CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

宮部みゆき著「楽園」

2010-05-19 11:32:51 | 読書
宮部みゆきさん、一番初めに「理由」を読んでその後「模倣犯」、そして時代物も含めて結構読んでいます
推理小説好きなんですが、夢で見そうで、コワっ

「楽園」(2007年発行)きれいなタイトルでした
でも「模倣犯」に描かれていたフリーライター前畑滋子がこの事件の解明者

  

狂気の殺人事件「模倣犯」より数年が経ち、彼女はなかなかペンを握る事ができないでいた
そんなとき名指しで調査を依頼してきた萩谷敏子という女性

息子・等を事故で亡くした彼女には、彼が残した絵がどうも理解しがたいものを持っていて、その解明を依頼してきた

いわゆる透視みたいな
その絵には16年前に埋められた少女が描かれていた

滋子は、はじめはどこかで実際に目視したか、話を聞いたか、と推理をするのだが
数枚の同じような絵があって、そのどれもを探っていくと

何枚かのそれらの絵は、現実を明らかにし、そしてリンクしていく

滋子の生い立ち
少女の父、母、妹、そのルーツ



面白かったですね
ただ、すっきり感動、とは行かないけど
タイトルの意味が「楽園」って解んなかったけど

最後に信仰の事が出てきて

よその国には死後には楽園があるとか
わが子を殺してしまった親の罪深さがとてつもなく大きくて

でも、なんとか子供のしあわせを思っていた親は

無理やり子どもの幕を閉じたけど
どうかあちらで幸せでいて・・・

みたいな願いがあって、かな?


コメント
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