≪ストーリー≫
清国の末期、科挙になった李文秀は西太后の甥・光緒帝の側近となり、
かたや、春児は宦官となり西太后の側近となる
ときが来て、西太后の治世を次代の光緒帝にゆずるとき、
改革派で李文秀の同期でもある順桂が西太后を暗殺しようとします
それが失敗し、保守派と改革派は大きく争うこととなります
そこには様々な人種が現れるわけですが、軍力にもの言わす栄禄や袁世凱、
義に篤い李鴻章、文人の楊貴禎など
そして、対外的には諸外国の牽制と
結果、西太后は三たび玉座に着き、ラストエンペラー皇帝溥儀と続くんでしょうが、
この物語は李文秀と春児のお話で終わります
改革派は殲滅されるんですが、李文秀の卓抜たる非凡さを救うべく、周りの協力で日本へと脱出します
春児は西太后の最も信頼できる側近となります
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全4巻で、1884年から始まる壮大なスケールで、
当時、満州国・清が中国を支配してたらしく、西太后は満州人だったんですね
中国は大方は漢民族ですが、今でも、ウイグル人とかチベット人とか混在してる
とにかく理解力が乏しくってちょっとややこしかったけど
また違った作風で面白かったですね、兄弟愛とか、師弟愛とか、ポイントになるところも随所にあって
皇帝溥儀の話も興味あるけど・・
李文秀は進士で最高得点者をさす「状元」
ここの顛末も面白かったです(1.2巻)