CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

山本兼一著「火天の城」

2012-10-23 12:35:25 | 読書


≪ストーリー≫
1575年、宮大工の岡部又右衛門は、
信長より、滋賀琵琶湖の東岸、安土山に城を建てることを命じられる

東から来る京への道にあたる関が原をにらみつつ、
この地に建てればいかようにでも、討つ手ができる地である、

しかも、今までにない荘重な城の構想

七重天主造り

又右衛門は息子の以俊(もちとし)と共に岡部組総勢70名を連れて行く・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

はじめは、柱の太さや長さが○寸、○尺、
石の重さが○貫とか、
イメージできなくて、わからん言葉もいっぱい出てくるし
天主七重って、どういうこと?

ええ加減に飛ばし読みして、


木曾のヒノキの切り出し要請にかの地に訪れた又右衛門、
力は弱まったといえども、甲斐の敵地での木の搬出、

おまけに、その太さが一尺五寸角、長さ八間の通柱が4本
ちゅうことは、
生木で端が、直径二尺三寸・・・一尺:30cm、一寸:3cm
根元となれば、


計算に弱い・・


ともかくものっごっついデカイ木が必要と

その運び出しにも杣(きこり)の犠牲が伴い


また、蛇石(じゃいし)と呼ばれる巨石のスケールが
五間余(約10メートル)、推定三万貫(約112トン)

その運搬に死んだもの数知れず・・と、


ま、信長の一声で、ここはこう!
と言われれば、なんとしても従うほかないようで

時の権力者って古今東西やっぱり
でなきゃピラミッドも建たんわなあ


で、竣工後
本能寺の変があるわけで、明智光秀に占拠された安土城は、
追っ手に火を放たれます


築くのに4年、焼失するのは一瞬

真実はどうか知りませんが、後半段々と面白くなってきました
こんなところから見た安土城もあるのかと、

大工たちの性根がスゴイです
映画のほうがきっとわかったでしょうね


実は、安土桃山時代だから、京都にあったものとばかり

あと、信長のキリスト教にとっても関心があったことも窺われました

コメント
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