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≪ストーリー≫
1575年、宮大工の岡部又右衛門は、
信長より、滋賀琵琶湖の東岸、安土山に城を建てることを命じられる
東から来る京への道にあたる関が原をにらみつつ、
この地に建てればいかようにでも、討つ手ができる地である、
しかも、今までにない荘重な城の構想
七重天主造り
又右衛門は息子の以俊(もちとし)と共に岡部組総勢70名を連れて行く・・
・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*
はじめは、柱の太さや長さが○寸、○尺、
石の重さが○貫とか、
イメージできなくて、わからん言葉もいっぱい出てくるし
天主七重って、どういうこと?
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ええ加減に飛ばし読みして、
木曾のヒノキの切り出し要請にかの地に訪れた又右衛門、
力は弱まったといえども、甲斐の敵地での木の搬出、
おまけに、その太さが一尺五寸角、長さ八間の通柱が4本
ちゅうことは、
生木で端が、直径二尺三寸・・・一尺:30cm、一寸:3cm
根元となれば、
計算に弱い・・
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ともかくものっごっついデカイ木が必要と
その運び出しにも杣(きこり)の犠牲が伴い
また、蛇石(じゃいし)と呼ばれる巨石のスケールが
五間余(約10メートル)、推定三万貫(約112トン)
その運搬に死んだもの数知れず・・と、
ま、信長の一声で、ここはこう!
と言われれば、なんとしても従うほかないようで
時の権力者って古今東西やっぱり
でなきゃピラミッドも建たんわなあ
で、竣工後
本能寺の変があるわけで、明智光秀に占拠された安土城は、
追っ手に火を放たれます
築くのに4年、焼失するのは一瞬
真実はどうか知りませんが、後半段々と面白くなってきました
こんなところから見た安土城もあるのかと、
大工たちの性根がスゴイです
映画のほうがきっとわかったでしょうね
実は、安土桃山時代だから、京都にあったものとばかり
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あと、信長のキリスト教にとっても関心があったことも窺われました