CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

リビィエラを撃て

2008-02-27 11:17:59 | 読書
やっとです。
高村薫著、上下2巻の文庫本ですが、
読んでいるうちに、ジョン・ル・カレの「ナイロビの蜂」を思い出したのは、どうも間違いなかったようで、というのは、

「リビィエラ・・」も「ナイロビ・・」もイギリスが舞台で、スパイものと
企業取引の違いはあるけど、
日本人の本なのに、な~んか外国小説を読んでいるような
だって、私には覚えにくいカタカナ名前がほとんどだし、場所もイギリス、アイルランド、アメリカ、日本とイメージが出なくて、大変でした。

でも、とってもスケールが大きくって、外国人も日本人も、感性は同じ?かなって、
彼女の本は私もそれほど読んでいるわけではないけれど、
マークスの山、李欧、照柿ととっても緻密で奥深いんですよね。
モチロン、作家さんって、取材旅行っていうか、長い時間をかけて、背景を作り上げていくものだと思いますが、
「リビィエラ・・」もまるで、海外小説と思えるほどでした。

いつもこの人の本のラストを読むと、胸にジーンと、目に熱いものが出てくるんです。
コメント
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