<あらすじ>
大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂、
捜査の追い込み中、拳銃を発見、
そのチャカは、16年前の和歌山の銀行・副頭取の射殺事件に使われたものだということが分かり、
ふたりは和歌山県警の定年前の満井といっしょに捜査を始める・・・
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黒川博行さんのハード系小説、
地元が背景なのでイメージしやすいのと、大阪弁がけっこうキツイのでおもしろい
桐尾はバツイチ、ヘルス嬢と付き合っている、
上坂は薄毛で小太り、映画オタク~ここ良いよね~
満井は、なぜか金回りのいいハットを被ったおっさん
薬物捜査から浮かび上がった組、
その組員からつるんでのマリコン(海洋土木)、銀行融資と繫がって、
黒川さんの「疫病神」もそうだけど、組関係がよく出てくる、
満井が悪知恵を働かせて同じ拳銃を買い求めて罠にはめていくんですが、
事がうまく運んで、最後オチが、
そりゃあそうやな、そうは問屋は降ろさんぞ、的な、
まずまずでした、
「後妻業」はやっぱり面白かった
「英」は花・花びら。「落英」は散る花びら、また、散った花びらのこと。
繋げるとこうなるのか、良い装丁ですね、キレイけど、最後散るんや~死にませんけどね