ヒマジンの試行錯誤

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俳句サークル(’18.11)

2018年11月17日 10時01分11秒 | 俳句
昨日11月16日(金)13時30分、11月の俳句会に参加した。
私の宿題5句は、以下の通り。
なお、11月の兼題は「鏡」であった。


(原句) 手鏡を持たされ歯科のうすら寒

(コメント) 下五「うすら寒」では暖房のある診療の部屋全体が寒いことになり不自然。下五は、「寒き椅子」にした方が、診療中の気持ちが伝わる。

(添削例) 手鏡を持たされ歯科の寒き椅子


     
(原句) 立山の初冠雪や双眼鏡

(コメント) 下五「双眼鏡」では、それがどうだったのかが分からない。例えば下五を「鳶の舞う」とすると、
読み手に立山の何が見えたのかなど意味を広げてもらうことができる。

(添削例) 立山の初冠雪や鳶の舞う



(原句) 貼替し障子の光る老眼鏡

(コメント) 下五「老眼鏡」は、具体的な部屋の名前にするとよい。例えば、下五「奥座敷」とする。

(添削例) 貼替し障子の眩し奥座敷


(原句) 休校日カーブミラーに散る紅葉 

(コメント) 上五「休校日」が動く。今回は兼題「鏡」の記録として、このままで残す。


(原句) 秋灯下ルビに頼みの虫眼鏡

(コメント) 中七「ルビは頼みの」は、中七「ルビを頼みの」とするとよい。

(添削例) 秋灯下ルビを頼みの虫眼鏡


今月は兼題「鏡」を5句全部に入れるため、かなりの無理があった。
来月の兼題は「表(おもて)」で、5句全部に入れることにはこだわらなくてもよいとのこと。  

以上



コメント (2)
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