井坂幸太郎・「ポテチ」

中村勘三郎さん亡くなられたんですね、
びっくりです、ユニークな歌舞伎役者さんでしたね



井坂幸太郎著「フィッシュストーリー」の中に入ってる
「ポテチ」
≪ストーリー≫
今村と同年同月同日に生まれた野球選手・尾崎
今はベンチに居る事が多い

空き巣に入った尾崎の家で、テレビ観戦しながらまんが（「タッチ」のよう）を読んでいる
そこにかかってきた女性からの電話で、尾崎が美人局にかかっている事が分かる

そして尾崎をその悪だくみから救うべく立ち上がる・・・・

～実は赤ちゃん取り違えで、今村の母は尾崎の母だった・・

・.・*・.・*・.・*・.・*


というシビアな作品

ちょっと「重力ピエロ」を思い出しましたが
今村はやっぱり母にはその事実を知らせてなくて
母が発するひと言ひと言が身に沁みるッちゅうか
切ないッちゅうか、

けっこうズーンときましたね、

彼の作品は、オチが分かってからもう一度読み返すと
言葉のもつ意味がより深く分かってきますね


タイトルは、
車中で今村と同棲相手の大西が、
ポテチのコンソメ味と塩味を取り違えて食べる、

でもリクエストしたものじゃないけど、これはこれでおいしい、と


そういうこと！！！