2010年 CS
≪ストーリー≫
月子と陽子、仲良く暮らしているが、ある日の夜中、突然母の陽子が酔っぱらって帰ってくるなり結婚宣言
後には金髪リーゼントのヤンキーみたいな研二(桐谷健太)が立っていて、
理解に苦しむ月子は母と言葉を交わさない
しかしその結婚の理由には、陽子のさまざまな思いが隠されて・・・
・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*
大阪の人情話のようで、
登場人物も、開業医の村上(國村隼)=陽子が長年看護師として勤めている
隣に住む大家のサク=月子のおばあちゃんのような存在
この人の良いご近所さんに囲まれて、見ている方はホッコリしてきます
それにみんな大阪弁がものすごう普通で、耳に心地いい
京阪電車が走ってたなあ
まず、なんで月子は仕事しないで家にいるんやろう?って
すると、犬のハチ(パグ種)~この子の存在大なり!
ブーブー~の散歩をしていた研二を探しているうちに、電車道に来て、そのトラウマがフラッシュバックしてきます
彼女は、会社の上司からストーキングされていて心に深い傷を持っていたんですね
それから、電車に乗れなくなった
で、陽子は無理しないで、ってずっと傷の癒えるのを待っていたわけですが、
実は自分はガンに侵されていて、最後の人生を研二と生きようと決意するんです
同時に自分が居なくなった後の娘のことが心配でたまらないんですよね、
母と娘、ふたりきりで生きてきて、母は娘のことを第一義にいつも考えて、
~わたし、グッと来て、この立場分かりすぎる・・
トラウマを抱えた娘に心配事を聞かせたくない、でも乗り越えて強くなってほしい、って
そもそも何で研二だったのか、
彼はいつもヘラヘラして、そこが良いと陽子は言います
でも、彼には彼の過去があって、
「あたりまえ」と思ってることが、突然そうじゃないって思わされる、って言います
わたしは胸にストンと落ちましたね、そう、そうやねん
大竹しのぶさん、彼女のキャラは良かったです
宮崎あおいさん、透明感のある女優さん、コーディネートも好き
期待してなかったけどけっこう良かった