして記念の一枚を撮ることが出来ました。
単なる休憩だとは思うけど、補給するわけでもなく、座るわけでもなく、写真を撮ってもらった後はすぐに出発したことから、もしかして写真撮影に応じるために待っていてくれたのかも、と勝手に思っています。いい人だ。遠征費用とか大変でしょうから、クラウドファンディングとかされていたら協力したい!と思っています。

そのあと、本8合目の手前あたりだったかな。ずーみんのマネージャーさんである、へべれけ姉さんご一行にも遭遇。元気のいい関西弁のお姉さんなのですぐに分かりました。ずーみん選手の富士登山競走5連覇、おめでとうございます!と声かけさせていただきました。

普段からずーみんさんのインスタをチェックしているんだけど、このあとヨーロッパ遠征にいき、2か月で9レースも出場するそう。うち1つはUTMB。頑張ってほしいですね!


だいぶ標高も上がってきて、持参したミックスナッツの袋が破裂寸前になっていました。
これ以上あがるとヤバいかもね!ってことでここで食べておきました。

「あの湖は何ていう湖ですか?」と山小屋スタッフに聞いているご婦人がおられ、
そのスタッフは外国の女性でよく分からないようで別のスタッフに聞きに行ったのですが、
そんなん河口湖でしょ!と思っていたら、正解は山中湖でした。がくっ。

それまで雲海に覆われていた下界(麓の街並みを下界という登山者あるある?)ですが、
ちょうど山中湖のまわりだけぽっかりと雲がなく見えていました。

これまで順調だった奥さんですが高山病の症状が出始めたようでペースダウン。

ここで奥さんとザックを交換したんだけど、めっちゃ重かった。というかトレランのスタイルが軽いというべきか。

そのとき、持たざるリスクと持つリスク、ってのを考えちゃいました。

トレランは軽装で持たざるリスクがよく取りざたされることがありますが、一方で登山者は持ちすぎのリスクってのもあるよなーと。
ただ、誤解のないようにいうと、トレランを”持たざるリスク”とは書いたけど、最小限の装備は持っています。
実際、今回のザックの中には、レインウェア、防寒着(フリース)、食料、水分、エマージェンシーキシート、テーピング、消毒セット、携帯トイレ、ヘッドランプ、モバイルバッテリー、ココヘリ、などが入っています。
1つ1つが小さくて軽いので小さなザックにパッキングできているだけで、決して持っていなわけでないなのです。
批判する人は、小さいザックにこれだけのものが入っていると想像できないのかな。

一方登山者はどうか? トレラン、登山者をそれぞれ一括りにして議論するのはナンセンスだけど、今回も大きなザックを背負って登っている登山者がたくさんいました。
私自身のことだけど、登山経験が25年以上あって、テント泊に憧れを持っているので、大きなザックを背負うことがすごいことだという思い込みがあります。
だからトレランを始めるまでは、荷物を減らそうとあまり考えたことはなかったです。体力のあるうちはそれでもいいけど、年齢とともに体力は落ちるもので、それを受け入れられず昔のスタイルで登っている人も多いのではないでしょうか。

トレランの人って、標準コースタイムの0.5~0.7くらいで登ります。日頃から鍛えて体力があるのもあるけど、荷物が軽いってのも大きいと思う。
登山者も、もうちょっと荷物を軽くすることを試みてもいいんじゃないかな?
そうすることで楽に登ることが出来て楽しい登山になるんじゃないかなーと思いましたとさ。



奥さんが少し頭痛がするというのでカフェインを注入。

まだまだ先はながそう。


本8合目に到着。
なかなか到着しませんが、次から次へと山小屋が出てくるので気は紛れます。


クラブ活動の一環なのか知りませんが、同じTシャツを着た高校生くらいの女の子のグループが同じようなペースで進んでおり、
よく見かけたのですが、歌を歌ったりしながら楽しそうに登っていました。若いですねー。
おかげでこっちまで楽しい気分になりました。

ときどきガスに包まれ、霧雨状態になることもありました。
風もあり濡れると体が冷えてしまうため、レインウェアを着込みました。

途中、下山道が見えました。ブルドーザーが通るため整備されており歩きやすそう!ってこのときは思っていました。


鳥居が見えてきました。
それを見てもうすぐ山頂だと勘違いした先程の女子高生たちがテンションアップして歌を歌いだしたんだけど、「まだまだあるでぇ~、喜ぶのは早いでぇ~」と心の中で教えてあげました。(伝わらないけど)


9合目に到着。

9合目まで来ると山頂が見えていますので、先を急ぎたくなりますが、結構休憩している人がいました。

最後に再び岩場が出現。慎重に登ります。


無事に登頂。(一番高い剣が峰には以前行っているので今回はなし)


山頂にある久須志神社にてお守りをゲット。奥さんの両親にプレゼントしたら喜んでくれました。
ちなみに久須志神社は、全国にある浅間神社の総本山である「富士山本宮 浅間大社」の奥宮の、末社らしい。

山頂って多くの建物が建っています。増えました?

今回は時間がなかったですが、いつかお鉢巡りもしてみたい。

前回登った時もお世話になった、扇屋さんで一休み。

おでん・豚汁をいただきました。山頂で温かい食べ物はありがたいです。ほっとします。

食後にココアも注文したんだけど、熱々で持てないくらいでした。

富士山の火口。あまり近づけないのでよく見えないけど、おどろおどろしいですね。


下山開始。富士吉田ルートの下山道はブルドーザー道で一見歩きやすそうに見えるけど、これが大変でした。
結構下りの傾斜があり砂利道になっているので、一歩一歩ズブズブ-と足が砂利に埋まってなおかつ滑るんです。
それが延々と6合目までずっと続くので、気が遠くなりそうでした。

途中、虹が見えました。

きれいな雲海♪と思って嬉々として写真を撮っていましたが、このあとこの雲海に突入しなければならないことを考えてもいませんでした。


雲海に突入。最初は霧雨程度でしたが、7合目以降は本降りになり、
雨で砂利道が引き締まり歩きやすくなったねー!とか強がりを言ってましたが、テンションがだだ下がり。

7合目のトイレで荷物を整理するためにしゃがんでいると、横でヒヒィ~ンという声がしたので隣を見ると馬さんがいてびっくり。
ここから馬で下山できるそう。お値段を調べたところ12,000円ですって。無理だわさ。

6合目から5合目へは砂利道も終わって緩い下りなんだけど、結構長い。
ましてや雨でテンション下がっているので辛かったなー。

ようやく富士スバルラインの5合目に到着。


体力が余っていれば、下りも歩いてあるいは走って富士山パーキングまで下るつもりでしたが、
雨で滑りやすいし、時間も遅くなってきたのでバスにお世話になりました。
びちょびちょに濡れた状態だけど乗っても大丈夫かな?と心配していましたが、運転手さんに聞くと座席にビニールを敷いているので大丈夫ですよ!とのことでほっとしました。


今回はお鉢巡りとかやり残したことがあるので、またチャレンジしたいと思います!



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